あくまのおよめさん ネパールの民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 107
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834014495

感想・レビュー・書評

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  • 福音館書店から、「こどものとも世界昔ばなしの旅セット」という全15冊の絵本セットが出ました。たまに立ち寄る絵本の専門店で見かけて、ステキ!と思って我慢できず、大人買いしてしまいました。1冊1000円。15冊買って1万5000円+税。決して高くないと思います。これから1冊ずつレビュー書いていきます。
    さて、本書はネパールの昔話。貧乏な家の息子が、親の意見を聞かず自分の判断で拾った金貨でサルを買う。そのサルが、将来息子のために役に立つ行動をして、一家や村に幸福がおとずれるという、日本の昔話にもよくある展開です。サルと取り引きする悪魔が、ちょっとおバカさんすぎるけど(笑)、だれも人が死なないし、日本の昔話との共通点もあって楽しいお話でした。(日本の昔話は時々すごく残酷ですけどね)。

  • ネパールのある村にすむラージャンという男の子が、あるとき銀貨を見つけました。

    ネパールのネワール族伝統の宗教絵画の第一人者描く伝統的な絵が、エキゾチックなお話の世界につれていってくれます。

  • 少年ラージャンはある日、道で一枚の銀貨を拾います。両親からのアドバイスを無視し、この世で唯一のものを探し求め、一匹の猿を買いました。両親から叱られるも、ラージャンは猿を大切に育てます。屋根の上を飛び回ることができるようになった猿は、村で悪さをする悪魔のところへ行き――。
    東京子ども図書館の復刊キャンペーン「今ふたたび、この本を子どもの手に!」企画で、子どもの投票ランキングに掲載されていたことをきっかけに読了。よくもまあ悪魔を上手く騙せたなと感心。「ぼくのおよめさん」と繰り返し、嘆き悲しむ悪魔が不憫。

  • ネパールのお話。
    この「悪魔がいる」という設定が面白い。
    そして、その悪魔に「お嫁さんをさがしてあげている」といって、知恵を使って話をすすめていくところがいい。
    ああ、「ながぐつをはいたねこ」みたいなのかな。今回はサルだけどね。

  • 娘4歳9か月、息子2歳0か月、図書館にて借り

    息子が選んだんだけど・・2人とも悪魔がこわいくせに借りるから、布団頭までかぶって、ほぼイラスト見ずに聞いていた。
    怖くはない。
    あくま、けっこうかわいそう。

  • さるの賢さに感心しました〜
    私もあんなふうに賢くなりたいです。

  • 2021.10.22 6-2

  • 稲村 哲也 (著), 結城 史隆 (著), イシュワリ カルマチャリャ (イラスト), Ishwari Karmacharya (原著)

  • ネパールの昔話。育てた猿が、恩返しとして、悪魔を騙し宝を手に入れてくる報恩譚。猿に騙されて人形に恋をする悪魔が、見た目に反してとても可愛らしい。

  • ネパールのお話。
    この「悪魔がいる」という設定が面白い。
    そして、その悪魔に「お嫁さんをさがしてあげている」といって、知恵を使って話をすすめていくところがいい。
    ああ、「ながぐつをはいたねこ」みたいなのかな。今回はサルだけどね。

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著者プロフィール

放送大学特任教授,愛知県立大学名誉教授。専門は,文化人類学。主著に『遊牧・移牧・定牧―モンゴル・チベット・ヒマラヤ・アンデスのフィールドから』(ナカニシヤ出版,2014年)。

「2022年 『レジリエンス人類史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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