ガリヴァー旅行記〈下〉 (福音館文庫 古典童話)

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本棚登録 : 37
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834021752

作品紹介・あらすじ

ふたたび航海に出たガリヴァーは、今度は空中に浮かぶ「飛ぶ島」に連れて行かれ、奇妙な体験をします。そして、最後の航海では馬の国に迷い込み、ヤフー(人間の原始的な姿か)を支配する高潔な馬の主人に仕えます。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと児童向けだと思っていたけど、全く違った。
    解説を読んで納得したけれど、風刺文学というらしい。
    下巻の後半は、ほぼそんな文章が続いていて、少しうんざりしてしまった。

    何百年経っても、何千年経っても、人間の本質は変わらないんだなぁ…

    しかしながら、ラピュータがあのラピュタにつながり、ヤフーがYahoo!社名につながっていることに驚いた。

    色々とすごい作品だったけど、もう読まないかもしれない…

  • ラピュタの世界。
    知性豊かな馬の国。フウイヌム。その中で野蛮人とされるヤフー。
    ガリヴァーの面白さはここに隠されていたのか。読まないとただ小人に捕まえられるガリヴァーしか知らないままで終わっていた。

  • 上巻は下巻と比べて、より私達が生活している社会に近い世界を描いていると感じた。特にどちらにも描かれている皮肉の中でも第四篇のフウイヌム国のヤフーは、私達がどれほど醜い人間かを表している。そのため、風刺として笑えるものとは良い意味でいえなかった。著者のあとがきからも良いところだけではなく、よくないところを見せることによって、空想よりも現実をより感じられたのだと思う。今の私には下巻の内容がスッと入ってきたが、また状況によっては見方が変わってくると感じたため、また時間を置いて読み返したい。

  • ガリヴァー旅行記の下巻、ラピュータからフウイヌムそしてイギリスまでが収録されている2006年発行版。最後に訳者の坂井晴彦さんのあとがきがある。
    先に読んだ岩波少年文庫版と比べると、画家C.E.ブロックの挿絵が物語のおもしろさを惹きたててくれている。

    物語としては、ラグナグ王国のストラルドブラグ(不死人間)とフウイヌムの国が興味深かった。
    まず、ラグナグの不死人間は、現代では高齢化問題として捉えることができる。年と共に老い衰え、耳は聞こえず、物覚えも悪くなり、現代人との会話さえままならなくない不死人間、それでも死ぬことはできないから、王国のお金(税金か?)で生きるのに必要なものだけを与えられて生きている。つまり、彼らは国の労働力にはならず、しかたなく税金で生かされているというような描写がされている。医療技術の進歩で寿命が延びる一方の我々は、今まさに不死人間の問題に直面しているのではないかと思わされた。18世紀の人とは思えない先見性をスウィフトは持っている。もしくは、いつの時代も人に関わる問題は姿を変えないものなのか。

    フウイヌムは著者にとって理想郷であるのだろう。猿でもなく、天にあられる神々でもなく、「馬」の国が理想郷とは少し滑稽な話だが、馬に限らず「動物」の生活と「人間」の生活の違いを比べれば、本能に生きる動物達の生き方が理想とされる理由が分かる。動物達には人間ほど見栄を張り、欲を出し、善悪について考える必要がない。だからこそ、醜さ、厭らしさ、ずる賢さといったものに該当する言葉が存在せず、誰もが尊重し合える理想的な生活を送れる。まさに、自然のままに生き、生きるために協調している。フウイヌムの原始的な生活様式から、生きることを根源的に理解できたような気がした。

    ガリヴァー旅行記は、冒険ものとしても、SFとしても、また、風刺小説としても十分に楽しめる偉大な本だ。

  • 小人の国と巨人の国の話しか知らないので
    あえて下巻だけ読んでみました

    ウワサではきいてたけどすごい下品‥
    排泄物って言葉がわんさかと(笑)

    空飛ぶ島ラピュータにいるひとたちがみんな頭おかしい‥
    高尚な考えごとを常にしてる

    島の下のひとたちも
    頭おかしい研究者がいっぱい
    排泄物を元に戻す研究とか
    建物を屋根からたてる研究とか
    キュウリから太陽光を採取するとか
    頭おかしい‥

    馬の国では
    人間が奴隷というか家畜か
    家畜人ヤプーはここからきたのかしらん
    馬がすごい理性的で崇高で
    ガリバー凹む

    人間嫌いになって帰国

    風刺小説すごい
    大人向け

    小学生から読めるようにほんのちょっと削ったらしい
    むしろどこ削ったのかしりたい

    ガリバー日本にも来てて
    日本人が好意的?そっけない描写

  • 上巻に比べて、学者さんの書いた本を読んでる感じ。当時の風刺の色合いが強い

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著者プロフィール

ジョナサン・スウィフト(Jonathan Swift)(1667 - 1745)
アイルランド生まれの英国十八世紀を代表する作家。『控えめな提案』『書物合戦』『桶物語』などの作品がある。

「2021年 『ガリヴァー旅行記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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