ねぎぼうずのあさたろう〈その3〉人情渡し舟 (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834017427

作品紹介・あらすじ

道中がっぱをくるりと肩に、浮世の人の情けにふれりゃ、思いもかけぬ出会いもある──またまた、ねぎぼうずのあさたろうとにんにくにきちの東海道二人旅。題して、人情渡し舟。山道で行き倒れの娘を助けた二人ですが、すぐに江戸から追っ手がやってきて大ピンチ。が、みしらぬ旅人が現れて……。今回はナス、ノビル、タネイモなども登場して、一味違う人情話。みて、読んで、うなって、親子で楽しむ愉快な浪曲絵本。待望の第3作目。

感想・レビュー・書評

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  • 吉原から逃げてきた行き倒れの娘を助けるあさたろう。とことん面倒を見るお人好し。渡しであさたろうの父親が登場。さてさて人助けの旅かいな。父親もそれっぽい。

  • 吉原から逃げてきたおみつ。
    行き倒れているところをあさたろうに助けられる。

    絵本にしては、オトナの展開!

    具合の悪いおみつはもちろん、迎えに来た父と弟の顔がきみどり色なので、全員具合悪そうに見えた。特にお父さんは髭濃いから。

    そこに吉原からおみつを連れ戻しに来た輩たち!!
    さらに展開するオトナの世界に、内心ヒヤヒヤ。
    (子供たちに読み聞かせているもので)

    このシリーズはどこへ向かうのか!

  • この辺りから本気でシリーズ化を考えたのでしょうか。
    今回は、あさたろうのお父さんの話が出てきます。

    そういえば今まで出て来たのはお母さんだけで、お父さんは何をしているのか不明だったわ。
    左眉の上に三日月の傷があるあさたろうのお父さん。
    でもって、あさたろうたちのピンチを救ってくれた見知らぬ旅人の顔にも…。
    さて、次作でお父さんの謎は解けるのか?

    たねいものぶんぞうに「よくもこのおれのかおにどろをぬってくれたな」と詰め寄られたあさたろうのお父さん(と思われる)が返した一言。
    「なにいってるんでい。おめえのかおなんざ、さいしょっからどろだらけじゃねえか」
    確かに。

  • あさたろうのお父さんが渡し船に乗っており、次回の展開が気になる。5歳の我が子が、渡し船に乗った父の絵を見て「いたー!」と感動していた。

  • なはにゆゆやや

  • まあまあ

  • ついにあさたろうのおとっつぁんが登場!人情。最終ページが良いです☆息子も特に好きな巻。

  • チビ1号、図書館にて

    2009/03/08
    自宅用に購入

  • おもいっきり人情編。吉原に売られた娘が逃げてきたのを偶然助け、そこへ通りすがりの男が助け船を。時代劇の人情場面濃縮って感じです。。

  • 生き別れになった父の背中を垣間見た回です。

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著者プロフィール

1947年、埼玉県秩父生まれ。「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で、第11回赤い鳥さし絵賞受賞。『ねぎぼうずのあさたろう その1 とうげのまちぶせ』(福音館書店)で、第49回小学館児童出版文化賞受賞。『みずくみに』(小峰書店)で第20回日本絵本賞受賞。著書に「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ(クレヨンハウス)、『おふろ、はいる?』(あかね書房)、『おせんとおこま』(ブロンズ新社)、『スサノオ 日本の神話』『天の岩戸アマテラス 日本の神話』『因幡の素兎オオナムチ 日本の神話』『スサノオとオオナムチ 日本の神話』(小社刊)など多数。近著に『ぼくとお山と羊のセーター』(偕成社)がある。

「2023年 『飯野和好 日本の神話 全5巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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