ファンが悪魔をつかまえた: メキシコの民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅 29)

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834021240

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  • むかし、大喰らいの<ファン>という若者がいた。 「ファンよ、出かけて行って、悪魔でも捕まえておいで! 大喰いのお前より、悪魔の方がよっぽどましだよ!」とやけを起こした母親。そんな訳で、火を噴く洞穴に棲むという悪魔狩りに挑むことにファン。 ずる賢い大鷲(牛を喰う)、ファンに食べられたくない気の弱いコヨ-テ(道案内役)、荒野の修行者たち(10年、20年、30年のランクあり)の手助けを得て、悪魔と対面「ぼくは、腹ペコなんだ。お前を食べるゾ!」 「やめてくれ! 何でも言うことを聞くから」・・メキシコの民話です。

  • ◆メキシコ民話 絵:今井俊◆大食いのファンは家財を食い尽くし、母親に「お前より悪魔の方がよほどまし」と追い出される。大鷲にのり海を越え、3人の行者に会ってコヨーテ・ペンチ・火を消す呪文を手に入れて、悪魔のいる火をふく洞穴に辿りつく。呪文で火を消し、ペンチで悪魔の鼻を挟んでうちに連れ帰る。「まぁ、恐ろしい!消しとくれ」と母親。悪魔はコヨーテのしっぽの毛を引き抜くと牛になることをファンに教え、ほうほうの態で夜空に消える。みんな牛をおなかいっぱい食べましたとさ…めでたしめでたし。◆解釈できない!民話だもの(笑)【2013/10/25】

  • 5歳娘と9歳息子に読み聞かせ。

    息子の小学校で、世界の国々の本を読む、がテーマの読書月間中。
    メキシコの民話。

    大食いの主人公=ファン。ギャル曽根の親はこんな気持ち? 大食いの子どもなんてお金ばっかりかかるし、悪魔の方がまだマシ。って親に言われて悪魔を探しに出かけたファン。

    オオワシもコヨーテも、悪魔までもが人間の言葉を話すのに、ウシだけ、ただの食べ物として描かれててかわいそうにね。

    でも、結果、いいやつだったね、悪魔って。

    コヨーテのしっぽの抜け毛がウシに化けてくれるなんて、だいぶ食費が浮くね!
    コヨーテには長生きして欲しいね。

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