丘はうたう

  • 福音館書店 (1981年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784834007985

みんなの感想まとめ

成長と冒険が織りなす物語が描かれ、主人公のレイは初めての田舎暮らしを通じて多くの発見と秘密に出会います。彼の日常は、家族との関係や周囲の環境から影響を受けながら、時にハラハラし、時に心温まる瞬間に満ち...

感想・レビュー・書評

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  • 来年から学校に通うことになるレイ。初めての田舎暮らしでいろんなことが珍しくてたまらない。お兄ちゃんやお姉ちゃんにチビと馬鹿にされていたが、ある日二人の秘密を知ってしまう。そしてお父さんの秘密も! たくさんの秘密を守れるかしら?と思っていたら、レイ自身にも大きな秘密ができてしまって…。
    小さいレイがどれくらいたくさんのものを見、たくさんのことを考えるか、わかりますか? それはまわりの大人たちにも思いもよらないほどなのです! レイといっしょにハラハラドキドキ、楽しい毎日をすごせる本です。センダックの絵も素晴らしい!

  • 母親を騙してまで、大雨の中、丘の上の馬を救いに駆けていくレイの切実な姿に感動した。

    レイのお父さんのように、子どもがやる少々やんちゃなことには目を瞑って一緒に面白がれるような存在でいたい。「父さんならわかってくれる」という父への信頼が、レイの心の拠り所になっていて、ハラハラしながらもどこか安心感を抱きながら読み進められた。

    レイのお母さんは、レイが秘密を打ち明けられる存在ではなかったが、ところどころで魅力的な関わり方をする素敵な人物。地下室の洗濯機の前で、四角の線を書いてその中に入るおまじないを一生懸命にするレイを真剣に受け止めるところなんて、素敵だった。それに、この物語の最後には、きっとレイは、今度からはお母さんにも、困ったときには大切な秘密を打ち明けられるようになっているだろうと感じることができた。

    末っ子ゆえに苦い思いを耐え忍ぶことになるが、それにめげずに、自分だけの豊かな世界を心に大切に持ち続けて生きているレイが愛おしい作品だった。

    とうもろこし畑や、丘へ登っていく道の風景もとても爽やかできれいだし、馬とレイとの秘密めいた関わりもうきうきしたし、おじいさんとレイとの優しい行動の一致にも感動したし、とても満足した。「レイはふしぎな気がして、おじいちゃんの顔をまっすぐに見あげました。おじいちゃんは、ベッドから抜け出してナンジ・リムのところへ来たそうですが、レイもまた、ベッドから抜けだしてナンジ・リムのところへ来たのです。これはとてもすてきなことです! 」

  • 資料番号:020228151
    請求記号:933デ

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