パイがふたつあったおはなし (ピーターラビットの絵本 19)

  • 福音館書店
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834018738

感想・レビュー・書評

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  • 「私はねずみのパイなんて食べたくないんです! でもお呼ばれしたからには出されたものを残さず食べないと……。そうだ、私が作ったパイをホストの家のオーブンにこっそり入れたらいいんだわ!」

    みんなが配慮してるのに誰も幸せにならない、寓話らしさの強い話だなあと思います。そういえば、ピーターラビットのシリーズは家を舞台にしたものが多いと気づきました。

  • [リビーという名のねこが、ダッチェスという名の犬をお茶によびました。けれどもダッチェスは、リビーのパイがねずみのパイではないかと気になってしかたがありません。1988年初版の新装版。]

  • ねこのリビーと、いぬのダッチェスのお茶会のお話し。2人とも優しくてお互いに模索したりしていたのが微笑ましい。

    お互い、お互いを傷つけたりしないようにしているのも気を遣い合っているのも見えて、お茶会って大変。

    仔牛とベーコンパイは私も作りたいなぁ〜

  • ★4.0
    ねこのリビーといぬのダッチェスのお茶会を舞台にした、コメディ要素の高い1冊。互いのことを気に懸け合っていて微笑ましい関係ではあるのだけれど、悲しいかな2匹ともが完全に空回り。良かれと思ってリビーはダッチェスの苦手なパイを出してしまうし、それを察知したダッチェスはリビーに伝えることなく不法侵入で何とかしようとするし…。ただ、そんな擦れ違いと金型を巡る押し問答がコミカルで、これから2匹がお茶会をしなくなりそうなのが少し残念。それはそうと、カラフルな花たちと暖かい空気を感じる、ポターのイラストが素敵!

  • ねずみのパイをたべたくないダッチェスが小細工をしますが見事に失敗。そのことに気づかずあたふたする様子がほほえましいです。

  • どれだけネズミのパイが食べたくないのか。
    必死に工作するわんこが可愛い。

  • 江國香織さんの、絵本をかかえて部屋のすみへ…で、江國香織さんがピーターラビットシリーズで2番目に好きだと書いていたのが本書。

    かなりユニークないや、まあ苦しくも可笑しいお話です。猫のお茶におよばれした犬が、きっとネズミのパイを出してくるんだわ!そんなの私食べたくないのに!と考えて…そして珍行動に。すましてお茶に来るもあたふたする姿が奇妙すぎる!私もおかしなつじつま合わせはよくする?!…特にダンナ実家に対し…ので、犬のダッチェスの当人は必死なおマヌケぶりに同類かも…と苦笑いな気分です。

  • 絵が可愛い。
    それにつきます。

  • 焼き型を飲み込んだと勘違いしてあわてるダッチェスさんがちょっとかわいそうでした。

  • ポターの作品の中では比較的文章が多いお話。

    ねこも犬も相手を喜ばせたいんだけど、犬のちょっとまぬけさが笑える(笑)

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著者プロフィール

1866年イギリス・ロンドン生まれ。絵本作家。『ピーターラビットのおはなし』シリーズで知られる。

「2020年 『大人の塗り絵 POSTCARD BOOK ピーターラビットの絵本の世界編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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