ぼくびょうきじゃないよ (こどものとも傑作集)

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  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834012415

感想・レビュー・書評

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  • 角野栄子さんの作品で、風邪の季節にぴったりのお話。
    普通の速度で読んでも15分かかるので、お話し会だったら後一冊サブの本が
    あればじゅうぶんかもしれない。
    明日は親戚のお兄ちゃんと釣りに行く約束をしているのに、急
    に咳が出たケンちゃん。
    どうやら熱もあるし胸もひゅうひゅう言っている。
    お母さんは寝ていなさいと言うけれど、ぼくは病気なんかじゃない。
    話しが面白いのはこの後で、なんと「クマのお医者さん」がやってくるのだ。
    それも、道を間違えたといっては、何度も何度もやってくる。
    そのたびに「くましきうがい」とか「くましきねつさまし」とか「くましきねんね」とかで治療してくれる。
    ユーモラスな挿絵と展開につられているうちに、ケンの風邪も治っていく。
    ちょっと保健の授業の教材的においもするが、くまのお医者さんが面白いので☆五つ。
    それに「くましきねんね」は、なんだかとてもあたたかそうなんである。

  • 風邪の季節にはこの絵本。
    風邪をひいたらどうするのか、くませんせいに教えてもらいましょう。


    釣りに行く前の晩、ケンはごほんごほんと咳をしました。それを聞きつけたお母さんから、うがいをして静かに寝るよう言われてしまいます。

    「ぼくびょうきじゃないのに」

    ケンがしぶしぶベッドで寝ていると、とんとんとドアをたたく音がして、開けたらびっくり、大きな大きなクマのお医者さんが立っていました。

    うがいの仕方を学ぶ絵本。

  • 楽しみな行事の前にかぜをひいてしまうというのはこどもにはよくあること。そんな心境を描いた絵本。

  • 「明日は釣りに連れていってもらう日なのに、ケンは熱が出て、布団に寝かされてしまいました。するとドアをとんとんとたたいて、白いお医者さんの服を着た大きなクマが入ってきました。病気じゃないといいはったケンも、クマ先生のいうことを聞いて、クマ式うがいをして、クマ先生におでこをなめてもらい、布団の中に息を吹き込んでもらうと、翌朝には熱も下がっていました。」

    ・読み聞かせに10分かかる。わかりやすい話だがゆったりしているので。
    ・絵が見やすい、くまのおいしゃさん大きくて迫力がある。そしてやさしいお医者さん。
    間違えて何度もケンの部屋にやってくるところ、
    そして、クマ式うがいやクマ式ねんねが楽しい。
    ・幼稚園児~小学校低学年にぴったりの、読み聞かせにも向く本。リズムのよさはさすが角野栄子さん。
    ・何度もまちがえてやってくるクマのお医者さんに、子どもたちクスクス。治療法に「えー!?」と笑っていた。2年生の子どもたちが楽しく聞いていたと感じた。

  • 図書館で借り。
    くませんせいが頼りがいあって素敵である。
    布団に巻かれるシーンでは、わたしもされたい、と7歳児A。

  • 思い出の一冊。不思議なあたたかさが好き。親にお布団かけてもらうの好きだったなあ

  • 2023.1.16 2-3
    2023.1.13 3-3
    2023.1.27 4-1

  • 幼稚園にあるよー! と教えてくれました。話の内容は知っていたようですが真剣に見ていました。えんそくじゃなくてさかなつりだもんねー! と間違っている様子を教えてくれました。最後元気になったので嬉しそうでした。

  • くまのお医者さんが何度も道を間違えちゃったのが面白いなと思った。

    2023/01/22 5歳

  • K
    四歳十一か月

    Y
    二歳七か月

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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