魔女の宅急便 その3 (福音館創作童話シリーズ)

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  • 福音館書店
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本棚登録 : 620
レビュー : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834017045

感想・レビュー・書評

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  • キキ、16才。コリコの町にもすっかり馴染んでみんなからも頼りにされるように。
    でも、この巻のキキはいつも心がざわざわしている。それは、もう一人の魔女、ケケが来たから。ジジに、あたしの猫ちゃんになってと言ったり、キキの親しい人といつの間にか仲良くなっていたり、自分の場所をとられていくようでおもしろくないキキ。ジジにやつあたりしているシーンはとても嫌だった。でも、ケケもキキがうらやましくてうらやましくて堪らなかったみたい。ケケにもジジのような黒猫がいたら、きっと猫かぶり病にも、横取り屋さんにもならなかったのに。

    嫌な自分にあって、また少し大人になったキキ。これから、どんな女性になっていくのか楽しみです。

    最後のタカミ カラさんの歌が心に残ります。

    ひざを かかえて うなだれて
    なにかを さがして
    自分で 自分の ひとみをのぞく

    弱気な あなた
    窓の むこうに 風はふくのに
    手をふる ひとも きっと いるのに
    あなたのなかに 笑顔も あるのに

    自分が 自分に 出会うとき
    あなたにも いつかある
    自分が 自分に 出会うとき
    あなたにも きっとある

  • 読みやすさに惹かれてどんどん続きを手にとってしまうこのシリーズ。
    個人的にはこの話はとってもイライラしてしまいました(^^;。タイトルにもある「もうひとりの魔女」というのが、私にとってはもう〜腹立つ!!!という感じ。キキが嫌がる様子を読みながら、もっと怒れ!とムキーとなっていた私です(笑)。
    でも、キキが年齢を重ねて少しづつ大人っぽくなっていく様がいいですね。少女らしいところから女性らしくなっていく心の動きにわくわくしました。

  • 2013.08.09読了

  • 【図書館本】カラさんの背中を押してくれるような歌が印象的だった。 このシリーズは音読しても楽しいかも。読み聞かせとか。一人では多少虚しいけどwww キキが等身大の女の子で色々安心出来る。キキ同様ずっとケケにもやもやしてた。トンボさん、コリコの町を出るのか……。キキがようやく恋心を自覚したというのに。 この辺りも含め、今後の展開が楽しみ。

  • 人って、成長しないよなぁ(*^^*)

  • 年下の魔女、ケケがコリコの街に現れ戸惑うキキ。
    奢らず、時には初心に帰ることも大切。

  • シリーズ物

  • 居心地の良い自分の場所を奪われるかも…
    というこの微妙な気持ち、
    大人になった今でも感じる事があるので
    私も色々恥ずかしく思ったり。
    どんどん「心」に触れる内容が重さを増しているように思うので
    次はどのような話になっているのか楽しみです。

    出来ればもうひとりの魔女についてもっと
    深く掘り下げた話も読んでみたかったと思いました。
    魔女の血を引いていても
    その歳になる前に母を失ってしまったら、
    その場合、どうなってしまうのか…

  • そうして3年目には、何やら怪しい気配。
    いじけてみたり、嫉妬してみたり…くるくるとやってくる感情。
    そしてそれらと折り合いをつけた時、大人になれる…のかな?w

    空も飛ばない、何が出来るか分からない、年下の魔女。
    一体なぜここにいるのか、何が目的なのか。
    自分ができない事を出来る人を、人はとてもうらやましく思うもの。
    とはいえ…子供だからこそ、なのか。
    近づき方が色々間違ってるかと。

    出会いがあり、別れがあります…が
    来年は一体、どうなるのでしょう??
    目的その1(?)がいなくなっちゃいました?!

  • ケケみたいな子は、私も苦手。

著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

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