魔女の宅急便 その5 (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
制作 : 佐竹 美保 
  • 福音館書店
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本棚登録 : 464
レビュー : 85
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834022636

感想・レビュー・書評

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  • キキはとうとう19歳。10代最後の年。
    最初は新鮮だったコリコの町も今はキキがいる事が当たり前の日常になっている。でも、そうやって魔女は魔女のいない町に自分自身の世界を作って、大切な血を受け継ぎ守っていくんだろうな。
    最後には素敵な事が書かれていた。次の巻で終わりだが、キキとジジがどうなっているか読むのが楽しみだ。

  • 宅急便の仕事でも経験をつみ、もう新米魔女とはいえない、19歳になったキキ。コリコの町に来てからは6年がたち、たくさんの友人知人もできた。一方、遠くの町にいるとんぼさんとは、まだちょっとすれちがい気味(ジジの恋のほうは順調そうなのだけれど)……。そんなある日、キキの魔法が弱まり、高く空を飛べなくなってしまう。おまけに、ジジとも言葉が通じにくくなって……。キキは、魔女である自分を見つめ直してゆく――。

    ジジと言葉が通じなくなったり、ほうきでうまく飛べなくなったり、ジブリアニメでキキが直面した困難がついに現れた。
    ジジの言葉は、ジジの心変わりが原因。ほうきは、魔法が「イヤケガサシタ」からちょっと休憩してるのかも…とお父さんからの手紙。
    お父さんからも、親友のモリさんからも、とんぼさんからも優しい手紙が届く。
    大切な人が困難の中で落ち込んでいるときに、こんな元気の出る手紙が書けるようになりたいな。
    自分の得意分野を使って、勇気付けられるようになりたいな。

  • 2013.08.17読了

  • とんぼさんとの恋が結ばれてよかったです。ジジが猫っぽくなってきているのが気になりました。

  • 基本的には今までと同じ雰囲気で、静かに物語を終わりに向けていく一冊でした。
    決して派手さはないけれど、あぁ終わったなぁ…と噛みしめてしまいました。

  • めでたしでよかった。

  • 「この世は決まりきったことが多すぎるから、なんだかわけのわからない遊びがあってもいいじゃないですか」
    ーキャプテン・ゴーゴー孫


    ジジの猫語がわからなくなったり、ほうきがイヤケガサスになったり…ウイさんと町長さんの詩や、とんぼさんの嫉妬が可愛かった。

  • 魔女のキキは19歳、皆が幸せな結婚をしていきます。
    魔法の調子がちょっとだけ悪くなったりして成長していくキキ。
    あたたかい気分になります。

  • キキは19歳になりました。
    変わらずコリコの街で宅急便やさんをしています。とんぼさんも変わらず学校に通っていて離れ離れです。
    ライちゃんという新米魔女と出会ったり、不思議なお届けものを届けたりと、変わらない日常の中で少しだけ変化がある毎日を過ごしていました。しかし、ある日ジジがキキとうまくはなせなくなったのです。サヤオさんという芸術家の白猫に恋をしてしまったようです。

    ジブリ映画のとんぼさんはサヤオさんをモデルにしているのかも。原作のとんぼさんは真面目そうなのに、なんで映画版はチャラメガネなんだろうと思っていましたが、サヤオが登場した瞬間、あ!チャラチャラしてる!と思いました。
    サヤオさんのマジックアワーについての言葉はぐっときました。そして同じようなことをとんぼさんも言っていて、キキはどっち転んでもおかしくなかったんだろうなーなんて想像を膨らませて楽しみました。とんぼさんよかったね、キキがとんぼさんを選んでくれて。

    とても好きな表現でジンときたので引用します。覚えておきたいので。
    「〜子どもって夕方よく泣くんだよね。あの空はおわりと始まりの色。悲しみと、ときめきがいっしょになっている色なんだ。〜子どものころ、うれしいのなかには、悲しいもある。生きていくにはそこを何度も通り抜けなければならないって、どこかで感じていたんじゃないかな。子どもにはその両方が見えてるのかもしれないね。だから泣きたくなる」(サヤオさん)

    「〜赤ちゃんって文句なくかわいいけどね、でもそれだけじゃない。もう知っているんだよ。生きるのはよろこびだけど、そのなかには哀しみもあるって。でもその哀しみのなかにも、よろこびがあるんだよね。」(とんぼさんの手紙)

    これを読む子ども(小学校高学年くらいかな)にとってはきっと、さくっと読み滑ってしまう表現だと思います。文面通りの理解はできても、身体中にジーンと響き渡るような感動はまず覚えないだろうな。それでいい、そうでないといけないんだけど。ノスタルジーババアは感涙してしまいましたよ。
    『魔女の宅急便』は1986年から。5巻は2007年に出ています。およそ20年、と思うとやはり、大人向けのメッセージももちろん含まれているんだろうな〜。

    ジブリ映画は1989年でした。てことは、ジブリ映画のとんぼさんがサヤオさんに似ているんじゃなくて、逆ですね。同じとんぼさんから派生したキャラクターだから見た目は違うくても、根本的な考え方や感じ方は似ている…のかな?これは勝手な考察ですけど。

  • ジジがしゃべれなくなるかと心配しました。やっぱり、キキのそばにはジジがいないとね。でも、本来は離れるものだったんですね。
    今回も優しい話がいっぱいです。

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著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

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