神秘の島(下) (福音館古典童話シリーズ)

制作 : J・フェラ  Jules Verne  清水 正和 
  • 福音館書店
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本棚登録 : 106
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834007282

感想・レビュー・書評

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  • ストーリー :☆☆☆☆☆
    世界観   :☆☆☆☆
    ビジュアル :☆☆☆☆
    キャラクター:☆☆☆☆☆
    読みやすさ :☆☆☆☆
    オススメ度 :機会があればぜひ読んでみるべし!


    しかし、ネモ船長というキャラクターの魅力には、ただただ感服するばかりです。
    いろいろな作品に、ネモ船長へのオマージュが存在するのもうなずけます。
    それでいて、オリジナルの彼の魅力には、誰も遠く及ばないでしょうね・・・(しみじみ

    ネモ船長の登場シーンも、実によかったです!
    6人のリーダー、サイラス技師が彼の姿を認めたとたん、

    「ネモ船長、お呼びでしたか?ただいままいりました!」

    と叫んだときは、彼の仲間も読者も、さぞびっくりしたことでしょう。
    「神秘の島」の物語は、「海底2万海里」の時から16年経っており、優秀な技師と新聞記者は、なんと「海底2万海里」を読了済みという設定なのです。
    これには驚きました。でもすごく賢いやり方ですね。
    「あなたは一体誰なのです!?」というところから話を始めてたら、
    話してる間にネモ船長死んでしまう(笑)



    ★ネタバレ注意です!★

    ——この作品から教えられることは多いですが、一方、読み方によっては非常におそろしい作品でもあります。(あとがきからの引用)

    「も、もったいない・・・!!」上下巻読み終わっての感想はこの一言につきました。
    ラスト、5人と2匹(途中でお猿が仲間になる)が2年間過ごした住み良い岩の洞窟、
    野菜畑や鳥小屋、放牧地、そして様々な動物が生きる豊かな森が、島の火山活動により、全てパーになってしまうのです。
    途中で仲間になったお猿もこの時巻き込まれて死んでしまうのが悲しかった・・・(涙)

    島が小さな地球の模型だとすれば、火をつけることに始まり、知恵と信頼と努力で、衣食住を整えてきた人類の末路は・・・と考えると本当にゾッとしますね。
    さしずめネモ船長は神様でしょうか・・・
    でも実際の地球が爆破してしまったら、ネモ船長も、迎えの船もない人類は、一体どうなってしまうのでしょう・・・
    ジュールヴェルヌの壮大なメッセージに、ただただ感服するのみです。
    「神秘の島」というタイトルも、ここにきて納得、納得です。


    さて、こうなったら「グラント船長の子ども達」も読まなくちゃな・・・

  • 海底2万海里のネモ艦長とノーチラス号が出てくるのが物語が繋がっていてとても面白かった。

  • 太平洋の孤島に流れ着いた主人公たちが
    知恵と勇気で生き延びる冒険譚、後編。

    上巻は面白く読んだが、下巻を読んでがっかりしてしまった。
    サイラス本人も作中で愚痴っているように、
    自分たちの知恵と勇気で困難を切り抜けようとしているのに
    都合よく「奇跡」が起こって問題を解決してしまう。
    馬鹿にされているようで、こっちまでストレスを感じた。

    そして「神秘の力」の正体が
    他作品の登場人物だったことにがっかり。
    これ、単独で完結している物語じゃなかったのか・・・。

    ヴェルヌファンの間では常識なのかもしれないけど
    今回、全く予備知識なしで読んでいたので
    予想外の結末に拍子抜けだった。

  • ネモ船長ーどこいったーノーチラスゴーどこいったー早く内容が知りたーい

  • とっても面白い!!

  • 神秘の島下は、色々な、物語が、交錯している。

  • 不可能を可能にした男達の後半戦は、蛮敵からの島の死守と、島の守護者との最初で最後の面会。必然と緻密な伏線の果てにあるのは、人が人を想う事、そして後悔する事憎しみを許す事なのかもしれません。何回読んでも考えさせられる一品。だからこそラストの大団円は圧巻。そして海底二万里とグラント船長の子ども達を再読したくなるのです。うむ。思わず叫びたくなるのはノーチラス号よ、永遠に!

  • SFの最高傑作の1つといっていい。

  • やっと下巻を読み終わりました…。いやー、上巻のサバイバルも良かったけれど、安定してきてからの展開も目が離せなかった。相変わらずご都合主義にまみれてるのは、つっこんじゃだめだ(笑)そして全ての謎が…とある人物に集約されているのは、ファンサービスってやつで、大らかに喜び合おうではないか。そしてラストの展開は…我々地球の行く末を…とか…そういう事を言うのは無粋だと思うので、とにかくこの神秘の島の冒険を、サイラス達の身になって楽しむのが一番だと思うのでした。


    少年よ、冒険心を忘れるな!



    長男も、なんだか宿題サボって読んでいたようですよ(笑)


    次は「グラント船長の子供達」を読んでみようと思います。三部作というのなら、是非読まねば。つーか、これが最後の巻にあたるのですね。ちょっと読む順番まちがえたかも。「海底二万海里」「グラント船長の子供達」「神秘の島」って読むべきだったわー。迂闊。いや、私の場合うっかりというべきか。


    ベルヌは他にも数多くの名作を残しているので、他の作品も改めて読んでみようと思いました。ベタな展開の連続なんだけど、ワクワクさせるのがうまいんだよなぁ…。

  • あまり接点のない友人に進められたのだけど
    ものすごく気に入って今でもベッド横の
    本棚にある本

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プロフィール

Jules Verne(ジュール・ヴェルヌ)

1828年,フランス北西部の都市ナントに生まれる.二十歳でパリ上京後,代訴人だった父の跡を継ぐことを拒否し,オペレッタの台本やシャンソンを執筆する.1862年,出版者ピエール=ジュール・エッツェルと出会い,その示唆を得て書いた『気球に乗って五週間』で小説家デビューを果たす.以後,地理学をベースにした冒険小説を次々に発表.作者が1905年に没するまでに六十篇を超えたそれらの小説は,いずれもエッツェル社から刊行され,1866年以降,その挿絵版が〈驚異の旅〉という総タイトルの下にシリーズ化された.代表作は,『地球の中心への旅』『海底二万里』『八十日間世界一周』『神秘の島』『ミシェル・ストロゴフ』等.多くの科学者や探検家が子供の頃に読んで強い影響を受けただけではなく,コナン・ドイル以降のジャンル小説の書き手はもちろん,レーモン・ルーセル,ミシェル・ビュトール,ジュリアン・グラック,ジョルジュ・ペレック,ル・クレジオ等々,ヴェルヌとの文学的血縁関係を自認する作家は少なくない.

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