ねえさんといもうと (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 180
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834004144

感想・レビュー・書評

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  • やわらかいタッチの挿絵から、姉妹のほのぼのとしたふれあいが伝わってきます。
    日常において、兄であり、姉、弟、妹である子供たちが、
    それぞれの立場で共感できるお話です。
    家庭だけでなく、学校という集団生活の中での友達との係わり合いを通し、お互い支えあうことを学んでいく…そんな心の成長過程にある子供たちにお薦めの絵本です。

    • pink@trdさん
      人とのコミニュケーション不足が低迷している世の中ですが、人との関わりを大切にすることを伝えられる絵本って素敵ですね。
      人とのコミニュケーション不足が低迷している世の中ですが、人との関わりを大切にすることを伝えられる絵本って素敵ですね。
      2012/03/02
  • 手に取る機会があって、図書館で借りた。

    あるところに、ねえさんといもうとが いました。
    ねえさんは、ほんとに いもうとおもいです。
    いもうとが なくと、ねえさんが なきやませてくれます。
    でも、あるひ、いもうとは ひとりになりたくなりました。
    そして、うちをぬけだして……。

    なんてあったかい絵本なんでしょう。
    繊細な線と、やわらかいピンクとグリーンの色彩の絵に、なんだか泣いてしまいそうになります。
    私には弟がいますが、この絵本の感覚は姉妹だからこそのような気がします。
    女の子同士で、つんとしたり優しかったり。
    妹にとってのはじめての優しさ。
    地味な見た目ですが、とってもすてきな絵本です。
    姉妹にも兄弟にも、きょうだいにも手にとってほしいです。(一人っ子にはどうかな?)
    奥付の作者紹介によれば、シャーロット・ゾロトウは、〈子ども時代をのぞく窓をもった詩的な書き手〉と評されるそうです。
    リリアン・ホーバンと同じ雰囲気で好きです。
    また何かよんでみようと思います。
    *******
    2020/12/11 追記
    きょうだいのいない子にもよんでほしいと思い直しました。
    きょうだいってどんなかな?というのが、感じられると思います。

  • アメリカの、どこか郊外の、映画に出てきそうなそうだな、(メイン州とか、バーモントとか。。)素敵なお家と、お庭がとっても印象的。
    お家の中の装飾品や壁紙もすてきだし、扉の絵もとってもいい。

    絵に見入ってしまう。

    おねえさんぶって、いもうとのせわをやく女の子の気持ちも、めいれいばかりしてくるねえさんにうんざりな女の子の気持ちも、どちらも手にとるようにわかる。でもけっきょく、いもうとって、こんなふうに賢いんですよね、それをずる賢く描かず、とても品良く描いているのがゾロトウの優しさかしら。。



  • しっかりもののねえさんはいつもいもうとの面倒を見てくれている。いもうとももちろんねえさんのことが好きなのだが、ある日一人になりたくなる。
    一人でいることの気持ちよさや、ねえさんの反応や、いろいろなところに共感したり感じ入ったりする絵本だった。「姉(妹)はこういうふうにするんだよ」と教える本ではなくて、いま自分の気持ちに自然に寄り添ってくれる(あるいは、気づかせてくれる)作品ではないかと思う。
    絵があまりにも繊細で自分は姉妹がいるわけでもないし、手に取りづらかった。タイトルも古めかしいし…と思ったら矢川澄子訳で、中は力んでいない流れが気持ちいい文章だった。

  • おねえさんといもうと。人は誰かにされたうれしかったことは同じようにしてあげられる。

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
    コメント欄に「貸出希望」と書いてください。
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  • お姉ちゃんというものは、
    なかなかつらいのであるよ。

    姉妹って、よその国でもこういうものなんだなあ…と思ったような思わなかったような(笑)
    それから、『レモネード』に憧れたり、する。

  • 私にはお姉ちゃんがひとりいます。
    一番最初にできた大切なともだちでもあるお姉ちゃんがだいすきです。
    この絵本を見ていると、ちいさかったわたしたちの色んな思い出が浮かんできます。
    シャーロット・ゾロトウは<こども時代をのぞく窓を持った詩的な書き手>と評されている絵本作家。
    だいすきなお姉ちゃんに会いたくなる絵本

  • 私が子供だったころ(もう30年くらい前ですが)、うちにあった本です。

    今年、妹が誕生日にプレゼントしてくれて再会したのですが、幼いころに読んだときとは違う感慨がありました。

  • この本を見て姉妹とレモネードにあこがれました

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著者プロフィール

1915-2013年。米国ヴァージニア州生まれ。ウィスコンシン大学卒業。出版社で50年以上にわたり児童図書の編集者として活躍するかたわら、絵本作家として60冊以上の作品を出版。主な絵本に『うさぎさんてつだってほしいの』(冨山房)、『かぜはどこへいくの』(偕成社)、『ねえさんといもうと』(福音館書店)、『あらしのひ』『いつかはきっと』(ほるぷ出版)、『はるになったら』(徳間書店)などがある。

「2018年 『かあさん、だいすき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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