おふろやさん (こどものとも傑作集)

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  • 福音館書店
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834009620

感想・レビュー・書評

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  • 1975年頃の お風呂屋さんの情景を味わう。
    文章はほとんどなし。
    パントマイムで、超賑わっている銭湯の
    男湯の情景を描いていて、興味津々。

  • 懐かし〜い! なんともこんな銭湯に友達と行って、騒いで怒られたなあ。泳いだり、もう出るよ〜って大声で、交信したり。
    文字のない絵本だけど、すごく伝わってきます。

  • あっちゃんたちは、おとうさんと、おかあさんとあかちゃんと、おふろやさんにでかけます。

    淡々とおふろやさんの様子が描かれて、懐かしくて、あるある、そうそうなことに、ちょっと胸が熱くなってる。
    脱衣所の金魚の水槽、あの籠、ふざける男子たち。
    もぐったし、泳いだし、怒られたし。
    そうそう!そうだった。
    今は入館お断りなおじ様の姿もあって、ばあちゃんと行ったあの頃の銭湯の匂いがよみがえる。

  • おふろやさんへ出かけたあっちゃん家族。あっちゃんとおとうさんは男湯へ、おかあさんとあかちゃんは女湯へ入ります。言葉のない絵本ですが、丁寧に描写されたお風呂場や脱衣所での様子にいたずらっ子たちの喧騒や、なごやかな雰囲気が伝わってきます。昔懐かしい銭湯でのひととき、大人から子どもまで楽しめる絵本です。4歳くらいから《おふろ》

  • 1つ1つの絵をじっと見つめてしまいました。
    小さかった頃、毎週日曜おじいちゃんが銭湯に行った帰りにオロナミンCを買って来てくれたのを思い出しました。
    私もたまに家族で銭湯に行っていたのでこの絵本のページをめくるたびに「この感じなつかしい!」「こんなポスターのあったな…」「あー…わかる!」って共感できる…
    私にはなんだか切ない絵本です。

  • ブックリストでおすすめされていたので、借りてよんだ。

    あっちゃんは、かぞくで おふろやさんに でかけます。

    文章は、はじめのとびらのところだけ。
    あとは、最後までずうっと絵が続く。
    なんかこう、昭和のごみごみしたあたたかさを感じました。
    1977年発行で、銭湯に通ったことがあったのかな?、対象は「4才から大人まで」と裏表紙に記されています。
    夕方銭湯に行って、男湯と女湯に別れて、身体を洗ってお湯につかる。
    それだけなのだけれど、細かく周りが描き込まれていて、ドキュメンタリー映像を見ているような、声がきこえてくるような気がしました。
    銭湯を知らない子でも楽しめると思います。

  • かれこれ40年前、買ってもらってから未だに持っています。もうボロボロで紐で綴じてあります。私の子供たちも読みました。

    私は銭湯に入る経験はしたことありません、
    だから銭湯の様子が興味深かったのを覚えています。
    文章がないから想像や空想で読むたびに楽しんでいました。

    ボロボロの本は大切に置いておき、新しく購入しようかなぁ。
    子供の頃の気持ちにちょっと戻ってみたいな。

  • 『絵』ばっかりでいまいちでした。

  • あぁ…絵がたまらん。
    窓の中の住人が丸見えで、生活感あふれてて・・・
    個々が細かく描かれてて、小学校の時の家庭科や社会の教科書にあった,あの大好きな雰囲気がここにあります。

    子供がいたずらしてたら近所のおじさんが注意する~
    縦の関係を築いた地域社会~ な お話。

    文章はないけど、読者が好き勝手にお話考えれて楽しいね♪

  • 子供が幼稚園生の頃、図書館で何十回もリピートして借りた本です。文字は最初のページと最後のページに数行あるのみで、ほとんど絵ばかりの絵本です。でもその絵の描写が本当に細かくて、昭和時代の銭湯を御存知の方なら、祖父母世代からパパママ世代も絵を見るだけでもとても懐かしく楽しめる本だと思います。でも。ほとんど字がないので、親子で創意工夫しながら絵本のストーリーを作ってみて下さい。我が子はもちろん昭和の銭湯を知らないので、かなり奇想天外なストーリーで毎回読んでいました。懐かしいです。

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著者プロフィール

1947年高知生まれ。絵本の仕事に『絵で見る日本の歴史』で絵本にっぽん大賞、『絵で読む広島の原爆』で産経児童出版文化賞、『やこうれっしゃ』『おふろやさん』『チータカ・スーイ』(いずれも福音館書店)、『にちよういち』で児童福祉文化賞、『がたごと がたごと』で日本絵本賞、『はらっぱ』『ピチクルピチクル』『おばけでんしゃ』(いずれも童心社)、『おでんざむらい』(くもん出版)、『雪むかえの村』(アリス館)、など多数。

「2007年 『絵本もうひとつの日本の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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