てとてとてとて

  • 福音館書店 (2008年4月18日発売)
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本 ・本 (28ページ) / ISBN・EAN: 9784834023275

作品紹介・あらすじ

手拍子をすれば手は楽器となり、身ぶり手ぶりは手話となって手をもって話すことができるし、点字をとおして手で読むことができる手。手は楽器、手で話す、手で読む、手のもつ多様な世界を描きます。また不安なときや悲しいとき、手を握ってもらうと心が落ち着きます。自分に寄りそってくれているという安心感を覚えるのだと思います。手で遊ぶ世界から、手がもっている心の世界までを楽しく描いた科学絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 手って凄い。
    なんでもできる。
    点字があったのはすごく良かった。
    通常より大きい点字だけど、目をつぶって触ってみても、全然判別できなかった。
    あれで文章が読めるなんて、どれだけ指先の感覚が繊細なんだろう。
    凄いねーと子ども達と暫く点字を触っていた。

  • て。
    てはいろんなところに役立っている。
    最初はわかりやすいところから、紹介されて
    楽器になったり、便利な利用方法が紹介されている。
    手を使って楽しいあそび。

    痛いときや寒いときににも手は重要な役割をしているんだね。

    コトバではなくても手で伝えられる。
    さわって確かめる。
    途中に点字も紹介されていて、絵本の中でさわることができる。(小さい子も触ってたのしめました)
    拍手!すばらしい・おめでとう・ありがとう!気持ちが伝えられる。
    手を両手でそっと包むことで、気持ちが伝わる。
    友達になったり、仲直りしたりもできちゃう。
    手をつなぐとうれしくなる。
    手と手と手と手をつなぐと力がわいてくる。
    たくさんのてとてがつながると、うれしいたのしい気持ちがつながる、ふくらむ。

    手ってすごいなぁと思わず自分の手をみちゃうかも。

    作者のコメントで、「手は心の深いところとつながっていて、その思いを発信したり、受信したりしている。私にはそんなふうに思えてならないのです。」にとても共感しました。

  • 啄木ではないが、読み終えると「じっと手を見て」しまう。
    当たり前すぎて自覚もなかったが、ひとの手ってこんなにたくさんの役目があったのね。
    絵も文章もとても見やすく、気持ちに訴えてくるものがある良い本だ。
    後半部分には点字も登場するので、少人数なら子どもたちに直接指で触れてもらっても良いと思う。
    メインにもなるしサブにもなる。約6分。低学年から。

    痛いところに手を当てるのは何故かって、チコちゃんも考察していた。
    「手当」の語源になるしぐさだが、ちゃんと理由があるのよね。
    自分の手でも他人の手でも効果はほぼ同じらしい。
    小さな子だったら、やはりお母さんかお父さんだろうな。
    何も出来なくても、思わず「大丈夫?」って手を当てるものね。
    道具を作り出したりそれを使ったり、手そのものが道具になったり。
    様々に活躍する手だけれど、出来れば誰かの役に立つ使い方を全部マスターしたい。
    励ますときの手、褒める時の手、いつも優しさの伝わる手でありたい。
    言葉と同じくらいか、それ以上に気持ちを伝えられる手でありたい。

    本の中で「心が出入りするところ」という表現があって、はっとさせられた。
    これが、子どもたちにも伝えられたらどんなに良いだろう。
    季節を問わず、年齢にも関係なく読めるので、いつでもおすすめ。
    お話会に、ぜひ。

  • 手は色んなことができる。色々な使い方の例として、点字にもふれられている。

  • 「手」って、本当にすごいなぁと思った。
    点字や手話のことも出てくるので、子供たちに伝えやすい絵本だなと思った素敵な一冊◎

    コロナ禍で他人と手を繋ぐことや、握手をする機会が減っている今。手から伝わる人の温かさが描かれているのも素晴らしいなと思いました◎

  • ページの表示が数字でなくて、手の指の絵で表しているところが面白い。

  • てができることって、いっぱい!

  • 習い事の教室でおすすめされていた絵本。
    手ってただついてるだけじゃない。いろんな使い方がある。色んなことができる。
    気持ちを伝えたり、言葉の代わりにだってなる。
    子どもにとっては、ただ口で教えられるより絵本でみた方が、きっと理解が深まるんだろう。

  • 良かった

  • 5歳8か月の娘へ

  • 点字が付いている
    かがくのともで読んだことあり
    新刊されたので買った

  • 読み聞かせ5分くらい
    コロナ禍で手と手を触れあわせることができなくなった中、改めて手って凄い!と思わせられた。

  • 最近ひとりでも絵本をよく読んでいる息子が「今回借りた中ではこれがおすすめ!」と返す前に教えてくれた。
    手は遊びの道具にもなるし、楽器にもなるし、声を大きくしたり、手だけで意志や合図を伝えることもできる。途中に点字を紹介するページもある。「さわる」ことも大事。
    絵本のページ番号も手で表現されている。

  • 図書館本。手は楽器、手は話す、手は読む。一緒に手を動かしながら読みました。

  • 4-3 2018/03/14

  • 5分
    点字 手話

  • 2017.08 4-1

  • 図書館本。手は楽器、手は話す、手は読む。一緒に手を動かしながら読みました。

  • 前半は、手で行う日常動作(顔を洗う、ものを食べる…)や、手でできる遊びといった、手の役割の技術的な面。後半は、手を握ることで気持ちが伝えられるといった、手の果たす精神的な面が述べられる。前半と後半の間を、手話や点字の紹介が繋いでいるのは、それらが両方の面を持つからだろう。「ては/こころが/でたり/はいったり/するところ/なのかもしれない」という結びの文が詩的。

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著者プロフィール

1947年生まれ。桑沢デザイン研究所。田中一光デザイン室勤務後絵本の仕事を始める。作品に『あやちゃんのうまれたひ』『てとてとてとて』(以上福音館書店)『ぼくがあかちゃんだったとき』『さっちゃんとなっちゃん』(以上教育画劇)『ぼくのかわいくないいもうと』『おやおやじゅくへよこそ』『あげます。』(以上ポプラ社)『まよなかかいぎ』『るすばんかいぎ』『おめでとうかいぎ』(理論社)など多数。 日・中・韓12名の絵本作家と平和絵本シリーズを企画。『へいわってどんなこと?』を3国共同刊行(日本は童心社)。絵本を抱え中国、韓国、北朝鮮、メキシコ、キューバなど訪問。各地の子どもたちと平和を考え、絵を描くワークショップを行っている。童美連理事、日本文藝家協会会員。

「2022年 『どうしよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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