父さんの小さかったとき (福音館の科学シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 71
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834006964

作品紹介・あらすじ

君たちの父さんは、いくつぐらいかな?1940年代、1950年代に生まれた人たちは、この本で紹介したような子ども時代を過ごしたと思う。この本を読んでわからないことがあったら、君の父さん母さんに聞いてごらん。よろこんで教えてくれるよ。父さんたちは、君たちともっと話がしたいと思っているんだ。この本を読んだことで、君たちが父さんともっと話すようになったら、うれしいな。

感想・レビュー・書評

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  • 「母さんの小さかったとき」と同じ作者かと思っていたが、別のお二人が書いていた。雰囲気を近づけて作ったのだろうか。

    冒頭に出てくる新潟の町の様子がいい。木造建築の建物で営まれている小さなナリワイたち。お茶やさん、お寿司やさん、衣装店、町でいちばん高い4階建ての銀行。地域に昔からある素材を使って作ったであろう建物は美しい。民家も、窓ガラスがテープで修理してあったりするけれど、自然素材でできた家に住むのが人間らしい暮らしだなと思う。すべてが昭和に戻ればいいわけではないけれど、それでも振り返ってみてほしい。

  • 今の70代くらいのひとたちが、子供の頃って感じ。
    令和っ子たちのお父さんたちバージョンもほしくなるなー。

  • 4-8340-0696-4 72p 1988・3・1 ?

  • 請求記号: 384 シ
    資料番号:020054698

  • 戦後、1950年代生まれまでの人がモデルだろう。20年前の本なので、自分にとっても知らない世界だが、話には聞いたことのあることが多く、興味深い。子供が何度も読みたがる本だ。

  • n.

  • 父と子の会話形式。

  • n:母の実家父(ジジ)が働いていた、会社が載っています。もう!それは驚きでした。今の子ども達には「父さん」ではなく「お祖父さんの小さかったとき」ですね。
    これも、直感で買いました。

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著者プロフィール

1947年秋田県角館町(現仙北市)生まれ。作家。東京理科大学理学部応用化学科卒業。アウトドア雑誌の編集に携わるかたわら執筆活動に入る。小説で芥川賞候補4回ノミネート。『木のいのち木のこころ』『失われた手仕事の思想』『手業に学べ』『大黒柱に刻まれた家族の百年』など、聞き書きによる著書を多く著す。2003年に絵本『なつのいけ』(絵・村上康成)で日本絵本賞大賞受賞。1950~60年頃の子どもたちの生活を描いた絵本『おじいちゃんの小さかったとき』(絵・松岡達英)がある。他に『正吉とやぎ』など。

「2022年 『少年時代 飛行機雲はるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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