まいごのアンガス (世界傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834006582

感想・レビュー・書評

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  • 途中、アンガスが自動車に轢かれそうな場面があり、子どもたちが心配していた。迷子になったアンガスだが、無事に見慣れた庭先に到着した時の安堵感が伝わってくる絵本でした。

  • アンガスのシリーズの中でも特に好きな一冊。
    冬になった家の中で、退屈でたまらないアンガスは、外の世界に好奇心いっぱい。
    ある日家を出て、出会うものにはなんでも興味を示してほえてみたり、追いかけてみたり。
    走る姿やほえるときの表情がとても良いのだ。
    もちろん時には追いかけられることもあり、そんなときは切羽詰った顔をしていてこれも可愛い。
    外で一晩過ごしてしまい、朝牛乳屋さんと一緒になって帰ってくるという設定がほほえましいな。
    家のドアの前で、喜び勇んで後ろ足立ちするのも、なんとも愛らしい。
    出かけてはみたものの、自分の家が一番良かったという、子供も安心するパターン。
    最後は自分の家で猫とくつろいでいるけれど、この猫の得意そうな顔も見逃せない。
    ほらね、だから言ったでしょ、とでも言いそうである。

  • 『絵本論ー瀬田貞二子どもの本評論集ー』にも出てきたし、借りた。

    アンガスシリーズ第三作。
    冬になり、みんな知りつくして、もっと違うものを知りたくなったアンガスは、門から大通りへ出る。

    「行きて帰りし物語」、この抜群の安定感。
    すごい。
    夜が明けた場面が、とてもきれい。
    最後の場面の、ねこのあしが、アンガスの前足に乗っているような、ちょっとしたところも、いい。

  • 3歳の娘が大好きなお話。
    特に「ホースケホー」というフクロウの鳴き声のところ。
    馬車の牛乳配達は、ちょっと想像しにくいかな?

  • 大好きなアンガスシリーズ第三弾。
    まいごになってしまったアンガスの気持ちになって読んだ子供の頃が今でもよみがえってくる。

    アンガスシリーズでは1番好き。

  • 家の中も庭も知ってしまったアンガスが、外の世界に興味を持ち、家を出て迷子になってしまう話。言葉がとても読みやすく配置されているので、娘は何度も興味を持って読みたがります。最後に家に帰ってきたアンガスと寄り添う猫の姿がとても可愛い。「アンガスとねこ」以来、友情を育んできたんだなーと思って。

  • 原題 Angus Lost by Marjorie Flack 1932
    瀬田貞二訳 1974

    アンガスシリーズ3作目

    4分弱

  • 図書館本。次女に借りた本を長女がもれなく読むシリーズ。アンガスシリーズ。次女と二人、本を読んでいるその後ろ姿がたまらないです。

  • まいごになっていたんだ・・・って思ってしまった。
    アンガスのように,うちの娘にも色々なものに興味を持ってほしいなと思った。

  • 「はじめは庭のあひる、つぎはねこと、ちょうど子どものように経験を通して成長していったアンガスにとって、未知なものは家の外の世界……。ある日アンガスは家の門をしのび出ます。」

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著者プロフィール

1897-1958。アメリカの絵本作家。『Boats on the River』(未邦訳)が1947年コールデコット賞のオナーに選ばれる。そのほかのおもな作品に『アンガスとあひる』をはじめとする「アンガス」のシリーズ(福音館書店)、『おかあさんだいすき』(岩波書店)、『あひるのピンのぼうけん』(端雲舎)、『かあさんうさぎと金のくつ』(徳間書店)などがある。

「2023年 『ウィリアムの子ねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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