マリアとコンドル ペルーの民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅)

  • 福音館書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834014471

感想・レビュー・書評

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  • 福音館書店から、「こどものとも世界昔ばなしの旅セット」という全15冊の絵本セットが出ました。たまに立ち寄る絵本の専門店で見かけて、ステキ!と思って我慢できず、大人買いしてしまいました。1冊1000円。15冊買って1万5000円+税。決して高くないと思います。これから1冊ずつレビュー書いていきます。
    こちらはペルーのお話。ペルーって、とっても遠いから多分行くことはないと思うけど、行けるものなら行ってみたい興味深い国。中学校の社会科でも「高山のくらし」として紹介します。主人公の少女はリャマやアルパカを飼って暮らしている。ある日若者に化けたコンドルが、「おんぶしてとんでやる」みたいなことを言ってマリアをさらってしまう。コンドルの背中にしがみついて飛んでいる様子はなかなかステキ。でも高い崖の上にとらわれの身になってしまって、マリアは家に帰れない。
    ペルーの人たちは、小さい子に「知らない人について行ってはいけません」と教えるためにこの昔話を語り継いだのかな?
    後半はマリアが、カエルやハチドリに助けられて家に帰る。動物に助けてもらうあたり、ディズニープリンセスみたいでなかなか好きです。コンドルはマリアをさらって痛い目に遭わせるわけではなく、俺の嫁になれっていうのが個人的には好きです。さみしいのか?笑。
    子どもに読むには、日本と違う高山の暮らしに興味がもてるし、ペルーの風景もステキで良いと思います。マリアは一生、お父さんお母さんと幸せに暮らしました!っていう終わり・・・え?マリア、結婚できんの?とか思っちゃいました。

  • ペルーの民話。
    人間に化けたコンドルによって、さらわれてしまう女の子の話。お嫁さんに…と、連れられてしまうのです。
    両親のもとに戻りたい女の子に、カエルやハチドリが手をかします。
    無事に逃げた女の子を追ってきたコンドルを、両親がだまして殺してしまうのですが、その方法が結構センセーショナル。でも、民話ってそういうものですよね。

  • ペルーの民話。
    人間に化けたコンドルによって、さらわれてしまう女の子の話。お嫁さんに…と、連れられてしまうのです。
    両親のもとに戻りたい女の子に、カエルやハチドリが手をかします。
    無事に逃げた女の子を追ってきたコンドルを、両親がだまして殺してしまうのですが、その方法が結構センセーショナル。でも、民話ってそういうものですよね。

  • コンドルに連れ去られたマリアが最後はコンドルに復讐する話。絵がきれい。

  • マリアがコンドルに連れ去られて悲しいお話だった。ぼくがコンドルをやっつけてあげたい。

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著者プロフィール

放送大学特任教授,愛知県立大学名誉教授。専門は,文化人類学。主著に『遊牧・移牧・定牧―モンゴル・チベット・ヒマラヤ・アンデスのフィールドから』(ナカニシヤ出版,2014年)。

「2022年 『レジリエンス人類史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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