- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834007305
感想・レビュー・書評
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安野 光雅 (著)
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シリーズ二冊目、イタリア編。聖書、ヨーロッパの文学・名画がちりばめられている。
シリーズの中でこの本だけは他と印刷の仕方がちがって、思うような色が出ていなかったそうで、2006年に全面的に彩色し直したという改訂版が出ているが、個人的にはこのオリジナル版のほうにずっと親しんできたせいか、落ち着いた色合いのこちらのほうがしっくりとする感じ。 -
馬!
馬どうすんの?
たくさんの小ネタが散りばめられてると思うのだけど、私がどれだけ認識できているか。
場所の情報もそうだけど、この絵からどれだけの物事を読み取れるかに教養が表れる気がする。
でも、何も考えずただ絵を楽しむのもまた素敵な楽しみ方だと思う。 -
安野光雅の旅の絵本、2巻。
今度はイタリアだそうだ。
この、写真のようにリアル!というわけでもないけど、細かく描かれている絵は見ていて飽きない。
見る度に新しい発見がありそう。
関係ないけれど、自分の中で安野光雅ブームが来ている。
山川出版社で安野光雅の特集雑誌が出ているのでほしいくらい。
森の絵本もこの人だったとは知らなかった。 -
旅の風景を描いた、字のない絵本です。
船で岸にたどり着いた旅人は、馬を買い、丘を越えて村から町へと向かいます。
ぶどうの収穫、引越し、学校、競走、水浴び などなど
近代ヨーロッパの町並みと日常の風景がこと細かに美しく描かれています。
よく見ると、みんながよく知っているおはなしの世界も登場しています。
新刊発行がされており6巻まではヨーロッパ各地やアメリカを巡りましたが、
『旅の絵本VII』で旅はいよいよアジアに入りました。 -
1の続き。また田舎から都市へ‥‥要所にちりべられた童話がまたいい!シンデレラが急いで階段をくだる絵があり、ページをめくると靴を掲げて探す人の姿が。絵の隅々までどんな話が隠れているか探してしまいます。
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今度はイタリア篇、陸路をきて海へぬける旅。旅人がとおりすぎる景色のなかに、たくさんの人々のドラマがあります。前作同様、かくされたお話を探す楽しみも。グリム童話やイソップの寓話、アラビアン・ナイトにアンデルセン、映画のワンシーンなどなど。なかでも、楽園の追放からイエスの磔刑にいたる聖書の物語が目をひきます。
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旅していく風景も素敵ですが、物語の登場人物を探すのも楽しいです。
気づいてないのがまだありそう。 -
安野氏の緻密で柔らかなタッチの絵本。
文字はまったくありません。
イタリアの田舎から賑やかな街中、そしてまた田舎へと
美しい景色の中を旅人と共に旅してるような気持ちになれます。
そしてページのあちこちに童話の一場面や名画がかくされているのも
楽しい!
『キリストの生涯』
『不思議の国のアリス』
『三匹の子ぶた』
『シンデレラ』
『みにくいアヒルの子』・・・・
何故か民衆の中にポパイやマリリン・モンローも。
子ども達と一緒にページをめくりながら『あ、ここにも!』と探すのもいいし
疲れた時に手元に置いて眺めるのもいい。
子どもも大人も楽しめる絵本です。