ねずの木

  • 福音館書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784834006896

感想・レビュー・書評

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  • センダックの絵は、面白いね~

  • センダック好きなら 一度は読むべし!グリムの世界観を描ききった挿絵の素晴らしさよ!そして 矢川澄子さんの 独特の言葉選び。痺れます。大昔 炉辺で物語たられた昔話はこのような 雰囲気であったに違いない。
    力強く 荒々しく 命漲る 昔話の力を体感できます。
    太鼓判 どおおおん!!

  • あとがきをみて何か新しいしらない物語があるのではと思ったけどそうでもなかった。ねずの木もちゃんと知ってた。何回読んでも好きなのは千匹皮の話。太陽と月と星のドレスが広がる様子をいつも頭に浮かべてわくわくする。そしてそれがくるみの中にはいってまうところがいい。私は月のドレスがいいなあ!あと「目をえぐられる」っていうのが「これくらいはないとね」というので好きだけど、その後めあきになるときに、「目の入っていたところを布でぬぐう」っていうのがでてくるのが神がかり的に気持ち悪い。
    怖い単語⇒はいのう・がちょう(黒い感じがする)・木(出てくる木がだいたい気持ち悪い)
    思うグリム童話とはちょっと違うけどセンダックの絵はそれはそれでよい感じ。というのもセンダックの絵は水木しげるみたいに好きで、アマゾンとか、自然とか海とかそういうサバイバルな感じがする。グリム童話はもっとれんがとか時計とか鳥かごとか、もう全然自然ではありませんよというものの抽出したもの、という感じがする。事実から浮き離れ出ていて欲しい。とはいえ矢川澄子の訳で、想像しているものよりももっと土っぽくなっていた。この人はいがいと土っぽくて、もっとキラキラ・かわいいでも書けるのにそうすればいいのに、と思うけどグリム童話ってそもそもそういうものだからなのだろうか。民話集。今ちょうど、新しく金子國義が絵を描いた不思議の国のアリスも読んでてそれも私にとってはなんとも言えない、ひつこい感じだ。も、もしかしてここまでやきもちが・・・

  • センダックの選んだグリム童話たち。それしても、グリムは何度読んだって面白い。シュールで残酷で、あっけなくて。センダックの挿絵が怖かったです(実は苦手)。

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著者プロフィール

1928年アメリカ ニューヨーク生まれ。絵本作家。
アート・スチューデンツ・リーグに学ぶ。『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房)でコールデコット賞を受賞、その他『まよなかのだいどころ』『まどのそとのそのまたむこう』(冨山房)、『ロージーちゃんのひみつ』(偕成社)、『そんなときなんていう?』(岩波書店刊)、『くつがあったらなにをする?』(福音館書店刊)、『ミリー』(ほるぷ出版)他多数の作品がある。国際アンデルセン賞、ローラ・インガルス・ワイルダー賞、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞などを受賞。

「2020年 『かいじゅうたちのいるところ WHERE THE WILD THINGS ARE』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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