- Amazon.co.jp ・本 (54ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834018691
作品紹介・あらすじ
本書は、仕たて屋が縫いかけの上着を店において帰ったところ、驚いたことに朝にはそれが仕上げられていたという実話にもとづいて書かれたものです。後になって仕たて屋の弟子たちのしわざとわかったのですが、ポターはそれを小さい茶色のねずみたちがクリスマス・イブにしたことという設定にして、このお話をつくりました。1903年刊。
感想・レビュー・書評
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★4.0
グリム兄弟の「小人の靴屋」を思い出すようなお話だけれど、どちらかと言うとネズミたちの行動は仕たて屋への恩返しに近い感じ。そして、ポター自身が一番気に入っていた絵本が本作らしく、それが分かるくらいに優しくて、作中の季節が冬でもじんわりと暖かい。また、ちょっぴり意地悪な気持ちがあった猫のシンプキンが、ネズミたちの行動を目の当たりにして自身の行いを省みる流れもとても良い。これでシンプキンとネズミたちも共存できるかも!?それはそうと、ポターが描く刺繍のイラストが溜息が出るほど綺麗で、ただただウットリ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読むなら石井桃子さんの訳でと思い、図書館で借りました。
とても古い言葉で書かれていたそうで、その雰囲気を損なわずにと工夫されたそうです。
仕立て屋が助けたネズミたちが高熱で仕事ができない彼のために衣装を仕立てます。
絵もとても素敵です。 -
挿し絵が細部まで綺麗。
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一昨日大社のほうに行ったときに読んでみたんですけど、絵本なのにけっこう長くてびっくりしました。
ネズミが服を縫ったりする絵がとてもかわいらしかったです。
仕立て屋の人は大変なことになりそうでしたけど、あな糸が足りてよかったですね。 -
「自分が寝ている間に妖精が仕事をしてくれていたらいいのになあ」というお話です。ピーターラビットのシリーズでは珍しく、タイトルの「仕立て屋」は人間のことです。暖かなお話で、ネズミがしていることに意味もあって、読み返したい作品です。
歌詞のような言葉が多く、シリーズの翻訳が難しいことが理解できます。 -
「本書は、仕たて屋が縫いかけの上着を店において帰ったところ、驚いたことに朝にはそれが仕上げられていたという実話にもとづいて書かれたものです。後になって仕たて屋の弟子たちのしわざとわかったのですが、ポターはそれを小さい茶色のねずみたちがクリスマス・イブにしたことという設定にして、このお話をつくりました。1903年刊。
人々がまだ、剣やかつらや、えりに花かざりがある長い上着を身につけた頃、グロースターの町に一人の仕たて屋が住んでいた。クリスマスの前の日、仕たて屋は1枚の上着を作りはじめた。1974初版の新装版。」 -
実話に基づいた話だそうですが、間に合わないと思っていた上着とチョッキが完成して置いてあったことは、作者と読者にしか分からないことでした。
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クリスマスのおはなし。かわいい。
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文量もかなり多いので、ちゃんと読める子向き。それとポンパドールとかリューストリンクとか、専門用語も載っている(注釈つき)。