イギリスとアイルランドの昔話 (福音館文庫 昔話)

著者 :
制作 : 石井 桃子 
  • 福音館書店
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本棚登録 : 164
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834018011

作品紹介・あらすじ

昔話集の古典ともいうべきジェイコブズによる昔話集から、「ジャックと豆の木」「三びきの子ぶた」など、世界中の子どもたちに読みつがれてきた昔話を磨きぬかれた訳文と原書の挿絵でおくります。

感想・レビュー・書評

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  • この本棚のタイトルにある「おはなしと」というのは素話のことで、テキスト探しをそれはマメにしている。
    もっかのところ10話しか語れないので、若干寂しいローテーション。
    ひと月に1話ずつ覚えれば、10年で120話のストックになるはず・・!
    いや、夢は大きい方がいいぞっということで、ストーリーテーリングのテキストとして読んでみた。ところがこれが非常に面白かったので、記録としてここにとどめておこう。

    良く知られている「3びきのこぶた」や「ジャックと豆の木」などを含めて全部で30話のおはなしが載っている。
    それが、石井桃子さんのおかげで、自然で親しみやすい納得の日本語訳になっている。
    一編ずつは比較的短いものもあるので、4,5歳くらいから読んで聞かせられるだろう。

    厳しい自然環境の中で生まれた口伝の民話のせいか、どれも迫力に満ちた魅力的なものばかり。
    怠け者や、意地悪な者や頑固者、気のきかない者や陽気な者、様々なタイプの人間や動物たち、時に異界の者たちが繰り広げるお話は、機知に富んでいて底抜けに明るい。
    何であれ、自らの力で運命を切り開く者を称える文化でも、あちらにはあるのだろうか。
    日本の民話とは明らかに違う力強さに圧倒されながら読む進む。
    ファンタジー色の強いものやほのぼのとしたものは少なく、全体にかすかな毒を含み、時にナンセンスで、時に身体の一部が痛くなってもくる。

    とりわけ「3びきのこぶた」は、大人が読むと残酷なほどの展開だ。
    何しろ最後は、こぶたがオオカミをぐつぐつ煮て食べてしまうんだもの。
    スリルに満ちた面白い原話を、子供向けに大団円で終わるように書き換えたのは誰だろう?
    そしてそれは、真の意味で子供向けだったのだろうか?
    本物が楽しめるようになるまで、子どもの成長を待つのも、大人の大切な役目ではないのだろうか?
    大人が先回りして作り上げた幸福などよりも、本物の底力を共に味わった方が、ずうっと良いのだ。
    それはとりもなおさず、子どもを一人前に扱っているということだものね。
    ということで、一家に一冊どうぞ。
    さて、私はどのおはなしを覚えようかしら。

  • 三びきの子ブタやジャックと豆の木など有名作品も含む昔話集。素朴で力強い昔話が持つ魅力が、石井桃子の訳でより一層素敵に著されています。昔話は語りの物語だから、言い回しが重要なんですよね。一時「声に出して読みたい」なんてのが流行りましたが、これもそういうもののひとつでしょう。
    またイギリスの物語はブラックユーモアに溢れて皮肉が利き過ぎていて呆気に取られるものが多く、却ってアイルランドの物語は純朴でハッピーエンドが多いのは民族性なのでしょうかね。そういう点でも面白かったです。

  • どのお話もようせいはひどい。「ノックグラフトンのむかし話」はおもしろいし、歌がすごくいい。こぶとりじいさんににていて、アイルランドなのにと思ってびっくりした。「女というものは、なんとか、かんとか、なだめすかして、夫がないしょにしていることを聞き出してしまうものなのだ」と書いてあったけど、おれも、お母さんになんでもはくじょうしてしまうから、ドキーンとした。(小2)

  • 面白いよ~

  • 基本図書なので、読んだ。

    ジェイコブズ、F・A・スティール、W・B・イェーツの再話した昔話からなる。

    最初は読むのがおっくうだなぁと思ったけれど、だんだんおもしろくなる。
    「三びきの子ブタ」「いやだよ、いやだよ、そんなこと、とん、とん、とんでもないよ。」使いたくなる。使おう。
    「だんなも、だんなも、大だんなさま」おもしろい、すごい、うけそう。
    「ノロウェイの黒ウシ」むすめがいいこ、黒ウシが男前!
    「イグサのかさ」あぁ良かった。
    「たまごのカラの酒つくり」「グリーシ」妖精や小人、悪いやつもいるんだな……。
    「ノックグラフトンの昔話」まるでこぶとりじいさん! 昔話って世界共通の要素があるのかな。

  • 同名本の文庫版

  • 知ってる話がたくさんあった!アイルランドのお話はハッピーエンドが多い*

  • 先週長女と隣駅まで買い物いったついでに本屋でめっけた本です。

    小学校中級以上ってなってるから、長女も読めると思い(半分言い訳のため)、買ってしまいました。絵本はよく読んでるけど、こういう昔話(イソップからはじまり、グリム、アンデルセンなぞ)ももっと読んでほしいですね。

    高校まで本は少年ジャンプだけでしたが、昔話だけはよく読んでました。よい心を持ってもらう最も簡単で確実な習慣だと思う。

    はじめて読む話もたくさん。
    三びきの子ブタなんかも、普通の絵本にないストーリーがあって、驚き。ジャックとマメの木がイギリスのお話だったとは。。。

    個人的に面白かったのは、「チイチイネズミとチュウチュウネズミ」「かたやきパン」「巨人たいじのジャック」「どろぼうの名人」

  • 請求記号【93 イ】昔話は、耳で楽しむおはなしです。

  • この本はイギリスやアイルランドの昔話が書かれていてよく皆さんが耳にするような昔話もでてきますので、興味がある人は読んでみてください

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著者プロフィール

作家、翻訳家。『クマのプーさん』『ちいさいおうち』「うさこちゃん」シリーズなど数々の欧米児童文学の翻訳を手掛けながら、『ノンちゃん雲にのる』等の創作も行い日本の児童文学普及に貢献した。2008年没。

「2018年 『新しいおとな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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