こしおれすずめ (こどものともコレクション)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834024296

感想・レビュー・書評

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  • 特に事件も起こらず平和な昔話だなぁと思って読んでいたら、後半出てきた意地悪おばあさんに子ども達共々びっくり。

  • 欲張ると良くないという話。
    絵がいい。

  • 2023.10.5 5-3

  • 腰の折れた雀を介抱するおばあさん。

    最初のおばあさんは、動けなくなった雀を助けたい一心で介抱しています。そこには無償の愛情が感じられます。
    おばあさんの家族も「もうろくしたな」と笑いながらもその笑顔は悪意なく描かれていて、おばあちゃんが留守の時には、家族がみんなで雀の面倒を見てくれる。愛があふれる家庭だからこそ、愛のある結末。

    昔話に定番の
    一方、隣の家は・・・
    「おなじばあさんでも、こっちはだめさ」と言う、そんな家族。そういう関係性の中この家族は寂しく暮らしています。
    だから、腰の折れた雀が見当たらないと、自分で雀の腰を折ったりできちゃう。

    勧善懲悪を主題としているのですが、ただただ「善を勧め、悪を懲らしめる」のではなく、善き行いができる人には温かい心が育まれている事が感じられる。
    物事の善し悪しを子どもたちに教えるのも大切だが、その前にそれを受け容れられるほどの温かい心を育てたい。

  • 子供が投げた石が当たり、怪我をしてしまったすずめを助けたいいおばあさんがすずめからお礼に瓢箪の種をもらう。
    その瓢箪が大きく成長し、特に大きなものにはお米が入っていた。
    それを妬んだ隣の悪いおばあさんがすずめの腰をわざと折っていい加減に看病をする。
    すずめが持ってきた瓢箪を育てると虫が入っていて、悪いおばあさんは虫に刺され、見られないような顔になってしまった。

    いいおばあさんと悪いおばあさんもの。
    わざとすずめの腰の骨を折る隣のおばあさんが怖い。
    絵が大胆。

  • 5分くらい。
    絵本の方が、となりのばあさんのスズメに対する仕打ちがひどすぎる~。
    表紙のスズメが、「どうだ」と言わんばかりの表情。

  • したきりすずめのようなお話。瀬川 康男さんの絵が好き。

  • 読み聞かせ 8分

    1年生にしました。だれることなくよく聞いてくれました。虫が嫌いな女の子が最後の場面ですごく嫌そうな顔をしたのが可笑しかったです。

  • 「そでふりすずめ」も名作。

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著者プロフィール

1916~1979年。現東京都文京区に生まれる。東京帝国大学国文科卒業。第二次世界大戦後、東京府立第三中学校に復職し、教師の傍ら雑誌に児童文学作品を投稿。後、平凡社勤務を経て、児童文学の創作、翻訳、評論の分野で活躍。1959年自宅に瀬田文庫を開き、毎週土曜日の午後に自宅を開放していた。代表的な作品『なんきょくへいったしろ』『あふりかのたいこ』など、再話『かさじぞう』『ふるやのもり』など、翻訳『指輪物語』のほかに『ホビットの冒険』『ナルニア国物語』などがある。

「2023年 『最新版 指輪物語7 追補編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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