あさえとちいさいいもうと (こどものとも傑作集)

著者 :
  • 福音館書店
4.02
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感想 : 218
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834008746

感想・レビュー・書評

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  • 何度読んでも、泣きそうになる。
    あさえがとても愛おしい。林明子さんの絵は小さな子供を抱っこしたときの柔らかさを思い出させてくれます。大好きです

  • 児童青少年の読書資料 102

  • お母さんのおでかけで、あさえは妹の面倒を見ることに。お昼寝から起きた妹と一緒に遊ぶことにしますが、家の前でのお絵描きに夢中になったあさえがふと気付くと、妹の姿が見当たりません。必死で妹を探すあさえの鼓動が聞こえてきそう。何も言わずに妹を抱きしめた姿からは、あさえの様々な思いが伝わってきます。読んであげるなら、3歳くらいから

  • 今の時代ならありえないけど、昭和の頃には割とこんな感じだったなあ。
    きっとこのお姉ちゃんとお母さんは、何年後もこの時の話をして「あの時はひやっとしたよねー」と思い出しては笑いあうんだろう。
    お姉ちゃんはこの話でもそうだけど、割を食うことも多いけど、家族の歴史、思い出を知るという意味では下の子たちより遥かにアドバンテージがある。

  • 何回読んでも、お姉ちゃんの立場になってドキドキする。娘のお気に入りの一冊。

  • 2020.6.13

    親の視点からしたらホラーよ
    最後、妹と再会できたからよかったものの…

    途中で小さい女の子を引きずっていた男性はなんなのだろう
    どうして物語の中に入れ込んだんだろう
    ホラーよりも恐ろしく感じた本でした。

  • 実家にあった本。私も幼い頃によく読みました。
    1歳後半の息子も、なんとなくストーリーを理解していて、最後の妹が見つかるシーンでは安心した顔で喜んでいました。
    それにしても、途中で出てくる女の子はよく似ているように見えるのと、女の子を連れている男の人が怖く見えるのは、子供目線かもしれないけれど、ドキッとします。

  • 怖すぎる……。

    現在2歳の娘からは本当に目が離せなくて、どこまでも歩いて行っちゃうし何にでも登っちゃうし何物をも恐れないし、何と言うかもうデスペラード幼児なんですけど、この「ちょっと目を離した隙に」の凍り付くような恐怖感は身に覚えがあるだけに、全身から変な汗が出てくるようでした(p12で思わずチョークを落とすあさえの姿……ああ……)。

    更に、たまたま近所で起きた自転車事故や、女の子を引きずりながら「おとうさんのいうことをきかないこはゴンだぞ」って低い声で言う男の不穏な空気もすごくイヤ。怖い。恐ろしい。

    と、目を覆いたくなりつつも何とか読了し、「今回はたまたま運よく公園に辿り着いていたけれど、一歩間違えれば……」なんて暗澹たる気持ちになっていたのですが、皆様のレビューを拝見して「あ、普通に可愛くていいお話だねってことでいいんだ」と思い直し、現在非常にホッとしております。良かった。

  • 田舎を離れるとき担任の先生が私が大好きな本だったからとくれたもの。
    内容は小さなお姉ちゃんがお買い物に行っているお母さんの代わりに小さな妹の面倒を見るというもの。
    途中ハプニングに見舞われながらも姉としての責任を必死に果たそうとする姿に感動です。

  • 妹が寝ている間に、お母さんが外出し、留守番することになった、あさえと起きてきた妹との間に起こる事件?が描かれた絵本です。

    あさえの表情から、心の動きが読み取れて、大人の私でも感動してしまいました!

    著者の筒井頼子さんと、林明子さんの絵のコンビは素晴らしいと思います!

  • お母さんがおつかいから帰るまで、小さないもうとのあやちゃんの面倒をみることになるあさえ!
    一生懸命、線路をかいて喜ばせようとしている間に、いなくなってしまった妹のあやちゃん。
    必死で探すあさえに、どきどきはらはらしている子どもたちの表情が印象的でした。

    はじめてのおつかいの絵本を読んだ時と同じ感じでした。

  • やっぱり林明子さんの描く絵がだいすきだし、筒井頼子さんのものがたりがだいすき!

    あやちゃんがいなくなっちゃってから色が茶色っぽく、単調になる あさえの不安な心情とのリンク
    その中でも色鮮やかに塗られたお花に注目すると あさえがどこを通って公園に行ったかわかる どの曲がり角からおとこのひとがぬうっと現れたかわかる こどもの目線で考えると結構な距離があるから あさえはとっても不安だっただろうなと思う

    あ!公園のブランコに乗っているのは…!!!

  • 時代が違いすぎて、物語の展開が心臓に悪い。。

  • きれいであたたかくて癒やされる絵だが、「はじめてのおつかい」よりもさらにハラハラする内容。
    あ~、無事見つかってよかった(笑)。

  • 親の立場からすると怖い、ドキドキしました。読み終わった後、こんなことしたあかんで、と注意。今の時代、都心ではあり得ないです。絵はとても優しくいいのですが。

  • ちいさないもうとがどこに行ったかわからなくなって、大きな不安を胸にどきどきしながら探し回るシーンはいじらしくて胸がしめつけられて泣きそうになる。

    優しいいもうと思いのお姉ちゃんあさえだって、まだ幼稚園か小学校の低学年くらいに見えるのだもの。

    いもうとを見つけてほっとして笑顔で駆け寄っていくあさえと、そのお姉ちゃんにあどけない表情で手をあげるいもうとあやちゃんがとってもかわいい。

    最後のページのあやちゃんをぎゅっと抱き上げるあさえの頭を「えらかったね。」っ撫でてあげたくなります。

    • くまぞおさん
      「 お守りをするお姉ちゃんをよそに妹は一人ひょこひょことどこかへ行ってしまいます。そっくりさんにぶち当たりながらも一心不乱に探すお姉ちゃん。...
      「 お守りをするお姉ちゃんをよそに妹は一人ひょこひょことどこかへ行ってしまいます。そっくりさんにぶち当たりながらも一心不乱に探すお姉ちゃん。そうとは知らず妹は砂場で勝手に遊んでいたのでした。
       お姉ちゃん気取りをする「あさえ」も幼げでユーモラス。一番ビビったのは家で留守番してるはずの2人を公園で見つけたママでしょう。怒られるかな。(文責:燻製屋熟成くまぞお)
      2013/03/08
    • mutsukiさん
      >怒られるかな。
      ううん、褒めてあげたい・・・と物語を読んでいる立場の私は思うけど、現実には、きっとものすごく怒るでしょうね。
      あやちゃんが...
      >怒られるかな。
      ううん、褒めてあげたい・・・と物語を読んでいる立場の私は思うけど、現実には、きっとものすごく怒るでしょうね。
      あやちゃんが一人でいなくなったこともあさえが必死に探し回ったこともお母さんは知らないもの。

      2013/03/09
  • 小さいいもうとと留守番をすることになったあさえ。
    でも少し遊びに夢中になった隙に、いもうとがいなくなってしまい…。

    『はじめてのおつかい』のコンビによる兄弟(姉妹)絵本の名作。

    あさえの焦りの描写がすごい。
    いもうとを見失った不安と緊張がひしひしと伝わってくる。

    トラックや知らない男の人を子ども目線で見ると、こんなにも大きくて怖いのだなぁと改めて気づかされた。

    1979年の発表以来、版を重ねて愛されている作品。

  • 「いもうとのにゅういん」の前のお話のよう。
    妹がいなくなったセリフを緊迫感たっぷりに読んでやると喜ぶ。
    この時、昔スーパーでいなくなった話をすると「その話もう一回して!」と何度もせがまれた。

  • 自分が姉なので、きょうだいモノに弱いです(笑)。
    お兄ちゃん・お姉ちゃんな人には、ホントにオススメです。あさえの気持ちがとってもよくわかると思います。

  • 4歳7ヶ月と2歳0ヶ月。
    今だったらあり得ない設定に、読んでてドキドキしました。あさえが可哀想、、、
    お母さん、ちゃんと見てあげて!と言いたい。

  • お姉ちゃんの妹をかわいがる様子,いなくなって探す時の不安な気持ち,見つかった時の嬉しさ安堵感など気持ちが伝わってくる.

  • 迷子の妹を探す話

    お母さんダメだよ!と読み終わったお母さんが一番怒っています。
    子どもたちはふ~んという感じ。
    ゴンだぞ!のシーンも今だと炎上しそう。

  • 登録番号:0142064、請求記号:E/あ

  • 読了

  • 4歳1ヶ月
    ドキッとする内容

  • 恐怖体験からの安堵

  • 自分も姉なので、何回か感じたことのあるドキドキを思い出しました。

  • 嫌な予感がして、ページめくるのが怖かった。少しの時間でも、やっぱりまだ小さいうちはお留守番させない。寝てるからといって、外出は怖い。でも過保護にならないようにしないとだから塩梅が難しい。

  • 長女3歳と、次女1歳が重なりすぎて可愛い。「ちゅっぽちゆっぽ」がすき。

  • 最近借りた本の中では、もっとも繰り返し読んだ本。弟ができて、小さな妹がいるあさえに自分を重ねていた様子。しかしながら、あやちゃんは2歳くらいかと思うけど、一人で公園行っちゃうし、あさえも4歳くらいと思われるので、昔は結構放任だったんだなあ。

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著者プロフィール

筒井頼子 筒井頼子(つつい よりこ)1945年、東京に生まれる。埼玉県立浦和西高校卒業後、広告会社などに勤務。その後、絵本、童話などの創作をしている。主な絵本に『はじめてのおつかい』『あさえとちいさいいもうと』『いもうとのにゅういん』『とんことり』『おでかけのまえに』『おいていかないで』、童話に『ひさしの村』『いくこの町』『雨はこびの来る沼』(以上、福音館書店)などがある。1989年にアメリカのエズラ・ジャック・キーツ賞新人作家賞を受賞。宮城県在住。

「2014年 『そうちゃんはおこってるんだもん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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