- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834012897
感想・レビュー・書評
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真の写真家の生き様が感じられる良著。
今年(2023)の読んだ本のベスト3に入るかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
星野さんの本は、どうしてこんなにも心をとらえるのでしょうか。爽やかというのでしょうか、清々しい思いになるのです。
本に描かれている風景を私も実際に見ているようなそんな感覚になります。 -
なんと美しいのだろう
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今自分が生きている自然とは別の自然があり、世界がある。
その存在を知っているか、知らないかだけでも全く違う。星野さんの書く文章には、普段私たちが生活している上で忘れてしまう地球の美しさが十分すぎるほど伝わってくると共に直面している問題の意識までさせてもらえるから好きです。
人は生きている限り夢に向かって進んでいく。夢は完成することはない。しかし、たとえこころざし半ばにして倒れても、もしそのときまで全力を尽くして走り切ったならばその人の一生は完結しうるのではないだろうか。 -
S図書館
この本は加筆修正して1995年再発行された
冒険家の植村直己氏は、高い山の前に低山で練習したり、海外行く前に日本縦断したり、体力の面、犬そりやエスキモー人に教えてもらったりと準備を怠らなかった
それでもハプニングや悲劇は起きてしまった
一方その当時、星野氏は準備が苦手、食料計算ができない(どっさり買い込み旅の途中で何度かチェックしながら調整していくやり方)、銃を持たずに北極へ行ったとあった
この本を読んで、厳しい言い方だが、星野氏は動物写真家として少し危機管理の甘さがあったのではと疑問が残った
自然相手は何があるかわからない
臆測だがテレビクルーの人達がいるから、気が緩んでクマに襲われたのだろうか?
そうは言うものの、素晴らしい功績を残していたのは間違いない
すばらしい写真や著書は誇らしいことだ
1971年6月 郵便機でシシュマレフ村に到着
1981年からアラスカに住み着いた
シールオイルのすごい匂いにすぐ慣れた
カヤックが流されたハプニング
《抜粋》
18歳の頃だったと思う
北方の自然への興味がどうしようもなく募っていた
なぜなのかはわからない
説明のつかない恋心のようなものだったのだろう
シベリアでもアラスカでも北海道でも良かったのかもしれない
子供が夢を託すような漠然とした北の世界への憧れだった
オーロラ
201オーロラのエネルギーはビックピークに達しようとしている
光の渦は次第に天頂に集まってきた
これからどうなるかはもうわかっている
コロナという現象が、強いオーロラ活動の最後には必ずくる
光の中心が天頂に来るのと同時に、音もなく爆発しまるで巨大な線香花火のように光の帯が天空に飛び散った
見事としか言いようがない
極光は最後の力を使い果たしたの如く輝きを失っていった -
素晴らしい作品
防寒には毛皮が一番
事故で亡くなれたのが残念 -
星野さんのことは知ってた。確か、子どもの教科書にも載ってたし、あの事故のニュースを覚えている。ただ、こうやって著書を手に取ったのは初めて。だから、星野さんについてはざっくりとした情報しか持ってなかった、アラスカなどで写真を撮ってる方くらいの・・。
少し前に、NHKBSだったか、星野さんが初めて滞在したアラスカの地に息子さんが訪れた番組を見た。そこで、星野さんがアラスカを訪れることになった経緯を少し知ることになった。
今回、この本を読んで、いろんな点と線がつながった気がした。
多様性に言及している部分は、自分でも書き抜いていたのだけど、小川さんも取り上げてくださってて、うれしかった。 -
2020/12/9
アラスカ、行くことはないか。