昔話の語法 (福音館の単行本)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 53
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834013870

作品紹介・あらすじ

なぜ昔話はこれほど愛されつづけてきたのだろうか。その秘密をときあかす待望の理論書。遠野の昔話『お月お星』ほか、音響資料CD付き。

感想・レビュー・書評

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  • 昔話の様式の分析と様式研究の歴史について、平易な文体で解説している本。「昔話は本来耳で聞く芸術である」ということにまず驚かされた。昔話によくみられるエピソードの三度の繰り返しが、なぜ起こるのか、なぜ三度なのかという点についても詳しく触れられている。昔話と音楽との関連性について述べた第五章がもっとも興味深い内容だった。

  • NDC: 388

  • 2F
    資料

  • 2014年に購入しフォトリーディング&高速リーディング後、積読。熟読するつもりだったので思い出して再び読み始める。取り敢えず高速回転で内容把握。

  • 著者:小澤俊夫
    カテゴリ : 子どもの本の世界
    定価 : 本体2,500円+税
    ページ数 : 404ページ
    サイズ : 22×16cm
    初版年月日 : 1999年10月20日
    ISBN : 978-4-8340-1387-0

    昔話は口で語り、耳で聞かれてきたために、口伝え独特の「語法」があります。語法は昔話が長い年月生きつづけたもとです。現在の日本では、囲炉裏端で昔話が日常的に語られることはほとんどなくなりました。昔話の伝承は、もう確実に最終段階に入ったといれるでしょう。今この時、子どもたちに語りつぐために、昔話の語法を理論としてきちんとまとめておく必要があるということからこの本は生まれました。CDによる昔話の音響資料付き。
    http://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=648

  • 語られるものとしての昔話の世界を,様式論,音楽,美学,民俗学など,多様
    な側面から総合的に解き明かしています。楽しく信頼性の高い入門書です。(野村眞木夫教授)→http://libopac.lib.juen.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=1000006686&key=B142785136210467&start=1&srmode=0

  • ひそかに勉強中。。。。。。
    ウィキペディアで「小澤俊夫」を検索しました。ここまで華麗なる一族の方だったとは、驚き。

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著者プロフィール

1930 年生まれ。口承文芸学者。
筑波大学名誉教授。小澤昔ばなし研究所所長。
日本や世界の昔話の研究を続け、1992 年から全国各地で「昔ばなし大学」を開講、
昔話の魅力を広く伝え、語りの普及に努める。

「2022年 『昔話の扉をひらこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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