- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834023794
作品紹介・あらすじ
蒸気機関車「ちからあし」は、沢山の貨車を引き、狭い山道を走り、遠くの小さな町や村へ荷物を運びます。仲間の蒸気機関車「はやあし」は、客車に人々を乗せて走ります。夜、機関庫では、機関車たちがその日の出来事を聞かせ合うのでした。ところが、戦争が始まり、爆撃で「はやあし」は命を失い、その怒りと悲しみを越えて、「ちからあし」は、戦中戦後も重い貨物を運び続け、大活躍。しかし新型車の登場で役目を終えます。ところがある朝、機関助士がやってきて車体を点検、きれいにみがかれ、翌日、再出発の日が!
感想・レビュー・書評
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長い年月を経てのじょうききかんしゃの話。版画、コラージュ、クレヨン、色鉛筆などを駆使した絵が力強く味わい深くて、無限のニュアンスを持っていて素晴らしい。藍澤ミミ子氏は谷川晃一氏に絶賛され引き立てられたそうだが、なるほだなという画風だ。
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力強い版画の絵に惹かれて借りてみたら、戦争についても考えさせられる話だった。
「ちからあし」のこれからが明るい未来で、読んでいる大人としては救われた。 -
人に歴史あり、機関車にも歴史あり。
機関車からディーゼル機関車、そして電車。
その移り変わりも全部見てきた。
それにしてもはやあしさんよ。
キャラが立ってる。だからこそつらい。
すごいドラマだった。 -
めっちゃおもしろかった
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表現手法がかなり手が込んでる印象。様々な機関車が一堂に介する心があるのですが、ナンバーの並びから梅小路っぽい気がします。珍しく機関車に顔がついていません。1カ所だけ顔っぽい表現もあるのですが…
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息子(4歳5ヶ月)セレクト。
戦争という言葉自体、初めて耳にした。
お話もよくわからなかったようで
「はやあしはどうしたの?」
「どうして機関庫が壊されるの?」
「ちからあしはどこいくの?」
と確認してきた。
でも最後までちゃんと聞いていた。
もう少し大きくなってから
また読みたい。 -
ごっ、ごっ、ごっ、ごっ、ごっ の部分が気に入ったようです。思いがけず、生まれてはじめて触れた戦争ものでした。
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蒸気機関車
乗り物絵本だけれど、史実もあり、ストーリーがある
版画の迫力がすごい!
図書館で借りた絵本
好んで読まれたんだろうなあ
かなりいたんでいました
絵本の勲章だもんね
《 何年も ただもくもくと ちからあし 》 -
2歳0ヶ月
2歳3ヶ月
息子に引っ張られ、
なんとなく機関車の知識が増えてきていますが、
半分史実を踏まえたであろうこのお話は
大人にも勉強になります。
文体も絵もとても好き。
2歳6ヵ月
梅小路蒸気機関車館に
この機関車(9633号)を発見!
3歳5ヵ月
4歳1ヶ月
パパとも読んだ。
著者プロフィール
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