ぐにゃぐにゃ世界の冒険 (たくさんのふしぎ傑作集)

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834011210

感想・レビュー・書評

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  • 1987年11月 発行
    1992年10月 たくさんのふしぎ傑作集第1刷

    数学のトポロジーの分野を、わかりやすく描いた絵本。ストーリーにも絵にも感動する。
    トポロジーの見方を、「ぐにゃぐにゃの世界」と見立てて、「ぐにゃぐにゃの世界」に迷い込んでしまった飼い猫のスーを探す冒険が始まる。

    冒険の中で、形の性質に少しずつ迫っていくところや、スーが3人のり浮き袋と同じ形だと気付くところなど、どのページにも考える仕掛けがあって楽しい。タイガー立石さんの絵があってはじめて成り立つ絵本だと思う。

  • 数学者と、手塚治虫に憧れる漫画家によるトポロジーの絵本。

    ぐにゃぐにゃ世界には、物質は大別して二つしかない。丸と浮き袋だけ。浮き袋の穴の数は、元々そのものにいくつ穴が開いていたかによって決まっている。

    世界は、こんな風でもあるのか?

  • 希少すぎてみつからない。

  •  著者の瀬山氏がいてこその本書だと思うのですが,このグニャグニャ世界を描いたタイガー立石氏に脱帽です。
     ネコがトポロジーの世界でどんな風に変化するのかという図などは,秀逸ですね。この絵がないと,トポロジー入門なんてできません。すごい本です。
     最近なら,デジタル映像でこういうものをすぐに見せられるようになっているんでしょうね。
     でもこういう絵本から,形の変化を想像するのも,ノーミソの訓練としては楽しいかもね。

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著者プロフィール

1946年、群馬県生まれ。東京教育大学大学院理学研究科修了。群馬大学教育学部教授を経て、群馬大学名誉教授。数学教育協議会会員。専攻は位相幾何学(トポロジー)。著書は『読む数学』『読む数学 数列の不思議』『読む数学記号』『読むトポロジー』(いずれも角川ソフィア文庫)、『はじめての現代数学』ハヤカワ文庫NF)、『幾何物語』(ちくま学芸文庫)、『数学 想像力の科学』(岩波科学ライブラリー)、『頭にしみこむ微分積分』(技術評論社)など多数。

「2023年 『読む幾何学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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