「ジンジャーとピクルズや」のおはなし (ピーターラビットの絵本 12)
- 福音館書店 (2002年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (66ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834018660
感想・レビュー・書評
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動物たちの経営するお店は、"おみせやさんごっこ"みたいで、とても可愛らしい。
これまでに出てきた動物たちが、お客として登場しているので、目がはなせません。
ねずみのジョンさんのおみせで売っているろうそくには笑えました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつも大繁盛の「ジンジャーとピクルズや」、でもその内実は、火の車…。シリーズの人気者が勢ぞろい。上の娘が一年生のころ、大好きだった絵本です。でも、この辛口のユーモアを味わえるようになるのは、ずっと大きくなってからでしょう。現実とファンタジーの境界を自在に行き来する手腕が見事。全編に作者の遊びごころがあふれ、シリーズの中でも特別の存在感を持つ一冊です。
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「ジンジャーとピクルズ屋」は、村に一軒の雑貨屋さん。ピーターラビットもやってきた。赤いぽちぽちのついたハンカチは29円。はっかドロップは10円。ちいさいけれど、なんでも売っている。
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介) -
経営って難しい〜というお話。掛け売りで人気店だったのに、だれも代金を払ってくれないから利益にかかる税金でお店は飛んでしまった。その跡を継いだ人も掛け売りは極力拒否していて、ああ、消費者向けの掛け売りなんて成立しないんだという悲しみが残るけど、わりかしみんな幸せになって終わる適当な感じが良い。挿絵がフルカラーではなく一部白黒なのがちょっと期待はずれ。
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ルシンダ、ジェイン、タビタのおくさん(他のお店の店主)、ネズミの髭のサムエル、さいくんのアナマライア、ドイツ製の人形の警察官、やまねのジョンさん、めんどりのペニーペニー、ジンジャーとピクルズ。
これまた登場人物が多すぎて覚えられない -
登場者が多すぎて、また名前が覚えきれなくてたいへんでしたね。「ジンジャーとピクルズや」はどうして掛け売りをしていたのでしょうか?お客さんたちもちゃんと支払しないと可哀想ですよ。
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★3.5
表紙や作中の挿絵に、ピーター・ラビットを始めとした懐かしい面々が登場しているのが嬉しい。が、タイトルに名前が冠されたジンジャーとピクルズは、そんな面々にお店を潰されたようなもので、可哀相としか言いようがない。しかも、最終的にみんなで2匹を救済するのかと思いきや、そんな素振りさえも見せない辛辣さ。ただ、閉店後の2匹が幸せそうなのが唯一の救い。そして、ポターが描く暖かくて繊細なイラストが本シリーズ絵本の一番の魅力だけれど、ペン入れのみのイラストが多数あったのが残念。全イラストをカラーで見たかった。 -
★★★☆☆
掛け売りで商品を売って、回収ができない人のいい(?)雑貨さん。
(まっきー) -
掛け売りのおかけで店じまいしてしまうという……。
シリーズを通して読んでいると知っている人(動物)が出てきておもしろい~。コリー犬のケップさんとか、ネコのタビタおくさんとか。リトルタウンがしっかりと出来上がってる素晴らしい世界を描き上げてるなぁ~。