もりいちばんのおともだち (日本傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834018868

作品紹介・あらすじ

森でいちばん大きなクマさんは、小さなものが好きでした。森でいちばん小さなヤマネくんは、大きなものが好きでした。だから、ふたりは出会うとすぐに仲良くなりました。ある日、クマさんとヤマネくんはケーキ屋さんで苗をもらい、育てますが…。友だちどうしの心のやりとりをやさしいタッチで描いた物語です。読んであげるなら4才から。自分で読むなら小学校初級向き。

感想・レビュー・書評

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  • 秋。ハロウィンの頃に。

  • 外見も中身もぜんぜん違う2匹と一緒に、秋を楽しめる♪

  • 8歳5ヶ月の娘
    5歳5ヶ月の息子に読み聞かせ

    小さなものが好きな大きなクマくんと
    大きなものが好きな小さなヤマネくんっていう
    設定が
    もう良い。

    もりのケーキやさんの
    ブルドッグもインパクトあったな~

    そしてふくざわさんのイラストは
    ほんと癒し~可愛い~美味しそう~~

  • とにかくかわいい。
    絵のタッチもほっこり。

  • 新品購入
    シリーズもの

    古本屋で買って凄く気に入って
    本屋さんで別のを見つけた時には
    かなり興奮してた
    絵本は高くて買うのを躊躇してしまうので
    古本屋さんには買うきっかけをもらっている
    いつもありがとうございます

    体の小さいヤマネくんは大きなものが好き
    体の大きいクマさんは小さなものが好き
    おもわず笑みがこぼれてしまう
    絵も繊細でかわいらしく
    子どものお気に入りです
    てがみのとこはよむね!
    と最近ははりきっている
    いつになったら1人で読めるのかな…

  • 「もりで いちばん おおきな クマさん」は、
    「ちいさな ものが すき」で、

    「もりで いちばん ちいさな ヤマネくん」は、
    「おおきな ものが すき」だったので、

    「ふたりは すぐに もりで いちばんの なかよし」になります。

    「もりのケーキやさん」を見つけたふたりは、
    ケーキが大好きなところは共通点で、
    仲良く一緒にお店に入っていきます。

    看板の手作りな感じといい、ケーキのていねいな作りこみといい、
    こんなケーキ屋があったら行きたいものです。

    ケーキのひとつひとつのパーツには、
    文字で説明がついているという細やかさ。

    子どもは、ひとつひとつ指差して、
    「いちご!」、「マロングラッセ!」と
    元気よく読んでくれそうです。

    ふたりのケーキの選択は、やっぱりね、なのです。

    ケーキの食べ方にもふたりの性格がしっかり出ています。

    今日ケーキを食べた人へのプレゼントである
    「はなの なえ」の選び方も、やっぱりね、なのです。

    すぐには結果が出ないものの育て方も性格を色濃く映し出す要素。

    ふたりは自分らしく大切に苗を育てていきます。

    育てるものは、自分の最初の予想とは違った方向に行きがちです。

    ふたりも途中で、自分の畑ではなく、
    相手の畑がうらやましくなってしまいます。

    ここで「とりかえっこ」をしないで、
    自分の畑に一生懸命向き合うことを選んだふたり。

    果たして、畑に実ったものは!?

    クマさんとヤマネくんの友情は、様々なものを映し出します。

    ふたりは、自分の体の大きさとは、正反対のものが好きです。

    でも、実は好きなものはちゃんと性格に比例しています。

    クマさんは細やかでやさしく、ヤマネくんは豪快で頑張り屋。

    だから、クマさんは小さなものが好きで、
    ヤマネくんは大きなものが好きなのです。

    つい見かけで判断して、
    反対のものを選んでいるんじゃないかと思ってしまいがちな私たち。

    だけど、ふたりはちゃんと自分にぴったりのものを選んでいるのですね。

    細やかでやさしいクマさんは、
    はじめてヤマネくんに会ったときに
    「ちいさくって かわいいなぁ」と思い、

    豪快で頑張り屋のヤマネくんは、
    はじめてクマさんに会ったときに
    「おおきくって かっこいいいなぁ」と思います。

    ふたりは最初は見た感じで好きになりますが、
    お互いのペースでお互いの選択を尊重したまま仲良く過ごしていきます。

    そして、お互いに訪れた「違う結果」を、
    うらやましさを超えて尊重し合い、分け合える相手なのです。

    出会いのきっかけは、見た感じだったり、
    ちょっとした印象だったりするかもしれません。

    でも、その選択が本当に自分にぴったりだったのかを決めるのは、
    見かけではないのだ、
    本当の答えが分かるのは少し後なんだと、
    ふたりは教えてくれたのでした。

  • 二人の畑がすごかった! と言っていました。心温まるお話です。

  • 6歳5ヶ月の娘へ。

  • 「大きなくまさんと小さなヤマネっくんは、森で一番のなかよし。2人で散歩していると、甘くておいしそうなにおいが・・。はちみつやフルーツたっぷりのケーキを食べたり、かぼちゃやさつまいもを育てたりと、大きなページを生かした見ごたえのあるシーンが展開します。秋色に染まる景色もゆっくりと楽しんでください。
    (『豊かな心をはぐくむ子ども絵本ガイド』主婦の友社 より)」

  • ふくざわゆみこさんの本はどれも絵がかわいいね。出来上がった野菜でブルドッグさんにケーキ作ってもらって欲しかったなあ。

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著者プロフィール

あたたかで愛らしい動物たちが出てくるお話が人気の絵本作家。主な絵本に、「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」シリーズ、『ぎょうれつのできるパンやさん』、『もりのホテル』など。

「2017年 『学研のベストセラー絵本 全9巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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