- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834004823
感想・レビュー・書評
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これもう、めちゃくちゃ名作だと思う笑
絵がとっても良い。
特に、たぬきときつねの子の、いちごを食べる姿や、「おかえし」にされてしまって寂しそうに膝を抱えていたり、お母さんと再会して嬉しそうな姿。
またか?と思う展開に続いて、
まさか!と思う展開、
そして、安堵の瞬間。
何度読んでも、
子どもと一緒にハラハラどきどき、
ほっと一安心。
しつこいけれど、それがまた、いい。
名作ですわー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「やられたらやり返す……倍返しだ!!」
きつねとたぬきのお母さんたちが繰り広げる仁義なき贈りもの合戦勃発です。可愛い絵柄と和気あいあいとした雰囲気に反して内容は壮絶です。あっちがいちごを差し入れてきたら、即座にたけのこをお返しします。それがこの世界のルール。ルールに反して「断る」ことは彼女たちの仁義にもとるのでしょう。贈られてきたものはありがたく頂く。すべて。それが仁義(おかえし)なのです。当然その応酬は止まりません。持ち運ぶことが困難な家具まで贈り合うことになり、然して全ての家具が入れ替わります。やばいです、イっちゃってます、このお母さん方。読者的にうすうす予想していたとんでもない「おかえし」が行われるページのナチュラルな狂気。それはいくらなんでもあかんでしょ。正気かあんたら。倫理観を度外視した行為がさも平然とした様子で描かれていて爆笑と戦慄が同時にきました。稀有な体験をありがとう。でもお返しは致しません。
なお、読み終わった後裏表紙を見ると、子どもたちも仲良くなったようでほっこり。他の方のレビューにもある通り、息子同士でゲームの貸し借りとかしてくれたらいいなあと思います。「広島死闘篇」あるいは「半沢直樹2」は不要です。ここで綺麗に終わらせましょう、この壮絶でナチュラルな狂気をはらんだ「おかえし」という名の戦いを。 -
3歳9ヶ月息子
長い。口カラカラになる。
けど、面白い。
長いので淡々と読むと飽きてまう。畳み掛けるように落語っぽく?すると、え〜また〜?と言いながら引き込まれてくれた。 -
☆2023,2024 2年生 読み聞かせ☆
何度もくりかえされるおかえし合戦に、途中からこどもたちも気が付いて、「だからー」「もういいよーー」とツッコミを入れ始める(笑)
定型、くりかえし絵本の典型なのだが、そこにおもしろさと難しさを感じる。「もうわかった!しつこいっ!!」と感じてしまう子もいると思うので、みんなで笑って楽しめる年齢層、クラスの雰囲気、等を考えて、実は慎重に選ぶべきタイプの1冊なのでは、と思う。
笑い交じりのツッコミが入る雰囲気のなかで読めると、とっても楽しい!!明るく元気のある色調の挿絵や、妙にまじめな奥様たちの会話もとぼけた感じで好ましい。 -
単純に面白い
笑いながら読んだ
子供もお返しにしてしまうのかとびっくりしましたが、親子一緒になれて良かったです -
繰り返し系の絵本。つまらないものですが、、、という日本の慣習をコミカルに描いてたお話。
著者プロフィール
村山桂子の作品





