- Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834016802
感想・レビュー・書評
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「一軒のくつなおしの店がありました。ニコラスじいさんと孫のジャックが暮らしています。ある日、ジャックがいいました。「おじいちゃん、ポリー・アンのために、家の中ではく、軽いくつをつくってあげてよ?」ポリー・アンは、隣りにすむ幼馴染みで、足がちょっと不自由な娘です。おじいさんは、貧しいながら、赤い革を一枚買い求め、やがて、素敵なへやばきを作り上げました。そして、あとに残った小さな革片から、赤い人形のくつも一足。それは、くつひものさきに房、つまさきにバラの花をあしらった、小さな小さなくつでした。これが、奇跡の始まりでした。この小さなくつをめぐって、妖精たちの出現、ポリー・アンの足の快復、さらなる不思議へと──くつなおしの店にやってきた幸運のお話はつづきます。」
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こびとのくつやみたいな寓話。素敵なおはなしです。
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4-8340-1680-3 53p 2000.6.20 初版
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申し訳ありません、現在品切れ状態です。
購入できません。20130618
復刊ドットコム
http://www.fukkan.com/ -
少々ぶっきらぼうな訳だなぁなどと思いながらも、「なにもかも、ぐあいがよくて、とても住みごこちのよい家で」とか「みんな、すぐ、医者にかかる。自分たちのすぐ目の前でまっとってくれる、いろんないいもんに気がつかん」という言葉は好きで、3回くらい読み返した。小さい人たちは妖精だったけれど、小さい人のお話は、やはりかわいい。優しい人や真面目人に、あたたかい。
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手仕事の職人はよいものだ。←職人好き
「赤い靴」というとどうしても親不孝のイメージだけど、
このお話の主題は妖精の魔法。
妖精がとてもイギリスらしいというか……
私の中では、トリックかトリートか、本人の気分次第で
どちらにでも簡単に転びうるのが
イギリスの小人/妖精、というイメージ。 -
烏兎の庭 第二部 絵本 4.17.05
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto02/bunsho/chatte.html -
くつやのニコラスじいさんは、孫のジャックに頼まれて、脚が不自由な友達アンが家で履く靴を赤い革で作ってあげます。ちょっと残った革のきれはしで、人形用の小さな靴もこしらえて窓につるしました。ある夜、靴は消え…どうやら妖精が・・。作者は「グレイ・ラビット」シリーズでも有名なイギリスのアリスン・アトリー。抑えた色調の落ち着いた挿絵に赤い靴が映えて、日常の中に不思議が静かに入り込んでいます。
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小人たちはどこから来たのか。友達のために靴を作るというその美しい心に集まったのか。よく分からないけど、おもしろい。 それにしても、おしゃれは足もとから。靴をたくさん買いたくなった。