こしおれすずめ (こどものともコレクション2009)

  • 福音館書店
3.87
  • (3)
  • (7)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 58
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834024296

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 腰の折れた雀を介抱するおばあさん。

    最初のおばあさんは、動けなくなった雀を助けたい一心で介抱しています。そこには無償の愛情が感じられます。
    おばあさんの家族も「もうろくしたな」と笑いながらもその笑顔は悪意なく描かれていて、おばあちゃんが留守の時には、家族がみんなで雀の面倒を見てくれる。愛があふれる家庭だからこそ、愛のある結末。

    昔話に定番の
    一方、隣の家は・・・
    「おなじばあさんでも、こっちはだめさ」と言う、そんな家族。そういう関係性の中この家族は寂しく暮らしています。
    だから、腰の折れた雀が見当たらないと、自分で雀の腰を折ったりできちゃう。

    勧善懲悪を主題としているのですが、ただただ「善を勧め、悪を懲らしめる」のではなく、善き行いができる人には温かい心が育まれている事が感じられる。
    物事の善し悪しを子どもたちに教えるのも大切だが、その前にそれを受け容れられるほどの温かい心を育てたい。

  • 子供が投げた石が当たり、怪我をしてしまったすずめを助けたいいおばあさんがすずめからお礼に瓢箪の種をもらう。
    その瓢箪が大きく成長し、特に大きなものにはお米が入っていた。
    それを妬んだ隣の悪いおばあさんがすずめの腰をわざと折っていい加減に看病をする。
    すずめが持ってきた瓢箪を育てると虫が入っていて、悪いおばあさんは虫に刺され、見られないような顔になってしまった。

    いいおばあさんと悪いおばあさんもの。
    わざとすずめの腰の骨を折る隣のおばあさんが怖い。
    絵が大胆。

  • 5分くらい。
    絵本の方が、となりのばあさんのスズメに対する仕打ちがひどすぎる~。
    表紙のスズメが、「どうだ」と言わんばかりの表情。

  • したきりすずめのようなお話。瀬川 康男さんの絵が好き。

  • 読み聞かせ 8分

    1年生にしました。だれることなくよく聞いてくれました。虫が嫌いな女の子が最後の場面ですごく嫌そうな顔をしたのが可笑しかったです。

  • 「そでふりすずめ」も名作。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

瀬田貞二(せた ていじ) 1916年、東京生まれ。東京帝国大学で国文学を専攻。児童文学の翻訳、創作、評論や、『児童百科事典』(平凡社)の企画・編集などに精力的にとりくみ、現在の日本の児童文学界に多大な功績をのこした。絵本の翻訳・創作に、『三びきのやぎのがらがらどん』『おだんごぱん』『げんきなマドレーヌ』『かさじぞう』『きょうはなんのひ?』(以上福音館書店)など。童話の翻訳に、『ナルニア国物語』『ホビットの冒険』(以上岩波書店)、『指輪物語』(評論社)など。評論に、『幼い子の文学』(講演録、中央公論新社)、『絵本論』『児童文学論』(以上福音館書店)など多数。1979年逝去。

「2017年 『さてさて、きょうのおはなしは・・・・・・』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀬田貞二の作品

ツイートする