こわいわるいうさぎのおはなし (ピーターラビットの絵本 6)

  • 福音館書店
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834018608

感想・レビュー・書評

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  • こわいわるいうさぎは、大人しいうさぎからニンジンを巻き上げたり、乱暴したり、なかなかの荒くれっぷり。そこに鉄砲を持った男の人がやって来て…

    1匹のうさぎが正面向いてちょこんと座っている旧版の表紙を見て、「絵本に出てくるうさぎは優しいお利口さん」という先入観がある娘は、(可愛いうさぎのお話だ!)と思い込んでいたらしい。

    いざ読むと、「こわいわるいうさぎのおはなし」というタイトルと前半のうさぎのワルぶりにびっくり。さらにそこに鉄砲のおじさん登場で、(まさか…!)といや増す緊張感(笑)
    幼い子供の読み物としてはちょっとどぎつい内容かもしれないが、物語は淡々かつきっぱりと進んでいく。とても短いお話だが、しっかりと展開があって面白い。最後に読者が大人しいうさぎの目線でラストを見届けるようにしているのが上手いなと思った。スカッと半分安堵半分おかしみ少々の読後感。娘は気持ち良く読み終えた。

    読んだ後にもう一度表紙を見ると、可愛いうさぎだと思っていたのが、ふてぶてしいうさぎに見えてくるから面白い。

  • 今回はいいうさぎとわるいうさぎのはなし。
    ヒョエ〜、悪い事をしたらばちがあたるよって話。
    これ読んだら悪い事出来なくなるね(^_^;)

    今回も文は短く、絵は可愛く大きく子供たちにもいいです。
    子供たちはどう思うのだろう…。

  • ちょっと昔話のような、教訓のおはなし。
    でも、残酷な結末でなくてよかった。

  • これはほんとにじごうじとく!でも、こういうことじぶんも多いから、気をつけたい。「ちょうだい」とか、ちゃんと言うようにしよう。(小2)

  •  日本語版、ピーターラビットの絵本6、1971年11月1日初版発行、英語版1906年発行。9番目の作品。

     このお話は畳み込み式パノラマ絵物語として発行されました。後、1916年に普通の形の本に作りなおされて発行されました。
     ごく幼い子どもたちのために作られているので、2歳台でも読んでもらえば充分楽しめると思います。

     ここにでてくるうさぎはピーターやベンジャミン、フロプシーたちとは関係ありません。

     いいうさぎは、お母さんにもらったニンジンを食べています。ところが、そこにひげも荒々しいこわいわるいうさぎがやってきてニンジンを横取りしてしまいます。

     こわいわるい、とあるように、このうさぎは悪い顔です。と言っても、漫画的にデフォルメされているのではなく、写実的に描かれたうさぎが、こわいわるい感じなんですね。学校などで何匹かうさぎを飼っていると、一番人馴れしていない荒れたうさぎがこんな顔していたな、という。

     最後、猟師に撃たれたけど、つるっとなって逃げてしまったというオチです。わるいうさぎだけど助かってよかったな、と家の娘二人は思ってました。

  • 一度読んで以来お気に入り。弟を「ずどん!」と打つことが多いが、おもしろかったのは、一度、行きたかった釣り堀が閉まっていたため、店主を「ずどん」「ずどん」と何度も打ってたんだとか。

  • こわいわるいうさぎ!w
    今、一緒に暮らしてるウサギに似てます、性格が!そして、いいウサギの可愛らしいこと。さすがいいウサギ、こんなラブリーなウサギになんて非道い!と思ったのですが、最後があまりに可笑しいので、許してます。
    時々、うちのウサギにも読み聞かせてますが、聞いてません。そんなこわい顔してるとこうなるよッ!おやつ奪い去って行くと、あんな目に合うよッ!と言うのですが、知らん顔です。

  • 予想だにしないシュールな展開に度肝を抜かれた。
    ピーターラビット絵本の白眉。

  • こわいわるいうさぎは、ある日人間の鉄砲でズドンとなって、いいうさぎになった!?かも。

  • とつぜん現れたわるいうさぎが、おとなしいうさぎのにんじんを横取りします。そこへ鉄砲を持った人がやってきました…。「わるいうさぎの話も書いて」というリクエストに応えて書かれたものだそうです。小さな子向けのお話ですが、細部のおかしみは上のむすめのほうがわかるようで、声を立てて笑いながら聞いています。

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著者プロフィール

1866年イギリス・ロンドン生まれ。絵本作家。『ピーターラビットのおはなし』シリーズで知られる。

「2020年 『大人の塗り絵 POSTCARD BOOK ピーターラビットの絵本の世界編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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