ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし (ピーターラビットの絵本 17)
- 福音館書店 (2002年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (54ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834018714
感想・レビュー・書評
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[あるところに、ジェレミー・フィッシャーどんという名のかえるがいました。ある日大きな雨の粒がぴしゃぴしゃと落ちてきて、うれしくなったフィッシャーどんは釣りに出かけました。1983年初版の新装版。]
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釣り好きなカエルが県会議長のカメやイモリに食事に招待する話だが、命がけの釣りで釣果なしで、もう釣りはしないと帰って来るのですが~
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★3.5
実際のカエルは苦手だけれど、表情豊かなフィッシャーどんが可愛らしい。だからこそ、来客をもてなすために準備するフィッシャーどんが、悉く災難に見舞われてしまうのが可哀相で居た堪れない。ただ、そんな中でも著者が自然の摂理を曲げることはなく、釣りの餌にするミミズ、お弁当のチョウチョウのサンドイッチ、テントウムシ・ソースをかけたバッタのまるやき等、弱肉強食は健在。それはそうと、フィッシャーどんもアイザック・ニュートン・イモリ卿もカメハメハ・カメ議長も、誰も彼もが紳士っぽいのが流石イギリス!といった感じ。 -
カエルが食べるのがあり、カエルを食べるのがあり、色々ね、ご馳走できて良かったわね
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主人公はカエルで、ともだちにイモリとカメが登場します。
みんなおめかししてます。
ちょっとめずらしいいきものが登場するってことで、お気に入りです。イモリ~スピンオフをぜひ~~ -
ピーターラビットは嫌いだが、ウサギの絵柄がどうも好きになれん。
しかし、カエルが大好きなので。&版画のための材料を探していたので、この本を読みました。
結局版画の材料にはならなかったけれど、フィッシャーどんも、石井桃子先生のこのお話をこうせいする言葉づかいもステキだった。 -
長男のお気に入り(3歳時)。遊びのなかでも、おもちゃが「マス」に食べられたー!と、登場。
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釣りに出かけたかえるのジェレミー・フィッシャーどんが、さんざんな目にあって逃げ帰ってきます。一生懸命なゆえにおかしい受難の物語。ところで、フィッシャーどんの友人としてアイザック・ニュートン・イモリ(newt)卿が登場します。うちの子たちが、将来万有引力の発見者の名に出会ってはっと息を呑む(であろう)のが、今から楽しみです。
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かえるが出てくる絵本が大好きである。絵本の中のかえるは大抵ユーモラスで、本人(かえるだけど)は大真面目なのにその行動が笑いを誘う。この絵本も然り!
一見、貴族風のかえるジェレミー・フィッシャーどん。県会議長のカメハメハ・カメ氏とイモリのアイザック・ニュートン卿(両氏、名前が笑えますな)を招いての食事会のために魚釣りに出かけるのだが、次々と災難に見舞われ…。フィッシャーどんにとっては命からがらの出来事なのだが、ごめん、笑っちゃったよ。リアルだけど愛嬌たっぷりに動物を描くポターの力量も改めてすごいと思うし、石井桃子訳も素晴らしい!!
娘と少しずつ読んでいるこの「ピーターラビットの絵本」シリーズ、完全読破はまだまだ先になりそうだが、きっとこの「フィッシャーどん」のはなしはお気に入り上位にランクインするだろう。かえるファン、必読。