あさえとちいさいいもうと (こどものとも傑作集)

著者 :
制作 : 林 明子 
  • 福音館書店
4.03
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本棚登録 : 1453
レビュー : 185
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834008746

感想・レビュー・書評

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  • 怖すぎる……。

    現在2歳の娘からは本当に目が離せなくて、どこまでも歩いて行っちゃうし何にでも登っちゃうし何物をも恐れないし、何と言うかもうデスペラード幼児なんですけど、この「ちょっと目を離した隙に」の凍り付くような恐怖感は身に覚えがあるだけに、全身から変な汗が出てくるようでした(p12で思わずチョークを落とすあさえの姿……ああ……)。

    更に、たまたま近所で起きた自転車事故や、女の子を引きずりながら「おとうさんのいうことをきかないこはゴンだぞ」って低い声で言う男の不穏な空気もすごくイヤ。怖い。恐ろしい。

    と、目を覆いたくなりつつも何とか読了し、「今回はたまたま運よく公園に辿り着いていたけれど、一歩間違えれば……」なんて暗澹たる気持ちになっていたのですが、皆様のレビューを拝見して「あ、普通に可愛くていいお話だねってことでいいんだ」と思い直し、現在非常にホッとしております。良かった。

  • 田舎を離れるとき担任の先生が私が大好きな本だったからとくれたもの。
    内容は小さなお姉ちゃんがお買い物に行っているお母さんの代わりに小さな妹の面倒を見るというもの。
    途中ハプニングに見舞われながらも姉としての責任を必死に果たそうとする姿に感動です。

  • ちいさないもうとがどこに行ったかわからなくなって、大きな不安を胸にどきどきしながら探し回るシーンはいじらしくて胸がしめつけられて泣きそうになる。

    優しいいもうと思いのお姉ちゃんあさえだって、まだ幼稚園か小学校の低学年くらいに見えるのだもの。

    いもうとを見つけてほっとして笑顔で駆け寄っていくあさえと、そのお姉ちゃんにあどけない表情で手をあげるいもうとあやちゃんがとってもかわいい。

    最後のページのあやちゃんをぎゅっと抱き上げるあさえの頭を「えらかったね。」っ撫でてあげたくなります。

    • くまぞおさん
      「 お守りをするお姉ちゃんをよそに妹は一人ひょこひょことどこかへ行ってしまいます。そっくりさんにぶち当たりながらも一心不乱に探すお姉ちゃん。...
      「 お守りをするお姉ちゃんをよそに妹は一人ひょこひょことどこかへ行ってしまいます。そっくりさんにぶち当たりながらも一心不乱に探すお姉ちゃん。そうとは知らず妹は砂場で勝手に遊んでいたのでした。
       お姉ちゃん気取りをする「あさえ」も幼げでユーモラス。一番ビビったのは家で留守番してるはずの2人を公園で見つけたママでしょう。怒られるかな。(文責:燻製屋熟成くまぞお)
      2013/03/08
    • mutsukiさん
      >怒られるかな。
      ううん、褒めてあげたい・・・と物語を読んでいる立場の私は思うけど、現実には、きっとものすごく怒るでしょうね。
      あやちゃんが...
      >怒られるかな。
      ううん、褒めてあげたい・・・と物語を読んでいる立場の私は思うけど、現実には、きっとものすごく怒るでしょうね。
      あやちゃんが一人でいなくなったこともあさえが必死に探し回ったこともお母さんは知らないもの。

      2013/03/09
  • 林さんの絵に惹かれました。子供の柔らかさが伝わって来ます。一番いいなぁと思った所はあやちゃんを見つけたあさえちゃんの笑顔と「あやちゃんはにこっとわらって、すなだらけのてをあげました。」という文です。そこにあやちゃんからあさえちゃんへの愛情を感じました。
    最後のページのあさえちゃんがあやちゃんをぎゅっと抱きしめるところは"見つかってよかった、心配したよ、大好きだよ"と言っているようでとても印象的でした。

  • あたたかみのある絵と、ぴったりの内容。女の子向け?

  • あさえの目線からの町の風景と、あさえの不安や焦りが文と絵を通じて迫ってくる。ドキドキする。
    お母さん、お姉ちゃんにプレッシャーかけたらアカンで。
    お母さんに読んでほしい本でもある。

  • 今の時代では考えられない設定だが、それはおいといて。
    あやちゃんがちゅっぽちゅっぽ言いながら歩いてくるところ、あさえが靴をはかせてあげるところ、すべてがリアルでかわいい。あやちゃんがいなくなったとき、あさえがどんな気持ちだったか、公園で見つけたときどれだけ嬉しかったか、想像するに胸が締め付けられるようだった。
    裏表紙で3人手をつないで帰るところもいい。

    自分用に借りたが、なぜか2歳2か月息子のお気に入りに。

  • はじめてのおつかい
    おでかけのまえに

    このコンビの生み出すシリーズはいつも身近なことだけしかないんだけど、それだけに、主人公のどきどきも、ハラハラも、共感できる。
    実体験のように。
    また、どきどきする展開なのです。

  • 2017.1 小さい頃大好きだった いもうとのにゅういん のシリーズ

  • お姉ちゃんになって一生懸命なあさえ。子どもの心の動きが絵と文によく表れている。後姿だけで、あさえの必死さが伝わってくる。妹の無邪気な表情と、怒りもせず嬉しそうに駆け寄るあさえの表情がいい。最後のページ、お母さんが迎えに来ている絵がさりげないのもいい。これでおしまいではなく、登場人物たちの生活がまだまだ続く感じ。

筒井頼子の作品

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