- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834009224
感想・レビュー・書評
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昔懐かし「夜行列車」の風景が楽しめます・・・この作品を作るにあたり、作者の西村繁男さんは、何年もかけて、雪国を転々と取材したそうです。時には大雪に見舞われながらも「多様なもの、色々なものを描きたい」という思いをもって、列車や駅にいる人々の営みを観察し続けました。この絵本には本当に沢山の人が出てきますが、どの人も違う服、違う物を持っています。実は、西村さんご自身をこの絵本に登場させています(16ページ右端)。また、人間に化けた狐が登場しています(31ページ左・女性に尻尾が!)~出版社のコメント抜粋
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図書館のかなり年季の入った絵本だなぁと手に取ると、
作者である西村敏雄さんのサイン付き‼︎
昭和時代の寝台列車。
こんな時代だよなぁ〜っとしみじみとした。 -
パパのプレゼント。
まだ早いだろうと思ったが、パパが喜んでいる。
文字はないが、パパがストーリーをつけて子供に読んでいる。最初は興味が薄かったが、1y5mで持ってくるように。
1y8m
何度も見て楽しむ。でんでーん!とリピートして自分で絵本をめくる。破らないかハラハラしつつ見守る。文字のない絵本なので、毎回ストーリーを変えて読めるのも楽しい。 -
絵だけの絵本。
それぞれの乗客が細かく描かれているので、いろいろ想像しながら読む楽しさが味わえます。
電車好きな子は図鑑ばかり借りていく傾向があるので、こういうのも勧めてみたいと思います。 -
キャプションが一切ない絵本です。
物語作りは見る側に委ねられています。
目線の置き場所や移動順番も見る側に委ねられます。
絵巻物を見るようなワクワクした気分を味わえます。
私のようにブルトレを知っている世代は、懐かしい気持ちになりますが、今の世代の子供達が読むとどんな気持ちになるのかなあ。
古臭い?もしくは新しい?
喫煙車、スキー板、長い身頃のセーターにシャツを重ね着。。写真のように当時の文化を如実に表しています。
とても印象的なのは、人と人との距離が近く感じられたこと。
まあ携帯もない時代だから当然の状態ですが、自分も経験した過去の時代が懐かしくなりました。
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文のない絵本。上野駅出発から金沢駅到着までの夜行列車。横長の見開き2ページいっぱいを使って、スナップショットのように緻密なイラストで描かれる。
文があると、読み手はついつい文字を追ってしまうけど、こういう絵だけの本は、子どもと一緒にイラストの世界に入っていけるし、気付きも多い。4歳の息子は、外に踏切があるとか、細かい所まで見ている模様。
若者、親子連れ…、いろんな人々を終点まで追って行くと、一緒に旅している気分になれる。服装や様子が見てとれる車内だけでなく、車外の描写も細かい。
初版は1980年。今はもう見られない昭和の風景。(親になった今、これが自分の両親が若かったころの風景だって考えると、何だか不思議。)
金沢駅ホームで歯みがきしている人がいたり、改札も自動改札などもちろんない。この夜行列車(北陸?)ももうないそう。個人的にゆかりのある上野駅も、今はだいぶ変わったけれど、中央改札上のモザイクは今も変わらずあるな、とこの絵本で気づいた。どんどん変わっていく東京、逆に変わらないものにもっと興味が出てきているこの頃。 -
まだ学生の頃 田舎に帰省する時夜行列車に乗って帰りました。就職してから本屋で見つけ懐かしさで購入しました。時々開いてあの頃を思い出したりします。
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夜行列車の一夜を描いた、字のない絵本。
列車に乗る人々が細部まで描き込まれていて、じっくり眺めても楽しい。
昭和のにおいがします。 -
どこかや誰かを目指して、色々な人がそれぞれ何かを思って旅をしていくんだなぁと、なんだか切ないような不思議な気持ちになる本です。
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電車の下のしゃりんのところを見たら、けしきとかてんきがかわっているのがわかった。