もうどうけん ドリーナ (かがくのとも傑作集 わくわく・にんげん)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834006735

感想・レビュー・書評

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  • 娘が、幼稚園から借りてきました。「もうどうけん」を知っている訳ではなく、犬が可愛くて選んだのだと思うのですが、ドリーナが仕事をしている様子を、とても興味深く聞いています。理解できているかは判らないけれど、目の見えない人のお手伝いをしているということは、何となく伝わっている様子。面白いストーリーの物語絵本とは違うけれど、娘には、同じように面白いようです。一番気に入っているのは、一番最初に、お母さん犬が、たくさんの子犬にオッパイをあげている写真のようデス(3歳)

  • “盲導犬”について初めて知った本
    この本が出版された当時は多分今ほど盲導犬がメディアに取り上げられてはいなかったんじゃなかろうか、あくまでも推察ではあるけれど。
    この絵本は絵ではなくて写真でストーリーがつづられる。
    小さな子供にも盲導犬の仕事がよく分かるし、下手に感動ストーリーになってないのもよかったと思う。
    盲導犬のドリーナと一緒に思いっきり走っているパートナーの姿はとても心に残っている…

  • ドリーナは大きな音をこわがったり、小さな音をききのがさないように、ハーネスをつけて歩く練習、飼主と一体となる訓練を受ける。盲導犬誕生の絵本。 (日本図書館協会)

    盲導犬訓練所で生まれた一匹の子犬が,訓練を受け,盲導犬として育ち,一人の盲人と出会うまでを感動的にうたいあげる写真絵本。 (日本児童図書出版協会)

  • 図書館本。長女選定本。写真で見るとあたかも健常者のように生活できる聴覚障がい者について、どうして?と疑問符がついた長女。疑問符がつくっていいことだよ!

  •  読み聞かせには年長~。約5分。
     ドリーナが盲導犬となって、パートナーの方と暮らすまでを分かりやすく写真で描いた絵本。

     ドリーナがパピーウォーカーの家で10か月間愛情をかけられて育ち、それから盲導犬の適性があるか確かめられ、盲導犬の訓練所で、小さな段差でも一旦止まる、盲導犬は通れても人が通れないところには行かないなど。
     また、パートナーとなるましまさんとの練習も重ね、ついに訓練所を卒業し、ましまさんとの暮らしが始まる。
     ましまさんの家族とも関わり、ましまさんの仕事にも一緒に行き、ましまさんも行きたいときにどこにでも行けるようになる。ましまさんの行動がさらに広がっていく。

     一頭の犬が盲導犬として働けるようになるまで、多くの人が関わっておりたくさんの訓練や苦労があることがわかった。
     それだけに、盲導犬とパートナーの人は欠けがえのない仲間になるんだなあと感じました。

     子どもが読んだら目が見えない方の苦労や、それでも社会で同じように暮らしていく仲間なのだなあと感じられるのではないか。

  • 図書館にて

  • 「児童青少年の読書資料一覧」(中多泰子ほか 『改訂 児童サービス論』樹村房)の「幼児か ら小学校初級むき」で紹介されていたので、図 書館で借りた

    犬が産まれてから、盲導犬になって飼い主と生活するまでのおはなし
    ずいぶん前に盲導犬関連のテレビ番組をみたことがあるけれど、街中で盲導犬を連れた方を見ることが少なくなったので、すっかり忘れていた
    今更ながら、盲導犬ってすごいな、と思う
    人間でも、視覚障害のある方を案内するのは、難しいところもある
    ペットとしてのかわいい犬しか知らないであろう子どもたちに、すすめたい一冊だ

  • 2年生に読み聞かせしました。盲導犬が生まれてから盲導犬として活躍するまでを分かりやすいお話にしているので、子供でも十分理解ができたと思います。町で盲導犬を見かけたら、この本の内容を思い出してくれたらいいな♪

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
    コメント欄に「貸出希望」と書いてください。
    (送り先の住所などはここに書かないでください。)

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著者プロフィール

1939 年福井県生まれ。福井大学工学部卒業。ポーラ化粧品本舗退社後、フリーランスに。
1971-96 年、東京綜合写真専門学校教職。2000-13 年、大阪芸術大学教授、現在非常勤講師。各種審査委員をつとめる。
1975 年から40 年間、撮影しつづけた被爆地ヒロシマのほか、高度経済成長やバブル経済、祭礼や土俗文化などのテーマによって、変貌する日本の姿を表現してきた。代表作に「自閉空間」(’71太陽賞)「ヒロシマ1945-1978」(’78伊奈信男賞)「ヒロシマ」(’84日本写真家協会賞)「土田ヒロミのニッポン」(’08土門拳賞)。その他、写真集に『俗神』(’76)『砂を数える』(’90)『BERLIN』(’11)など。作品は東京都写真美術館、東京国立近代美術館、ニューヨーク近代美術館、ポンピドゥー・センター、カナダ国立美術館、テート・モダン等、各地の美術館にコレクションされている。
2022年日本写真協会賞功労賞受賞。

「2022年 『Aging』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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