トマトさん (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
3.94
  • (140)
  • (117)
  • (136)
  • (8)
  • (4)
本棚登録 : 1760
感想 : 192
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834022131

作品紹介・あらすじ

ある暑い夏の日、真っ赤に熟れたトマトさんが、地面に、どったと落ちてしまいます。トマトさんは小川に泳ぎに行きたくなりました。でも、体が重たいので転がることができません。悲しくなったトマトさんは涙をぽろりと落とします。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 表紙いっぱいにトマトさんの顔。
    何か言いたそうで…これは読みたくなる。

    あつくて あつくて たまらない
    ミニトマトは次々と小川にとびこんていくけれど、
    泳ぎたいのにからだが重くて動けない。
    涙をこぼしていると…
    虫たちやトカゲたちが集まってきて…
    みんなの力でごろん。
    小川に入ってたっぷりと泳ぐことができた。
    みんなと気持ちよさそうにひとやすみしているのがまたとてもいい顔している。

    小さないきものたちが、トマトさんのためにがんばっている姿は応援したくなる。
    笑顔が見れて、みんなと休めて幸せな気持ちにになれる絵本。

  • ★★★
    あつ~い夏の日。
    おもたいとまとさんは、水浴びがしたくてもできないんだ。
    それなら僕たちに任せて!虫たちトカゲたち亀たちが集まり、とまとさんを川に向かって動かすぞ!

     じゃっぷ~~ん

    ああなんてきもちがいいんだろう。
    ★★★

    「ある なつの ひるさがり
    まっかに うれた トマトさんが
    トマトのきから どった、と おちた」

    「ころころ ぽっちゃん、こんなに あつくちゃ
    ころころ ぽっちゃん、ひからびちまう
    ミニトマトたちが きから ころころ、
    おがわへ ぽちゃん、とびこんでいく」

    大胆な絵と、リズミカルな文体が実に面白い絵本です。
    暑い夏に読むと一瞬涼しくなるような。

  • シュールなトマトさんの顔に釘付けになっちゃいました。
    めでたしめでたしで 良かったです。

  • 表紙のトマトさんのドアップだけで、心をわしづかみされちゃった絵本。
    小川へダイブするトマトさんの気持ちよさそうなこと!
    甘い涙とか、素晴らしく素敵な表現で、大好きな絵本。
    夏に読みたい1冊。



    6月 3才~ 4分30秒

  • インパクトあるトマトの顔が、あろうことか娘にそっくり。

  • この表紙のインパクトに思わず手に取りました。

    トマトさんはちょっぴり強がってしまうのね。

    したいことを我慢するより、
    誰かが気付いてくれるのを待つより、
    その強がりの扉を少し開いて、
    「助けて欲しい」って言えるといいよね。

  • トマトさんの顔がこわ〜い!と
    子どもたちは、言うけれど。

    でも、お話は、楽しいみたい(^○^)

  • ←『続・摂食障害という生き方』

  • 真っ赤に熟して木から落ちたトマトさん。暑くてたまらず、小川で泳ぎたいが、体が重くて小川まで行けない。虫たちやとかげたちが力を合わせて転がしてくれて、みんなで気持ちよく泳いで、ひと休み……という他愛ない話が迫力のある絵で描かれている。夏のぎらつく陽射しの暑さ、画面一杯のトマトさんの存在感、水遊びの爽快さ。ラスト、で、どうやって帰るんだろう? と突っ込むのは野暮なのだろう。読み聞かせるとしたら、同様の疑問をもった子どもたちには「どうやって帰ったか、お話の続きを作ってみてね」がいいかな。

  • 前にどこかでトマトさんの巨大ぬいぐるみにくいついてたので、借りてみた。
    トマトさんよりもとかげに注目。

全192件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

田中清代 神奈川県生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。油絵と銅版画を学ぶ。同大学で絵本研究会に所属、絵本の制作を始める。1995年、ボローニャ国際絵本原画展ユニセフ賞受賞。翌96年同展で入選。1997年、『みずたまのチワワ』(井上荒野・文、「こどものとも年中向き」1997年8月号)で作家としてデビュー。絵本に『トマトさん』『みつこととかげ』(以上福音館書店)、『おきにいり』(ひさかたチャイルド)、『おばけがこわい ことこちゃん』(ビリケン出版)などがある。かがくのとも絵本は『みつけたよ さわったよ にわのむし』についで2作目。静岡県在住。

「2016年 『うおいちば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中清代の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ばーじにあ・りー...
モーリス・センダ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×