ぐりとぐらとくるりくら (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834010756

感想・レビュー・書評

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  • うららかな春の朝、お料理大好きなぐりとぐらが、たっぷりサンドイッチとサラダを作って、原っぱで朝ごはん。そこに手長うさぎのくるりくらが現れて、友だちになりました。いたずらっぽく不思議な特技の持ち主のくるりくら、素敵な冒険に誘ってくれましたね。お母さんも素敵。

  • 「ぐりとぐら」シリーズの5冊目。
    シリーズの他の作品と同様に、子どもが生まれる前に先走って買ってきたのはいいものの、読んでやれるようになったのはほぼ5年後でした。

    一読者としては、くるりくらのお母さんが熊手で雲をたぐり寄せるシーンが「ノンちゃん雲に乗る」を思い出させて、ちょっと鼻の奥がつんとしました。子供の本を読むようになってこういうことが増えて困ります…。

    春の陽気に浮かれたぐりとぐらとなぜか手がとても長い手長ウサギのくるりくらが仲良くなるお話です。

    春の陽射しに誘われて、セーターを脱ぎ捨て、「あさごはんは はらっぱで」とカゴ一杯にサラダとサンドイッチを作って出掛けたぐりとぐら。

    歌いながら作ってくれているので、メニューがよくわかります。

    にんじん ピーマン ゆでたまご
    チーズ たまねぎ ほうれんそう
    キャベツ じゃがいも ぐりぐらサラダ

    ピーナツバター ママレード
    たんぽぽ クローバ パセリとセロリ
    パンに はさんで
    ぐりぐらサンド

    …だそうです。

    ちなみに、たんぽぽやクローバーって食べられるの?って思って検索したら、サジェストの上の方に「たんぽぽ 食べる」「クローバー 食べる」が出てきました。へー、食べられるんだ。
    準備したお料理はあとでくるりくらと一緒に食べています。山盛りのサラダと野菜一杯のサンドイッチがとっても美味しそうです。
    すごく緻密に書き込まれているので、「これがにんじん」「これがチーズ」「これがキャベツかな…?」って子供と一緒に絵探しする楽しみもありました。
    ちなみに、くるりくらのお家でごちそうになった10時のおやつも美味しそうです。細長いのはたぶんニンジンスティック、扇形なのはなんでしょうか…チーズケーキ?
    そう言えば、くるりくらの椅子の背中につながっている新聞紙と紐、どうも引っ張って遊ぶおもちゃを自作したもののようです。本にあるお手本のイラストはニンジンを引っ張って遊んでいるところが描かれています。

    それから、これまで海に行ってもずっと被ったままだった帽子を取ったぐりとぐらを、初めて見ることができます。くるりくらのいたずらで取られちゃったときと、くるりくらのお家で10時のおやつをごちそうになった時に自分たちで取取ったのと、計2回。
    帽子なしになると、ぐりとぐらが「のねずみ」だというのがよくわかるようになります。ところで、脱いだ帽子をよくよく見てみましたが、耳がどうやって帽子を貫通しているかはわかりませんでしたw。

    ぐりとぐらがいつものペースなのに対して、くるりくらは不思議な雰囲気です。おまじない体操で手長ウサギになり、長い手で雲を集めてボートにしちゃうなんて。やっぱり春になって「とびたいはねたいおどりたい」とうずうずしたんでしょうか。

    くるりくらのおかあさんに縄跳びを編んでもらって一件落着。体がひとりでに動いてしまう子供の体力を縄跳びで発散させるお話になって一件落着です。


    読んでもらう側、こどもの反応はなかなかでした。
    「ぐりとぐらとくるりくら」というタイトル自体もそうですが、全編に歌詞風にリズミカルに読める部分が多くて、覚えやすいところは一緒に読んでくれます。しばらく口癖のように「ぐ~りぐ~らぐ~りぐ~らくるりくら!」なんて唱えていたくらいです。
    残念ながら才能もないし恥ずかしいしでメロディを付けることは叶いませんでした。即興でメロディがつけられる人が羨ましい限りです。

  • 「くるりくら」って不思議。

    ぐりとぐらとちょうど語呂がいい。

    いろんないきものがでてきても、
    ほんわか、ゆったりの調子は変わらない。

    ぐりとぐらの不思議な世界が広がる。

  • ぐりとぐらが、手の長いウサギのくるりくらと楽しく遊ぶお話。
    くるりくらのセリフは歌うような節回しなので、読み聞かせにも楽しそうです。雲のボートも昔は誰もが夢見たものだと思います。ボートで向かったくるりくらの家では、くるりくらのお母さんと出会いますが、お母さんの手の長さは普通。あれ?とぐりとぐらと一緒に首をひねることになりましたが、あかされた秘密にびっくり!

  • 春のうららかさと新緑の香りが伝わってくる、軽やかな一冊。子どもはくるりくらの不思議な容姿にちょっとビビっている模様。大人になればそこも魅力だと思うんだけどね。

  • ふつうのうさぎの「くるりくら」が
    くもでボートを作ってくれたり、
    それをくるりくらのお母さんが
    熊手でボートをつかまえて着地させてくれたり
    したところが好き!

  • 手長うさぎのくるりくら。

    ぐりぐらぐりぐらくるりくら。

    わたし、手が長いんで
    一時期ラジオネームを
    「くるりくら」にしてました←

  • 定番ですが、かわいいですね。
    テンポもよいし、読み聞かせていて、笑顔になります。

    てながうさぎ?のくるりくら。

    互いに、
    満たし、満たされている関係の自然さが好きです。

  • ぐりとぐらの、朝ごはんおいしそうだな

    かごの中にきちんと入れて 水筒も持って
    やさしい暮らしだなー

  • お姉ちゃんが小さいときに買ってもらった本。
    雲に乗れたり、手が伸びたり・・・夢のような話。
    「くるりくら」が「ぐりとぐら」と勘違いして読んでたことがあります(^^ゞ

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著者プロフィール

なかがわりえこ

「2009年 『ぐりとぐらのあいうえおと1・2・3 (2冊)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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