えんぎかつぎのだんなさん: らくご絵本 (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
3.81
  • (5)
  • (16)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 125
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834005561

作品紹介・あらすじ

むかし、あるまちにおおきなごふくやがありました。このおみせのだんなは、えんぎをかつぐことでゆうめいでした。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 呉服屋の旦那さんは、大の縁起担ぎで有名でした。縁起の良い「うえ」「かみ」「あがる」が大好きな言葉で、反対に「した」「しも」「さがる」と聞くと怒りの雷が落ちてきます。奉公人の定吉と亀吉は、旦那さんへの前で縁起の悪い言葉を使わぬよう、子どもなりに気をつかう毎日でした。町家の向こうから「米あげザルウ―ツ、米あげザルウ―ツ」という売り声を耳にした旦那さんが「嬉しい声が聞こえてきたやないか! 定吉に亀吉、あのザル売りを呼んでやりなはれ!」 二人は、ザル売りに儲け話の知恵を授けますが・・・。縁起担ぎの小噺です。

  • 2012.12.5 4-4

  • えんぎのよくないことにはごようじん

  • うえ、かみ、あがるという言葉は大好きだけれど
    した、しも、さがるは大嫌いな縁起かつぎのだんなさん
    こめあげざるを売ってる振売りの掛け声に喜んで家に呼び入れました
    丁稚のさだきちとかめきちの助言を聞いて、旦那さんの好きな言葉ばかりを言うので、旦那さんは上機嫌
    お小遣いをどっさりくれましま
    ところが帰り際、つい頭を下げてしまったからもう大変

  • 分かりやすい落語ではありますが、旦那さんがおこったところで終わるのはあまりい感じではないですね。

  • 7分

  • 7分。あがる、うえ、かみ、という言葉が好きな旦那さんにもきちは喜ぶ言葉を連発し、おこづかいがじゃんじゃん…。

  • 中学年向け

  • え~最初は落語で一席お付き合い願います。
    なんて口上はやはり子どもにはちょっとまだ無理でした。
    ある大店のだんなさん、縁起を担ぐのが大好き。
    「うえ」「あがる」「かみ」「のぼる」は大好き、「した」「さがる」「しも」「くだる」は大嫌い。
    ある日、「こめあげざる~~」と売り声も高らかにざる屋がやってきて、縁起の良い言葉を並べ立て、だんなさんを喜ばせて、おこづかいをたっぷりもらったのは良かったのですが・・・最後に頭を下げてしまい、怒っただんなさんに全部おこづかいを返しちゃった、と言うお話。
    関西弁で読みやすく、人物になりきって読みましたが、子ども達静かすぎる・・・
    「これ落語やし、おもしろかったら笑うてや」
    「あっ、そうなんや・・・」やて。

    平成28年2月9日 4-1
         2月23日 5-1

  • お気のどくなひとだねぇ~
    おこづかいもらったのに、ことばでかえさせられて

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

桂 文我:三重県生まれ。1979年桂枝雀に入門。1995年四代目桂文我を襲名。現在、年間300回程の落語の高座をつとめる。全国各地で「桂文我独演会」「桂文我の会」を開催。また、子ども向きの落語会の「おやこ寄席」も開催している。落語を題材とした絵本に、『えんぎかつぎのだんなさん』(福音館書店)、『りゅうぐうじょうでさがしもの』(童心社)、『ふたりでひとり』(フェリシモ出版)、『しまめぐり』(ブロンズ新社)、『月きゅうでん』(小学館)、「桂文我のでっち絵本」(BL出版)シリーズなど多数。

「2023年 『かまどろぼう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

桂文我の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×