年をとったワニの話―ショヴォー氏とルノー君のお話集〈1〉 (福音館文庫 物語)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 157
感想 : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834019001

作品紹介・あらすじ

数十世紀もの年をへたワニは、故郷を捨ててナイルをくだり、海に出て十二本足のタコと恋仲になるのですが…苦いユーモアにみちた表題作ほか、奇想あふれる全四篇を収録。「二十世紀のラ=フォンテーヌ」ショヴォーが、最愛の息子ルノー君に語ったお話にみずから絵をつけた物語のシリーズ、第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 愛しているタコを、食欲に負けて食ってしまうワニ…
    なんとも不条理。
    慾が勝つか、理性が勝つか。
    肉体が求めるモノに、精神が渇望するモノが勝てるか、
    と言う、人間の永遠のテーマでもあるなぁ。

  • これは好き!子供の頃に読んでおけば一生記憶に残る話だと思う。
    赤色になったせいで崇められたとか本当に古代でありそうなお話だからおもしろい。あとは変に綺麗事を並べないあたりがよい。
    ワニがタコを食べて心底うまいと感じたとか、寂しいけれど美味しかった事を思い出すと慰められたとか、このワニは潔くなかなか良い性格をしてらっしゃる。
    やっぱり愛は食べることと切り離せない行為だと感じる。

  • ショヴォー氏が、"当年とって4才のおいちゃん"ルノーくんに語り聞かせたお話の数々。
    ショヴォー氏自身が描いた挿絵とともに、なんとも不条理で奇想天外な物語が展開しています。

    本作は表題作ほか3編を収録。
    いずれも登場する動物たちは、本能に忠実で無垢なゆえに残酷なところを持っています。
    それが独特のおかしみを出していて、妙に惹きつけられてしまうのです。

    「食べちゃいたいくらい好き」という表現もありますが…う~む。

  • 笑すぎてつらいww

  • 『文庫本福袋』より

  • 表題のワニの話より、めんどりとアヒルの話が読んでいてドキドキ、そわそわ、気持ち悪い感じがした。
    これ小学生の頃の夏休みの読書感想文に選んでたらわたしはなんて書いただろう。
    読了後、時間が経つにつれ、じわじわと頭に染み込んでいくような感じがする本。

  • たこさんの献身っぷりおよびあほっぷりが素晴らしい。

    食欲と愛情がたたかわなければいけないのか。

  • 子供たちがむちゃな訓練で死んでいくのを母メンドリは黙認する。1番かわいがっていた子が醜く無能に育ったと感
    じ、真っ先に「死の訓練」に差し出すシーンには驚くが、なんだかよくみる光景のようにも感じる。エゴという怪物にとりつかれた親の姿がリアルだ。それにしてもすごい童話集だなあ。ワニの話にしても衝撃の連続。まさか神の域に達するとは。童話として読むもよし、大人の読物として深読みするもよし。

  • へんてこな話ばかりだけれども、妙に残ります。たこ食うな!

  • 大人の絵本。内容がシリアスすぎる。決して子供には読み聞かせないでください。

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著者プロフィール

レオポルド・ショヴォー  レオポルド・ショヴォーは、故・堀内誠一さんが骨董店の箪笥から発見した一冊の本を導きの糸として、堀内さんと福音館書店が協働して“再発見”した異色のフランス人作家・画家・彫刻家(にして外科医師)です。「20世紀のラ・フォンテーヌ」とも呼ばれる寓話的な物語群、「白と黒の魔法」と讃えられる独自の味わいを持つ絵の数々は、〈ショヴォー氏とルノー君のお話集〉に集約されています。悲運の、と形容するしかない過酷な人生を送ったショヴォーは、その奥深い内面を小説にも表現し、また、中世から脈々と読み継がれた古典の現代語訳にも投影したのでした。

「2015年 『狐物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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