あいうえおの本 (安野光雅の絵本)

著者 :
  • 福音館書店
4.09
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本棚登録 : 1100
感想 : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834004618

感想・レビュー・書評

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  • 見開き左ページには自然の素材で作られた「あ・い・う・え・お」。
    右ページにはその音から始まる物が丁寧に繊細に素朴に書かれています。
    「あ」はあんぱんとあり、そしてアザミ・アリクイ・あひる・あさがお…。本当に沢山のものが描かれていますので、子供と一緒に「これは何?」って遊べます。
    絵を見るだけでも楽しめる、本当にいい絵本です。

  • 左のページには、「あいうえお」の文字が一文字ずつ、右のページには、その音で始まる絵が描いてある。いわゆる子供向けの「あいうえおの本」。

    この本は、大工の手仕事や、日本の古くからあるモチーフの回顧が意識されているのだが、そもそも本の発刊が1976年ということもあり、二重のタイムラグでさすがに絵のチョイスが古い感じは否めない。紙の切符、ソロバン、筆、果ては、周り燈籠(これは自分も調べてしまった)、、なんて、今の子供達の身の回りでは、見つけるのも困難になってきている。そういう意味では、少し時代とずれてきてしまっている。

    にもかかわらずとても魅力的なのは、安野光雅さんの心遣いというか、本人も楽しんで描いたのが伝わるような1ページ1ページの絵柄たちだ。

    「あんパン」の横には「アリ」が歩いていたり、「おかめ」と「おに」の「お面」が並んでいたり、「みかん」が「みこし」に乗っていたり。。

    さらにその絵柄の周りに唐草文様のような装飾があるのだが、よく見るとこれが全ページ違っていて、やはりそのページの頭文字で始まるモチーフが重なり合って出来ている。。たとえば「に」のページは、「人魚、にんにく、にら、にんじん、にしきぎ、にしん」といった具合で、大人でもぱっと見では分からないものも多い。子供と一緒になって大人も絵探しができる、というかむしろそっちがメインかもしれない。

    • 淳水堂さん
      clloudthickさん
      こんにちは。
      この本とても好きです!
      「さ」の「さんりんしゃ で さかだち する さる」とか、
      家や文字...
      clloudthickさん
      こんにちは。
      この本とても好きです!
      「さ」の「さんりんしゃ で さかだち する さる」とか、
      家や文字の絵が騙し絵になっていてみていて飽きません。
      繊細で丁寧で遊び心溢れた素敵な本ですよね。
      2021/08/28
    • clloudthickさん
      淳水堂さん
      こんにちは!
      淳水堂さんもお好きなんですね!

      そう、絵本は子供が楽しんでも大人は退屈したり、大人がいいと思っても子供にはつまら...
      淳水堂さん
      こんにちは!
      淳水堂さんもお好きなんですね!

      そう、絵本は子供が楽しんでも大人は退屈したり、大人がいいと思っても子供にはつまらなかったり、難しいなと思うことがあります。この本は、まさに飽きさせない心配りなんだなと思いました。

      あとは子供がハマってくれれば、、と思っています笑
      2021/08/30
  • まず、見開いた左側の文字の木目・繋ぎ目に見入ってしまった。
    右側の絵も想像力を働かせるようになっていて楽しい。

  • 2017.2.22
    表紙から中まで、ひとつひとつ全てがしみじみいいなあ。そのうち訪れるであろう文字への興味の時期。その時は息子と一緒に絶対これを楽しむのだ。

  • ★★★★★
    手にとるたびに、新しい発見や楽しみ方がある。
    読み手にゆだねられている。
    (まっきー)

  • 『改訂新版 私たちの選んだ子どもの本』で知り、図書館で借りた。

    「長い歴史をかけてくぐり抜けたものの形には、樹木や雪と同じように、理に叶った美しさが備わっている。」(あとがきより)
    左側に50音のひらがな、右側にそのひらがなを頭文字にしたもの。
    さらに、それらをそれぞれ頭文字のついたものの白黒の絵で囲っている。

    表紙に「ん?」と思いながら、みはじめると、なんと美しい!
    最近、『あいうえおうさま』がいいと思ったばかりだけれど、こちらに乗り換えます。
    絵は一見すると精緻なのに、だまし絵風で一筋縄ではいかない。
    こういう絵本をみて考えて育ったら、あたまがよくなりそうだなぁ。笑
    囲みの絵の答え、最後に手引きがあるものの、難問だ。
    白黒だと色で判断するわけにいかず、特徴を捉えようとしてあたまの体操になる。
    わかったものだけ、塗り絵にしていくのもいいかも。
    買って損はしない絵本だと思う。

  • 左ページに木材を組み合わせて表されたあいうえおの文字、右ページにその文字を頭文字とする単語の絵。「あ」ではありとあんぱん。「き」の切手の柄が機関車で切符が北鎌倉↔︎木更津間の切符になっていたりするのも楽しい。
    メインの絵だけでなく、縁飾りのような絵の中にもその文字を頭文字とする動物や植物などが隠されている。動植物にせんまいどおしやたけうまなど人工物が混じっているのが不思議だったが、「長い歴史をくぐり抜けたもののかたちには、樹木や雪と同じように、理に叶った美しさが備わっている。」という安野さんのあとがきのことばに納得。

  • 小さい頃大好きな本でした。
    子供ながらに美しいと思って、それからいくつ安野光雅さんの本を手に取ったことか。
    同じように子供達も時折取り出しては、見入っています。
    出てくるものは、ここオーストラリアで果たして出会えるのか?なものが多いのですが、それでも、子供達はこの本で出会う鳥や植物に親しみを覚えているようです。

  • これ小さい頃に実家にあって印象に残ってるな。安野光雅さんだったのか。

  • 何度読んでも楽しい。1ページだけ見ても楽しい。子どもの頃、見るたびに新しい発見をして、何度も読んだなつかしい記憶があります。

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著者プロフィール

安野光雅 1926年、島根県津和野町に生まれる。『ふしぎなえ』『さかさま』『ふしぎな さーかす』『もりのえほん』『はじめてであう すうがくの絵本1~3』『あいうえおの本』「旅の絵本」シリーズ全十巻など絵本多数。『考える子ども』『絵のある自伝』などエッセイ多数。『ABCの本』、『昔咄きりがみ桃太郎』で芸術選奨文部大臣新人賞。他に、国際アンデルセン賞、菊池寛賞をはじめ、国内外の数多くの賞を受賞。2020年、逝去。

「2022年 『旅の絵本Ⅹ オランダ編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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