ちょっとだけ (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834022995

作品紹介・あらすじ

赤ちゃんが生まれて、お母さんは忙しいので、なっちゃんはいろんなことを自分ひとりでやってみます。お姉さんになったからと頑張るなっちゃんですが、眠くなった時だけは、どうしてもお母さんに甘えたくなります。「"ちょっとだけ"でいいからだっこして」とお母さんにお願いしてみると、お母さんにはなっちゃんの大切なお願いがちゃんとわかりました。「いっぱいだっこしたいんですけど、いいですか?」とお母さんはなっちゃんのことを、いっぱいだっこしてくれたのです。お姉さんになったことで感じる切なさ、そしてそれを乗り越えることで成長していく子どもの姿を、母親の深い愛情とともに描いています。

感想・レビュー・書評

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  • なっちゃん、あかちゃんがやってきて、ママはあかちゃんのお世話でいそがしく、今までママに、してもらっていたことを、自分ひとりでがんばってします。けなげななっちゃん、おねえちゃんになったから、いっぱい がまんしてたんだね。
    なっちゃん、ねむたくなったとき、ママに、"ちょっとだけ"だっこして…… て 言ったら、ママは
    「"ちょっとだけ"じゃなくて、いっぱいだっこしたいんですけどいいですか?」やさしく わらっていってくれました。
    「いいですよ!」
    なっちゃんも にっこり わらって いいました。

    なっちゃんは ママの においを いっぱい  
    かぎながら、いっぱい だっこしてもらいました。

    そのあいだ あかちゃんに"ちょっとだけ"がまんしてもらいました。

    、、、最後のページで、なっちゃんが、あかちゃんを、タンポポ?のお花で あやしている 可愛らしい絵に、なごみます。なっちゃん、いいおねえちゃんだね!



    • りまのさん
      hiromida2さん
      ありがとうございます!
      …まだ迷っています。この絵本といっしょに、もう一冊 贈ろうかな、と 思ったりして、絵本をいろ...
      hiromida2さん
      ありがとうございます!
      …まだ迷っています。この絵本といっしょに、もう一冊 贈ろうかな、と 思ったりして、絵本をいろいろ読もうとしています。
      迷いながらも、楽しいです ♪
      2021/08/31
    • hiromida2さん
      りまのさん、
      姪っ子ちゃんにプレゼントする絵本
      迷っちゃいますよね( ´∀`)
      子どもさんに
      図書館でいっぱいの本を借りて読み聞かせ
      してい...
      りまのさん、
      姪っ子ちゃんにプレゼントする絵本
      迷っちゃいますよね( ´∀`)
      子どもさんに
      図書館でいっぱいの本を借りて読み聞かせ
      している、お母さんもいらっしゃるものね♪
      りまのさんの本棚にも…沢山の可愛い
      素敵な絵本並んでるし、
      あれこれ迷っちゃう(^^)
      贈る前に、この本知ってる?って聞いて
      おかないと…かもです。
      しかし、優しい気持ちが素敵!
      きっと、親が与えてるんだろうなぁって、
      とっくに諦めてる私と大違い(笑)
      どれがいいかなぁって考えてる時間が楽しいですよね
      2021/09/01
    • りまのさん
      hiromida2さん

      もう 早朝ですね。
      おはようございます!
      このような時間に、お返事頂き、ありがとうございます!
      あ、絵本が だぶる...
      hiromida2さん

      もう 早朝ですね。
      おはようございます!
      このような時間に、お返事頂き、ありがとうございます!
      あ、絵本が だぶることは、考えに無かったです。私、プレゼント 驚かせたいので、いつも、勝手に 贈りつけていました。う〜ん、どうしよう。とりあえず、絵本の選書を、迷います。おっしゃるとおり、考えてる時間が 楽しいです!うん。自己満足なのだー (*^^*)
      2021/09/01
  • なっちゃんのおうちにあかちゃんがやってきて、なっちゃんはおねえちゃんになった。 

    お買い物に行くときもママと手をつなぐことはできなくて、牛乳を上手く入れることもできなくて、きがえも自分でやってみた。
    でもちょっとだけの成功。

    ママは、あかちゃんのお世話で忙しいからなんでも自分でやるようになったけど…。
    やっぱりちょっとさびしい。
    ちょっとだけじゃなくて、ほんとうはいっぱいだっこしてほしい気持ちが、あふれてた。

    我慢しているなっちゃんが愛おしい。
    おねえちゃんだからママを独り占めはできないけれど、だけどママが大好きで、いっぱい ぎゅうっとしてほしいのがわかる。

    おねえちゃんもママにあまえていいんだよって言いたくなった。

  • 小さいお子さんがいる上司に泣きそうになるから読んでみて、と言われて読んだ絵本。
    女の子に下の兄弟ができて、色々我慢する健気な姿が切なくなりますね。もう純粋すぎて…
    2人目が生まれたご夫婦にぜひ一読していただきたい本です。

  • お姉ちゃんのけなげさに涙が出ちゃう。
    これ、きょうだい児に置き換えてみてほしい。
    ちょっとだけ、ちょっとだけ…が永遠に続いてお母さんにも誰にもさみしい気持ちを気付いてもらえない。
    どうか、みんな気付いてもらえますように。自分の気持ちを言えますように。

  • お姉ちゃんのけなげさに、何度読んでも目がうるんでくる。
    赤ちゃんが生まれて、お母さんが大変なのはよくわかるけど、「ちょっとだけだっこして…」っていう前に、お姉ちゃんの気持ちに気づかなければ、と改めて考えさせられた。

    子育てしてて、一番大変だったのが、二人目のとき。一人目のときも大変だったけど、まだ一対一だからどうにかなった。
    二人目のときは、赤ちゃんもグズって泣いているのに、お姉ちゃんもかまってほしくて泣く、グズる、言うことを聞かない。なんてのはザラ。
    そのとき、誰かに言われた。
    「赤ちゃんは少し泣かせてても、お姉ちゃんを気持ち的に満足するよう接すると、お姉ちゃんはちゃんと赤ちゃんをかわいがるようになるよ」と。
    実際、赤ちゃんが泣いてても、だっこしてほしいお姉ちゃんをだっこしてると、お姉ちゃんが「ママ、赤ちゃんが泣いてるから、だっこしてあげて」と言ってくれた。
    懐かしい、大切な思い出。この絵本を読むと、いつも思い出す。

  • 2021.6.25 somkom。感動。子どもながらちゃんと考えて少し我慢する姿に感動。

  • お兄ちゃんとして毎日がんばっている4歳の息子と一緒に読みました。
    上の子に極力気持ちを注ぐよう、私なりに日々努めていますが、読みながら「我が子も我慢を重ねているだろうなあ」と涙がほろり。

    息子もお気に入りの様子で、

    「ちょっとだけじゃなく、たくさん抱っこしてもいいですか?」

    とお母さんに聞かれて抱き合う、最後のシーンを何度も読み、再現をねだり、二人で温かな時間を過ごしました。

    親の心が癒される作品です。

  • おもしろかった。いろんなつらいことがあっても、がまんできるなっちゃんはえらいなと思った。

  • 三女がお腹にいるときに購入して何度も読んだ本。今度は三女が読み継いでくれてます。
    なんか切なくなる話。

  • 1歳9ヶ月。お兄ちゃんになる準備と思い、図書館で借りてきました。
    まだ少し早かったかな?子どもは途中で脱走してしまうので、一人で読んでます(笑)

    牛乳こぼしちゃうとことか、なんでこんな忙しいときにこぼすの?!とイライラしてしまいそうですが、子どもは少しでも親の負担を減らそうとしてるなんて、とても健気でウルっとしました。
    下の子ができたら、ついつい赤ちゃんに気を取られてしまうだろうけど、上の子のこともちゃんと大切にしてあげなきゃなと思いました。

    親が読むべき作品と言われる意味がわかりました。

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著者プロフィール

絵本作家

「2016年 『そっと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀧村有子の作品

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