ダンデライオン (世界傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 149
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834005004

作品紹介・あらすじ

キリンのジェニファーさんのお茶会に、思いきりおしゃれしてでかけたダンデライオン。ところがおしゃれしすぎて誰だかわかってもらえません。ドン・フリーマンの傑作絵本。

感想・レビュー・書評

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  • ダンデライオン、つまり「タンポポ」のこと。
    金色の表紙の真ん中に立つライオンさんが、その手にダンデライオンの花束を持っている。
    そしてこのライオンさんの名前も「ダンデライオン」。
    なかなかお洒落なライオンさんでしょう?
    そう、このライオンさんは「ダンディ」な「ライオン」でもある。
    そして、とてもライオンとは思えない穏やかで繊細なライオンさんなので、お話しもそういうお話。
    そこはかとない可笑しさもたっぷりあって、フリーマンさんの優しい挿絵も素敵なのだ。
    描きこみすぎずシンプルで、でも背景などもしっかり楽しめる。
    最後の方でダンデライオンが紅茶を飲む場面があるが、ちゃんと正座までしてるんである。

    作者のドン・フリーマンさんについては「くまのコールテンくん」で載せたので
    ↓↓↓
    http://booklog.jp/users/nejidon/archives/1/4032021902
    ここでは訳者の「アーサー・ビナード」さんについて載せてみようと思う。

    1967年・アメリカ生まれで日本在住のこの方の肩書きには「俳人」という文字がある。
    親日家であるだけでなく、日本語で詩や随筆を書き、数々の翻訳も手がけ(日本語でね!)俳句まで詠むという方。
    そんなビナードさんの翻訳なので、この作品の中にも【ストレッチたいそう】【おしゃれなびんせん】【ステッキでさらにステキ】などという面白い訳語が登場したり【まゆをひそめる】などという、なかなか高等な(笑)表現までが出てくる。
    フリーマンさんのこの作品を、ビナードさんはなんとかして日本の子どもたちに届けたかったのかもしれない。

    友達のジェニファーさんからパーティーの招待状を受け取ったダンデライオン。
    あまり時間がないのに一生懸命髪を切り、眼一杯お洒落をしてお出かけしたら・・
    あらら、なんてこと。
    子どもたちはハラハラしたり笑ったりして、ダンデライオンのこの先を心配する。
    最後の一行に「オチ」はあるけれど、私はお洒落したダンデライオンも、普段のままの彼も、どちらも好き。
    だって、どちらにしても「彼は彼」だもの。
    さて、私も仲良しの友達のパーティーというものに誘われて、お洒落して花束抱えて出かけたいものだ。
    そんな機会はついぞ無いけどね。なくて良かったと、思ってもいるけどね。
    約11分。長めなので5歳くらいからかな。

  • ダンデライオンがたくさんおめかししてパーティーへ行くと…。 間違えられて散々な目にあっても、それを隠すことなく笑い飛ばしてしまう豪快さ、「ありのままがいい」というダンデライオン、いいなぁ。好き。

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
    コメント欄に「貸出希望」と書いてください。
    (送り先の住所などはここに書かないでください。)

  • Don Freeman原作、Arthur Binard訳による絵本。

    日本語版は2003年からなので最近なのですが、原作は1964年と古くに出版。昔から愛され続けているのが非常に納得。原作をぜひ、読みたいと思わさられる訳をつけているアーサー・ビナード氏

  • ジェニファー・キリンからパーティーの招待状をもらったダンデライオン。うれしくてとびっきりのおしゃれをして出かけていきますが・・・。ありののままの自分でいいんだよと楽しく教えてくれる絵本です。

  • おしゃれするけどそれが空回りしてしまうライオンさんの様子が楽しいです。

  • 8分/低学年/おしゃれしたのに友達に気づかれず、やっぱり普段のありのままの自分がいいなと思い至る。たんぽぽの季節。

  • パーティーにおよばれしてオシャレして行ったら本人だと気づいてもらえなかったライオンさん。たてがみのウェーブがとってもステキでしたー。
    日常でもたまにあるよね(^_^)

  • ダンデライオンが朝起きてポストを覗くとキリンのジェニファーさんから今日の3時からのティーパーティーのお誘いが来ていた。
    たてがみがボサボサなので、床屋に行ってカットしてもらうが、思い通りではなかったので、思い切り流行の巻き毛にしてもらう。
    更にたてがみに合うようにジャケットを買い、帽子とステッキも買う。
    花屋ではジェニファーさんの好きなタンポポを買う。
    そしていざジェニファーさんの家へ。
    ジェニファーさんの玄関の扉は細長いのですぐ分かる。
    呼び鈴を鳴らし出てきためかしこんだジェニファーさんは、同じようにめかしこんだダンデラインが誰だか分らず追い返してしまう。
    ショックを受けるダンデライオン更に雨が降り風が吹き、タンポポは飛ばされ、巻き髪はいつものボサボサ、帽子は飛んでいき、ステッキもなくしてしまう。
    濡れたジャケットは木に掛けて、しょんぼりとジェニファーさんの家の玄関に座り込むと、階段の下にはタンポポが咲いていた。
    ダンデラインがまだ来ないのを心配したジェニファーさんが再びドアを開け、ダンデライオンに気付く。
    ジェニファーさんがダンデライオンをみんなのいるテーブルに招くとさっき間違えてきた気取ったライオンの話をすると、ダンデライオンはそれが自分だったことをばらすのだった。

    ジェニファーさんもめかしこんでいるのに…。
    ボサボサの冴えないダンデライオンを歓迎してくれるジェニファーさんは本物。

    アーサー・ビナードって聞いたことあるような。
    外国人が日本語…?
    と思ったら「さがしています」の作者だった。

  • そのままのキミが一番すてき。

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著者プロフィール

ドン・フリーマン 1908年、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。高校卒業後、サンディエゴ美術学院に入り、21歳でトランペットとスケッチブックを持って、北米横断の旅に出る。ニューヨークでジャズトランペッターとして生計をたてながら、アート・スチューデンツ・リーグで絵を学ぶ。1951年、息子のために妻リディアと共作した絵本を出版。以降、絵本作家として、代表作の『くまのコールテンくん』(偕成社)をはじめ、『とんでとんでサンフランシスコ』(BL出版)『ダンデライオン』(福音館書店)など多くの絵本をのこした。1978年没。

「2019年 『やぎのグッドウィン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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