魔女の宅急便〈その2〉キキと新しい魔法 (福音館文庫 物語)

著者 :
制作 : 広野 多珂子 
  • 福音館書店
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本棚登録 : 358
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834006216

感想・レビュー・書評

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  • “あたしの仕事っていったいなんなんだろう”キキは再び町に戻り2年目の宅急便屋さん。町の人の様々な荷物や想いを運びたくさんの笑顔を届け、多くの人に出会い順風満帆に進んでいたところ、ある時突然スランプに陥る。仕事について、そして魔女であるということについて悩んでしまう。周りの人のやさしさに触れ、できないときでも見方を変えることで新しい発見をして克服していく。キキのやさしさもレベルアップして新しい魔法も。働くってどういうことでしょうかね。いろいろと問いかけてきます。

  • カバのマルコさんが、中心点行方不明病にかかった時に、キキが布をハンモックのようにして運ぶのが面白かった。キキ
    がコスモス色のワンピースを着て、ユリの花びらのような器に入った薄オレンジ色のアイスクリームを食べているシーンを読んで、やっぱり魔女でも、女の子はおしゃれしたいんだなと思いました。

  • 魔女のキキと相棒の黒猫ジジの宅急便屋さんは2年目をむかえ町の人にもすっかりおなじみになりました。そんなキキに大問題がもちあがり、キキは魔女をやめようか、と悩みます。人の願いや、やさしさ…見えないものも運ぶ魔女の宅急便のキキは再び新たな旅立ちをむかえます。

    コリコの町での生活も、2年目を迎えて、町の人たちからの頼みごとも増えてきて、「魔女の宅急便」は順調。
    けれど、「黒い手紙」(呪いの手紙)を届けてしまい、宛先の女の子に、「ひどい!」と批判を受けてしまう。
    自分の仕事に自信が持てなくなってしまったキキ。
    お母さんに手紙で悩みを伝えたり、優しいおじいさんからの依頼事を通して、徐々に自信を取り戻していく過程は、勇気をもらえる。
    ずっと避けていた薬作りにも興味を持ち始め、少しずつ一人前の魔女として成長していくキキ。これからどんな女性になっていくのか、楽しみだ。

  • 「魔法ってなんだろう?」「魔女ってなんだろう?」そして「魔女である以前に、わたしってなんだろう?」とずーっと考えている。
    出てくる詩、歌、がユーモラス。

  • うるうる;_;

  • 昔すごく嫌だったことが、自分にとって確かに必要なことだとすんなりと入ってくる。
    そういうことってある。
    みんなに喜んでほしいけど、そうはいかないこともある。
    人と一緒に生きていれば、自分の想いだけではどうにもならないことがたくさんある。
    迷え。悩め。きっと前に進めるから。

    無理難題を言われた時に、決して断らないキキの姿勢は素晴らしい。

  • 2巻からは、ジブリに引きずられることなく?、普通に読書できはじめました。
    2巻はちょうどキキが当たり前に思っていたこと(魔女であること)に疑問を持ち始めて「自分っていったい何??」と悩むところ。
    悩みを突き抜けて一皮剥けた先のキキは、もうひとつ魔法を覚えてスキルUPを目指すのです。
    それにしても、おソノさんの一人目の赤ちゃんは1巻でトットと生まれて、いってる間に二人目も生まれるし、トンボくんはアニメのキャラと全然雰囲気違うし、母(コキリさん=名前があった!(^▽^))がなかなか重要な存在です。
    そりゃあ、普通の女の子の物語としてはやっぱ「母」はキーマンのひとりだよね。

  • 魔女のキキとネコのジジの話のその2です。

    魔女修行にでて2年目のキキのお話。
    なんというか、安心して読める。
    とんぼが鈍くてもどかしいのがまたいい(笑)
    6だか7だかまで出てるんだよねー

著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

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