旅の絵本7 (安野光雅の絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 214
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834024630

作品紹介・あらすじ

「旅の絵本」シリーズ初のアジアを舞台にした七巻目は、中国編です。絹布に水墨画のように描かれた世界は、今までのシリーズとは全く違う雰囲気です。まず、旅の男は黄河をさかのぼります。そして陸にあがると、桂林や敦煌などの町を行き過ぎます。兵馬俑発掘現場や万里の長城など名所がいっぱいで、見あきません。その雄大な舞台の中に、お祭り・結婚・葬式という、中国の人々の日常がしっかり描きこまれ、見応えのある一冊となりました。

感想・レビュー・書評

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  • はい、出ました、日本! と思いきや中国です!! この巻だけ右開き。日本によく似てはいるが、やはり中国を感じさせる自然の風景。よく見て、違いを探してみてほしい。

  • 中国です
    一場面ごとの解説があり安野さんの思い入れが伺える絵本です

    中国は広いっ!!!
    だから素晴らしい土地土地の自然や文化が沢山残っている
    敦煌の莫高窟は行ってみたいなあ~

    あとがきから
    北宋時代の宮廷画家、張択端(ちょうたくたん)の「清明上河図(せいめいじょうがず)」(水墨画の絵巻)
    絵として描かれた一本の線も、きちんと定規を当てて描き、精密で、船や橋の構造もわかる、学術的な考証にも耐え得る作品
    「清明」とは、清明節といって、中国のお墓参りの日を意味しているので、「清明節の日に河をさかのぼって、お墓参りに行くという主題」と説明している人もいる
    旅の絵本も一つの河をさかのぼって行くという道順で描かれている

  • なんと!意外にも中国。
    全体的に水墨画っぽいタッチで描かれている。
    うーん。妙に綺麗な中国で違うところみたい。
    下敷きにした「清明上河図」がそういう絵なんだろうけどなあ。
    (失礼なんだけど)
    そして、もっとわかりやすいお話がちりばめられているかと思ったけどザっとみたところないかも。
    もう一度見てみる。

  • ついに中国です。本当にいつも旅している気持ちにさせてくれます。今回はあとがきに解説があります。

  • 中国横断の旅した気分。

  • 本を開いてあれっ?
    開く方向が反対だ。
    なんでだろうと思ったら、今回の旅先は中国なのですね。
    そうなると本は右から左ということになる。絵のタッチもいつもと違います。
    でもなんだか慣れないですね。どうしても目が左から右に流れる。
    万里の長城を抜けた先は、とにかく広さを感じます。
    広い、広い、広い中国。

  • 旅の絵本、中国編。

    中国っぽい画風になっているのがすごい。
    実際に旅をしているから描ける絵本。

  • 遠目に見ると陶器のように滑らかで、
    近づいてみると布地に水墨画のような滲みがあり、
    題材に合わせて手法を変える
    安野のこだわりがいとしくなる。

  • すごく落ち着いた感じの色合いで 子供はどうかな?
    大人にはとてもいいです。

  • ちょっと前に初来日した「清明上河図」を下敷きにした旅の絵本。布地に描くところから始めるあたりがとても気に入っています♪

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著者プロフィール

安野光雅(あんの みつまさ):1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。主な著作に『ふしぎなえ』『ABCの本』『繪本平家物語』『繪本三國志』『片想い百人一首』などがある。2020年、逝去。

「2023年 『文庫手帳2024』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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