- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834016543
作品紹介・あらすじ
森の近くの家の蔵に住んでいるねずみばあさんのところに、のねずみたちから「森のひなまつりをしたいので、おひなさまを森に連れてきて下さい」という手紙が届きました。そこで、ねずみばあさんはおひなさまといっしょに森に出かけました。森でおひなさまたちは、動物たちと歌ったり、踊ったり楽しく過ごしました。ところが、帰り道で、雪が降り始め、蔵に戻ったおひなさまたちは、すっかり汚れてしまっていました。さあ、大変!
感想・レビュー・書評
-
今日は、3月3日ということで、いつもの図書館の特設コーナーから選書いたしました。
もしも、普段おすまし顔でひな壇に座っている、おひなさまが、活き活きとした表情で動き出して、森の中で動物たちとひな祭りを楽しくやるとしたら、どんな想像を描きますか?
きっと、子どもたちにとっては、おひなさまが、もっと身近に感じられるかもしれない、そんな願いを込めたようなこの絵本、最初こそ、ねずみばあさんに連れられたおひなさまが、シュールな光景に思われるかもしれませんが(笑)、こいでやすこさんの水彩で素朴に描いた、自然の美しさをそのままに残した田舎の風景と、おひなさまが次第に馴染んできて、動物たちとの夢の競演も温かい気持ちにさせられますし、とても平和な光景に感じられます。
そういえば、ひな祭りは平安時代から始まったそうで、彼らのその姿と自然とが違和感なく溶け込むのも当然ですよね。
そして最終的には、ねずみばあさんが、まるでおひなさまにとってのお母さんに見えてくる、そんなお互いの優しさには、改めて自然で生きるものも、昔からある伝統行事も大切にしていくことを実感し、ひな祭りの意味合いについて、考えさせられるものがありました。
今日は桃の節句。表紙の絵にも、ちらほら若葉が顔を出し始めたように、春はもうすぐです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ねずみばあさんのところへもりのねずみのこどもかいからお手紙が届く。
もりのひなまつりをしたいので、おひなさまを連れてきてくださいと…。
ねずみたちとおひなさまの行列は素晴らしいなと、絵にも哀愁があって表情のひとつひとつがいい。
読み聞かせにも最適でひなまつりの絵本のなかでもよく読む一冊。
-
ひなまつりですねえ
やさしい、優しい絵本
でもちょっとドキドキぼうけんも!
イラストがやわらかく、すーっと一緒に森へ出かけてしまいました
くらに住むのねずみばあちゃん、すてきです
この時期読み聞かせたいなあと思いましたが
少し時期がずれるので諦めました
たくさんあるひな祭りの絵本の中でも秀逸だと思います
≪ のねずみと もりでおいわい ひなまつり ≫ -
物語と絵の調和が心地よい作品。児童書は「やり直しが効く物語」と言うけれど、おひなさまたちが森で大いに楽しんで身なりがボロボロになってしまって困った…という時に、主人公が得意の裁縫とお化粧で助けてあげるというのも快かった。嵐の中を大急ぎで帰るお雛様がかぶっている頭巾が、よく見るともりのひなまつりに参加していたねずみのスカーフだと分かる演出も楽しかった。
-
ひな祭りに向けてのおすすめ本にピッタリ。
春が近づいてくるこの季節、心踊るような素敵で可愛いお話です。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/769682 -
https://www.shonan-sh.jp/events/book-eat-vol3/
とまり木オーナーさんの手紙文庫さんに誘われて行ったイベントで購入。 -
※表紙絵が欲しくて(こどものとも傑作集)を登録してあります。
こどものとも
もりのひなまつり
作:こいでやすこ
1992年3月号
432号
発行所:福音館書店
定価:300円
雑誌:03779-3.
おひなさま動く説はあるよねぇ~ -
2023.2.13 1-1
-
のねずみたちにたのまれて、森にでかけたおひなさまは、森のどうぶつたちとひなまつりをたのしみます。
ところが、かえりにゆきがふりはじめて、さあ、たいへん。おうちのおひなまつりまでにかえれるかな。
2023/3/3 2-2