チムとゆうかんなせんちょうさん (世界傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834017113

作品紹介・あらすじ

「やあ、ぼうず、こっちへこい。なくんじゃない。いさましくしろよ。わしたちは、うみのもくずときえるんじゃ。なみだなんかはやくにたたんぞ」世代をこえて子ども達を魅了してきた、幼年海洋文学の古典。巨匠アーディゾーニ生誕100年を記念し、本国イギリスで新版にて刊行されたシリーズの第1巻。読んであげるなら5才から。自分で読むなら小学校初級から。

感想・レビュー・書評

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  • 「いさましいがイッパイ出て来たね。チムすげえ。」(S9)
    「ぼくも船に乗ってみたい、けど、酔っちゃうかな。」

    海辺に住むチムはふなのりに憧れている。
    昔ふなのりだったボートのおじさんや、なかよしのマクフィー船長と話をするのが大好き。
    ある日、ボートのおじさんが沖の汽船に友人の船長を訪ねるのにチムを誘ってくれる。

    船内のチムの様子に一緒にワクワク。
    好きなことって苦にならないんだな。
    ところどころジブリアニメを思わせるんだけど。
    このお話がチムの最初の冒険で、この後続きがあるそう。楽しみ。

  • チムシリーズの1冊目。どうしても船に乗りたかったチムがこっそり乗り込み、「ただ乗り」なので、働くことに。けれどもチムの船に乗りたいという決心は本物だったと見えて、実に懸命に働くので、船員達が認めていきます。ところが、嵐にあってしまうのです。次々と起こる困難に立ち向かうチムの頼もしいこと!小さな男の子の成長に、子ども達もチムと一緒に冒険を同化して、いい気分になって終わるようです。2年生に読み聞かせ、他のシリーズも紹介しましたが、チムのとりこになった子が大勢いたようで、沢山借りていきました。読むのは大変ですが、手応えのある一冊。(14分)2011年に原本復刻版がこぐま社から出たせいですか?アマゾンでも正価より値段が上がっていました(2012年1月現在)

  • 子どもがのたくましい成長が描かれていて、無駄がなく、読後感よしです。

  • チムシリーズ第一弾。
    眠る前の15分程の読み聞かせにピッタリ。11巻ものシリーズで、続く楽しさがとてもいい。
    小4の息子のこのごろのおやすみの挨拶は「今日のチムはなに?」

  • どうしてもふなのりになりたいチムは、あるひこっそり船にしのびこみますが…
    チムのいきいきしたこどもらしさと、おとなたちのおおらかさが描かれています。
    クラシカルな絵も心にひびきます。

  • 2008/10/20

  • ハラハラドキドキのお話でした。海岸の家に住んでいた少年が、ひょんなことから、大きな船に乗ることになって〜

  • ふなのりに憧れる、小さなチムの大冒険のお話です。

    「このせんちょうといっしょなら、うみのもくずとなろうとも、かまわない」と覚悟を決めたチムが勇ましいです。
    けっこう急な展開&大ピンチなので、子どもたちはストーリーに入り込めるかな…?
    無事助かり、一応家に電報を打っているところがかわいかったです。笑

    メモ…冒険 ふなのり コックさん 船長

  • この本をよんだら、ふなよいが、こわくなった。

  • 船乗りになりたくてほんとに船に乗ってしまったチム
    がんばって働くすがたが素晴らしい。
    船が沈み大変だったが無事戻ってこれて良かったです

    絵本ですが、1つの映画を見たような満足感

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著者プロフィール

エドワード・アーディゾーニ(1900~1979)1900年ハイフォン(現在のベトナム)生まれ。5歳の時イギリスに渡り、14歳まで東海岸のイプスウィッチで暮らす。高等学校卒業後、勤めのかたわら、ウェストミンスター美術学校の夜学で学ぶ。第二次世界大戦中、従軍画家として活躍。自分の子どもに絵本を書いてあげたことがきっかけで、絵本と児童書の挿絵の仕事に専念するようになる。主な絵本にケート・グリーナウェイ賞受賞の『チムひとりぼっち』(偕成社)、挿絵にエリナー・ファージョン短編集『ムギと王さま』(岩波書店)など多数ある。

「2021年 『詩集 孔雀のパイ 改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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