サンタクロースってほんとにいるの? (かがくのとも傑作集)

  • 福音館書店 (1982年1月1日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784834009033

感想・レビュー・書評

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  • クリスマスに三人の姪たちに私が今までに読んだ本から何冊かまとめて送ったのですが、何か一冊、クリスマスっぽい本を入れようと思いこの本を選びました。


    姪は小6、高1、専門学校3年なので少し子供っぽいかなとは思いましたが、この本は、もうサンタクロースがいないと知っている子どもにも受けそうだと思いました。


    子どもと大人の問いと答えからなる本です。
    子どもの質問も鋭いところをついているし、大人の答えもユーモラスです。


    喜んでくれるといいなと思います。

    • まことさん
      Manideさん♪

      私は、自分に子供がいないので、姪たちに本を選ぶのがとても楽しく、生まれたときから毎年のようにプレゼントしています。...
      Manideさん♪

      私は、自分に子供がいないので、姪たちに本を選ぶのがとても楽しく、生まれたときから毎年のようにプレゼントしています。
      姪御さん6人もいらっしゃるんですね。
      それじゃ、全員にプレゼントするのは大変ですね。
      高校二年生でも、プレゼントされるときっと嬉しいと思います。
      2023/12/02
    • Manideさん
      まことさん、こんにちは。

      素晴らしいですね、さすが、まことさん!と思いました。贈った本が、その子たちの一部を作り出していくでしょうから、ほ...
      まことさん、こんにちは。

      素晴らしいですね、さすが、まことさん!と思いました。贈った本が、その子たちの一部を作り出していくでしょうから、ほんと、素敵なことだと思います。心のどこかに残っていくといいですね。

      姪っ子6人、私の歳の離れた兄2人が2ずつ娘さんがいるのと、妻の妹も娘2人なんですよね。
      甥っ子1人もいないんですよね。

      姪っ子ということで、距離感が微妙なところなんですよね。(私が男なので…(^^))

      本屋さんで面白い作品見つけてこようと思います。
      2023/12/02
    • まことさん
      Manideさん、こんにちは♪

      本を贈るのは結構自己満足な部分もあったかなと思っています。

      私も早く亡くした父の、姉や、妹の旦那...
      Manideさん、こんにちは♪

      本を贈るのは結構自己満足な部分もあったかなと思っています。

      私も早く亡くした父の、姉や、妹の旦那さんの伯父や叔父に、ずいぶんよくしてもらいました。
      異性だと距離感を感じるかもしれませんが、私はよく伯父とはずっと文通していたし、叔父はよく叔母と一緒に家に遊びにきてくれました。
      今では、伯父も、叔父も、伯母もみんな亡くなってしまいましたが。
      とても、いい思い出として心に残っています。
      2023/12/02
  • サンタクロースはいるかいないかじゃなくて
    サンタクロースを信じるか信じないかだよ。
    そんな答えを用意していた時期があった。

    この絵本は1986年の絵本
    悪い癖で、絵本なのに絵をチラッと見るだけで
    字面ばかり追ってしまう。
    二度目は絵もじっくり見てみた。
    下の方に男の子と女の子、お父さんとお母さんが描かれている。
    最初はお風呂の中で
    男の子がそして女の子がお父さんに
    サンタクロースのことを聞いて
    お父さんが答えている。
    微笑ましい。
    次はこたつに入りながら、お母さんとお父さんに
    疑問をぶつけていく。
    お父さんたちは年賀状を書きながら
    こたえている。
    どこの家にもありそうな光景だ。
    気張らないお父さん、お母さんの返答が
    子ども達の心をつかんでいく。

    「こないうちもあるのはなぜ?」
    「びょうきのこのそばで
    あさまではなしこんでしまって
    まわりきれなくなったのかなあ」
    この会話がグッとくる。

    「こどもをよろこばせるのが
    なによりたのしみな」サンタクロース

    もう少しでクリスマス
    いい絵本に出会えた。

  •  私が驚いたのは、このテーマが福音館書店の『かがくのとも』で取り上げられていることであったが(1981年)、以前、谷川俊太郎さんと長新太さんの『わたし』もそうであったことを思い出して調べてみたら、『子どもたちの身の回りのことすべてがテーマ』ということで、なるほどと納得。

     そして本書は、当時の素朴な家庭の雰囲気を懐かしく感じられる作りが、今読んでみると斬新で、それはてるおかいつこ(暉峻淑子)さんの文章も、すぎうらはんも(杉浦範茂)さんの絵も同様で、そんな懐かしくも温かい雰囲気の中で、子どもたちにとっては、とても重要なあの質問が繰り出される。

     本書の構成は分かりやすく、見開きの左ページで子どもたちが質問をしたら、同じ見開きの右ページのお父さん等がそれに答えるパターンの繰り返しの中で、そのページ内の下には実際に親子がやり取りしている絵が、その上にはその時の言葉から想像されるものの絵があってと、まるで子どもたちの外面と内面の両方を、それぞれのページに描いたような構成がこれまた斬新で楽しく、単なる質問に対する答えの面白さだけが本書の魅力では無いことを教えてくれる。

     また、その質問をする始まりが、子どもたち二人とお父さんが一緒にお風呂に入りながらというのも、日常の中の何気ないワンシーンを自然に切り取ったような微笑ましさを感じさせる中、どんな質問をしても理にかなっていそうな答えを返すお父さんに、どんどんヒートアップしていく子どもたちが面白く、ついにはお風呂から上がって、こたつに入ってからも子どもたちの良いところを突いた質問は止まらず、そんな中で年賀状を書きながら解答する両親の姿も面白かったのは、その答えが次第に適当感を帯びてくるように思われてきたからだったのだが。

     それでも最後に共感できるものがあったのは、まさにその通りだからであり、それは見返しの色と、現実の家族の光景の絵の色が同じであることに深い意味がありながら、それらが最後に収束されていくように、サンタクロースが実際にいるのかどうかが重要なのではなくて、そこに未来を委ねたいということなのであり、それがいちばん重要だということは、きっと子どもたち以上に大人が意識させられる点に於いても、本書は親子でクリスマスに読み聞かせするのに最適なのだと思う。

    • たださん
      ゆーき本さん、すみません。
      スマホの操作ミスで、誤って途中で送信されてしまいました<(_ _)>

      それで続きなのですが・・・。
      こうした素...
      ゆーき本さん、すみません。
      スマホの操作ミスで、誤って途中で送信されてしまいました<(_ _)>

      それで続きなのですが・・・。
      こうした素朴ながらも丁寧な作り方に、子どもたちへの真剣な思いが垣間見えるようでありながら、大人が読んでも新たな視点を得られて、家族それぞれに異なる楽しみ方があるのが本書ならではの魅力だと感じましたし、家族の絆を描いた作品でもありますよね。

      おそらく、いつの時代も普遍的なテーマでしょうから、今からお孫さんにプレゼントするのが楽しみですね☆彡
      2024/12/08
    • まいけるさん
      たださん、こんにちは。
      この絵本もたださんのレビューがすてきだったので、図書館に予約して読みました。
      下の素朴な絵も、親子の会話もどの家でも...
      たださん、こんにちは。
      この絵本もたださんのレビューがすてきだったので、図書館に予約して読みました。
      下の素朴な絵も、親子の会話もどの家でもありそうでいいですよね。
      気張ってないけど、お父さんとお母さんの返答が
      子どもの心にスッと入っていきますよね。
      ありがとうございました。
      いい絵本に出会えました。
      2024/12/10
    • たださん
      まいけるさん、こんばんは。
      いつもありがとうございます(^^)

      『どの家でもありそう』、確かにそうですよね。まるでどこかの家庭のワンシーン...
      まいけるさん、こんばんは。
      いつもありがとうございます(^^)

      『どの家でもありそう』、確かにそうですよね。まるでどこかの家庭のワンシーンをそのまま撮影したかのような、この自然な雰囲気にわざとらしさが無いといいますか、そうしたものが会話だけではなく、絵でも細かい仕種まできっちりと表現されていて、フォローしている方がたくさん読まれているのも納得の、心温まる絵本だと思います。
      2024/12/10
  • 「ねえ サンタクロースってほんとに いるの?」

    今年も子供にそう問われる大人がいるのでしょう。

    クリスマスイヴの晩に子供たちへのプレゼントを持って、トナカイに引かれたソリで、真夜中を駆け巡る、白い豊かな髭と、赤い服のおじいさん。

    彼のような存在が本当にいるのだろうか、と、お風呂場で服を脱ぎながら、子供たちがお父さんに尋ねるシーンから始まるこの絵本。
    子供たちはお父さんに次々と疑問を投げかけていくのだが、それに対する答えがいちいち素敵なのです。

    子供と同じ目線で、一緒に考えてるように思えます。

    最後に、子供はもう一度同じ質問をします。

    「ねえ ほんとうに いるの?」

    お父さんは答えます。

    「いるよ サンタクロースはね こどもをよろこばせるのが なによりの たのしみなのさ だって こどもが しあわせなときは みんなが しあわせなときだもの サンタクロースは ほんとにいるよ せかいじゅう いつまでもね」

    子供たちは安心して眠りにつきます―――。

    メリークリスマス!

    • 5552さん
      ベルガモットさん、メリークリスマス!
      師走ですからね。気忙しいですよね。
      心が温かくなる素敵な絵本でしたよ♪
      残念ながらサンタさんはこ...
      ベルガモットさん、メリークリスマス!
      師走ですからね。気忙しいですよね。
      心が温かくなる素敵な絵本でしたよ♪
      残念ながらサンタさんはこなかったけれど笑、ベルガモットさんからコメントをいただき、とても嬉しいです。
      ありがとうございました。
      2021/12/25
    • ☆ベルガモット☆さん
      5552さん
      40年ほど前の本なんですね~
      こちらこそこの時期ぴったりの心が温かくなる素敵な絵本を
      教えてくれてありがとうございます☆...
      5552さん
      40年ほど前の本なんですね~
      こちらこそこの時期ぴったりの心が温かくなる素敵な絵本を
      教えてくれてありがとうございます☆
      寒波がくるようですので温かくしておすごしくださいませ
      2021/12/25
    • 5552さん
      ベルガモットさん
      最強寒波!
      私が住んでいるところも、雪予報が出ているので気をつけないといけません。
      心あたたまるコメントありがとうご...
      ベルガモットさん
      最強寒波!
      私が住んでいるところも、雪予報が出ているので気をつけないといけません。
      心あたたまるコメントありがとうございます。
      ベルガモットさんも風邪など引かれませぬように。
      2021/12/25
  • ねぇ
    サンタクロースって
    ほんとに いるの?

    子どもからこんな質問されたこと
    ないですか?

    左のページには
    子どもたちからのかわいくて するどい質問

    例えば

    どうして ぼくのほしいものが わかるの?
    どうして おとうさんやおかあさんにはこないの?

    などなど……。

    右のページには お父さん お母さんのこたえが描かれてます。
    このこたえが 秀逸だし めちゃくちゃホッコリなのです(ˊ˘ˋ*)

    子供の頃のわたしは「なつのあいだは なにしているの」の質問に「なつやすみじゃないか」とお父さんがこたえているページに衝撃をうけた気がします。クリスマス以外のサンタクロースなんて考えたことなかった笑 常夏の海にサンタの制服(?笑)が洗濯されて干されている絵に興奮していました笑

    クリスマスの夜、お風呂に入ろうと服を脱ぐところから、お布団に入るまで お父さんとお母さんを質問攻めしている姉弟の絵もかわいい。だんだんヒートアップする子どもたちに 多少ウンザリした様子のお母さんの顔が笑 リアルです。とはいえ、サンタ側となってからは 子どもが寝た後に「やっと寝たか」と微笑みあってる夫婦の姿が想像できます(ˊ˘ˋ*)。

    第一刷は1982年
    子どもの頃に 大好きで くり返しくり返し読んだ絵本です。あまりに好きすぎて、自分に子どものために買い直して 読み聞かせした思い出。今でも大切に持っています。私が持っているのは第42刷

    早く寝なさいとお父さんに背中を押されながら 子供部屋へ向かう姉弟ちの最後の質問は
    「ねぇ、ほんとうにいるの」

    「いるよ」に続くこたえが なんともあたたかい♡ 大人になった今では、子どもの頃に感じたワクワクとは違う読み方が出来て また楽しい。

    ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    いるよ
    サンタクロースはね
    こどもを よろこばせるのが
    なによりの たのしみなのさ
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    最後のページ
    笑顔をうかべながら眠る子どもの顔
    世界中の子どもたちが 幸せな気持ちの中 眠りにつけますようにと願います。

    良い子のみんなは早く寝ましょう。
    起きてる子にはサンタクロースは 来てくれませんよ✩.*˚

    そしてサンタのみなさん 今年もお疲れ様です。

    • ゆーき本さん
      うちもずーーーーーーっとママサンタだったわ。
      私は強くはないけど笑
      パパサンタは酔って寝ちゃうから笑
      いっきゅーさんにも 私から (っ'-'...
      うちもずーーーーーーっとママサンタだったわ。
      私は強くはないけど笑
      パパサンタは酔って寝ちゃうから笑
      いっきゅーさんにも 私から (っ'-')╮ =͟͟͞͞♡)`ω'* )ホイ
      2023/12/24
    • 1Q84O1さん
      嬉しいけど、投げないでぇぇぇー!(¯―¯٥)
      嬉しいけど、投げないでぇぇぇー!(¯―¯٥)
      2023/12/24
    • ゆーき本さん
      ゴメンネ (*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ
      ゴメンネ (*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ
      2023/12/25
  •  子どものそぼくな質問に答えるお父さんとの対話がほのぼのします。杉浦範茂さんの絵は線がいいですよね〜

  • 「豊かさとは何か」を書いた、暉峻淑子さんが文を書かれた、ということで読みました。

    文は親子の普通の会話ですが、絵では、お風呂での会話から、そして、お風呂を出てからこたつの場面に変わっていく様子がおもしろいと思いました。

    「サンタクロースはね こどもをよろこばせるのが なによりの たのしみなのさ
    だって こどもが しあわせなときは みんなが しあわせなときだもの」

    この最後の文の「サンタクロース」と「みんな」は、こどものことを思う人みんなに当てはまるのでしょう。

    すべての子どもに「サンタクロース」がいますように。

  • 「サンタさんって本当にいるの?」と聞かれた時に読み聞かせたい本。サンタさんはいると私は信じている。

  • こどもと一緒に読みたい本

  • 子どもってほんとにいろんなことを聞いてくるからなあ、
    誠意をもって答えてくれる大人がいるって大事。

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