ぺにろいやるのおにたいじ (こどものとも絵本)

  • 福音館書店
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (23ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834023336

作品紹介・あらすじ

人びとを怖がらせている鬼を退治しようと、王子や兵隊が鬼の城を攻めますが、簡単に追い払われてしまいます。そんな時、ぺにろいやるという小さな男の子が「引っ越してもらうように頼んでこよう」と、おもちゃを持って鬼の城へでかけていきました。

感想・レビュー・書評

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  • 前読んだ本で恩田陸さんが紹介してた本。独特の色合いで素朴な雰囲気の絵とひらがなだけの文章が素直で「仲良くなる」という内容と合っている。1957年に発行されていたようだが、戦争はまだ繰り返し起きているというのが悲しい現実。

  • メインテントでおすすめしてもらった絵本。
    日本でいうところの桃太郎なんだけど、たたかいを選択肢ない解決の仕方が素敵で、更に終わり方が不思議で大好き。

  • タイトルと画風にひかれて借りました。
    きっちり描かれているのになんだかクスッとくる絵なのです。脱力感があるというのか…そこがかわいい。

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み再製本した、ユニバーサルデザイン絵本の貸出をしています。
    ・ 状況が「読みたい」になっている本は、貸し出しできます。
    ・「いま読んでる」になっている本は、貸し出し中です。
    貸出方法については、ユニリーフのHP  http://unileaf.org/  をご覧下さい。

  • おにもおもちゃが好きなのね〜

  • 男の子らしい方法でも鬼退治。
    この鬼は人の心を現す鏡かもしれないとも思いました。

  • 絵は、ゆったりして可愛いけど、話の内容が私にはあまり理解できない。
    子供はできるのかもしれないけど・・

  • まさに鬼退治というか、憑き物落としのような感じ。
    こういうのも好き。

    登場人物の顔がみんな同じなのがちょっと不服。

  • 山の上のお城にゆく途中、谷の真ん中に鬼の城がありました。鬼は窓から通る人を睨み付け、脅かします。
    お城の王子ロジャーが鬼退治に出るも、小さくされて失敗。大砲を撃ち込んでも、投げ返される。もうだれも鬼の城の前を通れません。
    小さなペニロイヤルは、「ぼくが鬼に引っ越してもらうように頼んでみる」と出かけます。おもちゃを持って、友達の所に出かけるみたいに鬼の城へ行きます。礼儀正しく、鬼の城を褒めます。鬼は喜んで城を案内しますが、こっそり、骨を隠している部屋を、箱に入った綺麗なわらに変えます。そして、ふと気がつけば、かわいらしい男の子が鬼のお面に羊の皮をかけています。(鬼のお面を隠していた?本当は鬼ではなく、魔法を使える子どもだったということかな)
    二人で遊んでいるうちに、城の部屋はどんどん無くなり、いつしか、きれいなテント小屋で遊んでいるのでした。


    鬼のお面も、鬼の城も、威嚇する声も、
    王様たちからのけものにされて、怖がられて、攻撃されたからこそ作られたものだった・・・のでしょうか。
    仲良くしてあげることで、心の中の鬼がいなくなる。


    1957年発行!!・・・山中春雄のイラストも時代を感じる、ぴったりの絵。

  • めずらしい展開でおもしろい。

    子供向けの絵本にしては1pに対する文字の数が多い気もするけど
    そうだよね本当に悪い人なんていないよねとやさしい気持ちになる。

    独特なぽかーんとしたオニの表情も
    こわくなくてかわいい。

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