- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834007879
作品紹介・あらすじ
黒い雲の上に住んでいるかみなりは、雨を降らせるだけでなく、時々家や高い木に飛び降りては、ものを壊したり、おへそを取ったりして人間を困らせていました。ある日五重塔のてっぺんに槍を括り付け、かみなりを捉えます。もう人間を困らせないことを約束させますが…。 ストーリーテイングの名手・渡辺茂男さんの日本を舞台にした昔話的なお話に、昔話絵本の第一人者、赤羽末吉さんが絵をつけた傑作。縦長の本の形を生かした高さの迫力をお楽しみください。
感想・レビュー・書評
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高い高い雲の上に住んでいる雷は、雨を降らすのが仕事。でもそれだけではなく、いたずらをしてはへそを取っていってしまうので村の人達は困っていました。お寺の上に雷雲が来たことに気付いた和尚さんは、五重の塔のてっぺんに槍を結びつけ、雷を捕らえた。雷はへそを食べないと雨を降らせることができないという。
悪さをする雷と知恵者の和尚さんを描いた創作昔話絵本。
******* ここからはネタバレ *******
赤羽末吉さんの素晴らしい絵が際立った絵本です。
空と地上とを描くために絵本を縦長に用いたアイデアも秀逸です(おかげで少し読みにくいですが)。
困った点があるとすれば、和尚さんの真似をしては危険だということ。
雷が近づいてから屋根の上に(きっと)鉄でできた槍を結びつけるなんて、自殺行為ですよ。
村人たちの家にも槍がつけられていましたが、きっと昔の藁と木でできた家なのでしょう、落雷で家事になっていないことを祈ります。
ユーモアもあって、楽しい絵本です。
皆さまにオススメできます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
奈良に行ったときや、椿山荘の庭などで五重塔を見かけると、「おにがひっかかるところだね、へそもちよういしないと」と教えてくれるようになりました。
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5'30"
かみなりがいたずらをして
困った村の和尚様が解決する話
絵本を縦開きにして
高さを出している
お話自体は低学年向きの昔話。
昔ながらの絵が雰囲気を出している
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縦むきにページをめくる絵本は、初めて。 最後のページ、かみなりさんのポーズがとてつもなく可愛いっ!!! カゴをパンツに引っかけて・・
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2022.10.5 6-1
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「黒い雲の上に住んでいるかみなりは、雨を降らせるだけでなく、時々家や高い木に飛び降りては、ものを壊したり、おへそを取ったりして人間を困らせていました。ある日五重塔のてっぺんに槍を括り付け、かみなりを捉えます。もう人間を困らせないことを約束させますが…。 ストーリーテイングの名手・渡辺茂男さんの日本を舞台にした昔話的なお話に、昔話絵本の第一人者、赤羽末吉さんが絵をつけた傑作。」
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へそもちは静岡県に本当にあるのですね??
これは静岡県に伝わる昔話ですかね??
うん!おもしろかった!